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Posted by ブクログ
★★★2021年5月★★★
税務署の腐敗と、出世争いの闇に深く切り込んだ作品。
いつものことながら、松本清張の作品からは昭和が感じられる。
まだ自家用車が普及していなかった事や、個人情報が気軽に交換されていた事、武蔵境はまだ田舎扱いだった事など。
東京の土地勘をもっていれば、より楽しめる作品だと思う。
「深大寺」が登場したのにも、「おっ」と反応した。
作品の内容として、税務署の職員が所轄の企業から接待で豪遊をし
それでその企業の脱税を見逃したり手心を加えたりする「腐敗」がテーマ。
新聞記者の田原典太が追及する。
これはフィクションだから、実際にこのような腐敗が横行していたとは思わないが、迫力のある筆遣いで迫ってくる。新聞社同士の競争や警察との駆け引きも見ものだ。
犯人は「きっとこの人かな」と思われる人がやはり犯人だった。
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