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Posted by ブクログ
じゅわ
このシリーズを擬音で表すと、このあたりが妥当であろう
本の内容を擬音で表すことの妥当性は一旦置いて、「じゅわ」について考察を進めたい
まず何かしらが染み出している
液状のものが最有力だが、気体という可能性もある
文学的見地からは精神的なものというのもなかなか洒落ている
染み出すというのは、そのものから、その場所から、ゆっくり、じっくりと表出しているということになる
とにかく時間をかけて変化しているのだ
そして何かしら外側からの力によって状態が変化している
それは気圧の変化だったり、誰かに踏まれたりした可能性も考えらる
ひとりの女の子の可能性も十分に考えられる
まとめよう
「じゅわ」とは、なにかしらの外的要因により、ある場所から何かが時間をかけて染み出している状況を表現する擬音である
僕らはそれを恋と呼ぶんだ
呼ばねーよ!( ゚д゚ )クワッ!!
Posted by ブクログ
○惑う七草、直進する真辺の横顔の切なさ
「心を穿つ青春ミステリ」と評されたこの階段島(かいだんとう)シリーズも三作目。はじめて、恋という言葉が出てきましたが、それが全編通してのキーワードになるわけではありません。
真辺との再会で「引き算の魔女」の噂を知る七草。
しかし第二弾までとはなんだか少し様子が異なることに気づく。階段島で起こる出来事ではなく、現実世界で起こる出来事として語られる。これは第三弾までの間ではじめてである。
よく読むと、真辺と七草の関係性もこれまでと微妙に異なる。階段島に送り込まれた人格の反対側にある現実世界。七草は真辺がその状態になっていることに愕然とする。第1弾「いなくなれ、群青」で階段島の七草が思ったように。
あわせて、安達という謎の少女が現れ、彼女も引き算の魔女を探しているのだという。
そして、真辺が「引き算の魔女」の噂を追っていることに気がかりな七草は、真辺がどうしてそう考えているのかを知りたい。少しずつ、いくつもの謎を七草らしく整理しながら回収していく。そして、相原大地という少年の秘密も今回明かされ、前作・前々作の伏線を少しずつ回収。
七草が捨てたものと、真辺が捨てたもの。
いったい何を捨てたのか?今まで捨てた結果から読んできた私たちにとっては、納得がいくような部分もありつつ、改めて突きつけられたその「決断の意味」を知ることになるだろう。
真辺が畳みかけるように、捨てたものと捨てた意味、その両方を七草と会話する。真辺の決意にショックを受けるとともに、そこまでしてお互いに思える関係にぐっとくる!
最後にタイトル「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」の意味が、七草の口から解説される。七草の感情の昂ぶりに、きっと読者は震える。
Posted by ブクログ
3巻目まで読んでふと思ったことだけど、この本は登場人物達みんな落ち着いて一定のルールに従って会話が成立しているように感じた。
正しい解釈まではできないけれど、基本的に誰も怒ったり、決めつけたりせずに相手の話を聞いているなと。
隠し事や嘘や探りを入れるようなことをしたら、普通は怒ったり嫌がったりして人付き合いがしにくくなるようなものだけど、他社を尊重しているのがどの登場人物達のやり取りからも感じられた。
そうじゃないと小説として成り立たなかったり、作者が描きたい世界を描くことができないからかもしれないが、現実を生きている身としてはなかなかこうはいかないよなと思ってしまった。ただの僻みかもしれない。
新しいキーキャラクターも出てきて、いよいよ最終章楽しみ。
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