汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

649円 (税込)

3pt

七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。

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汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    じゅわ

    このシリーズを擬音で表すと、このあたりが妥当であろう
    本の内容を擬音で表すことの妥当性は一旦置いて、「じゅわ」について考察を進めたい

    まず何かしらが染み出している
    液状のものが最有力だが、気体という可能性もある
    文学的見地からは精神的なものというのもなかなか洒落ている
    染み出すというのは

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    捨てられた側ではなく、捨てた側の現実世界の話。お互いがお互いを捨てていたんだ
    「貴方は捨てたいんですか? それとも、拾いたいんですか?」

    人生で大事なのは足し算より引き算?

    0
    2023年08月24日

    Posted by ブクログ

    まさか、こんなシリーズ構成に3巻まるまる使うなんて( ;´Д`) 3巻は内容以上に作者の3巻の使い方に衝撃! ファンになってしまった!

    0
    2017年10月20日

    Posted by ブクログ

    ○惑う七草、直進する真辺の横顔の切なさ
    「心を穿つ青春ミステリ」と評されたこの階段島(かいだんとう)シリーズも三作目。はじめて、恋という言葉が出てきましたが、それが全編通してのキーワードになるわけではありません。

    真辺との再会で「引き算の魔女」の噂を知る七草。
    しかし第二弾までとはなんだか少し様子

    0
    2017年05月20日

    Posted by ブクログ

    階段島シリーズ第三弾
    この巻は現実世界のお話

    七草が捨てたもの
    真辺が捨てたもの
    そして、大地…まだ小学二年生なのに、こんなにいっぱい考えて、悩んでいる。
    ちょっと大人っぽ過ぎて切なくなるな。


    〝どうにか思い出そうとしたその赤には、彼女の涙が重なって、くすんだ色をしてみえる。それでも。汚れた赤

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    引き算の魔女に依頼し、自分を捨てた現実世界の七草たちが登場し、物語の核心へ近づく第三巻。
    ストーリーのほうは、その分説明的な要素が多く、この巻単体での満足度は、正直なところあまり高くないが、前の巻を含めて現実のほうの七草がなぜその決断に至ったのか、考えると切ない。

    0
    2022年06月17日

    Posted by ブクログ

    階段島の現実サイドの物語。
    表の世界では七草、真辺、大地の正しさと純粋な優しさが一層鋭利で心が苦しくなりそう。
    表裏を両方描くであろうことは想像できたのに、両者の関連性を正しく把握するために前作までをもう少しキチンと読んでおくべきだった。

    0
    2018年04月10日

    Posted by ブクログ

    3巻目まで読んでふと思ったことだけど、この本は登場人物達みんな落ち着いて一定のルールに従って会話が成立しているように感じた。
    正しい解釈まではできないけれど、基本的に誰も怒ったり、決めつけたりせずに相手の話を聞いているなと。
    隠し事や嘘や探りを入れるようなことをしたら、普通は怒ったり嫌がったりして人

    0
    2017年11月05日

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。
    1作目の謎が少しずつ解明された感じがある。
    引き算の魔女に引いてもらった物について深く考えさせられた。
    モヤモヤする気持ちが嫌で引いてもらったのはわかる。しかし、それで本当にいいのかとも思ってしまった。

    0
    2023年12月23日

    Posted by ブクログ

    読み始めは違和感から。途中で舞台変わったのに気づき、あっ、となりましたが、当然あちらがあればこちらもあるわけで。話が広がってきて、次の巻が気になる3冊目でした。対人関係が人に与える選択の影響、感情の複雑な絡み合いを感じるお話。

    0
    2021年05月02日

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