文春文庫の検索結果

  • 死してなお

    死してなお

    小説・文芸
    3.6
    1巻669円 (税込)
    異常な殺人者となった男の半生とは――。「もぐら」シリーズ著者の新境地 かつて大分県警を震撼させた異常犯罪者・萩谷信。県警の三浦は、彼の半生を調べるため、少ない手掛りをもとに足跡を辿るのだが……。
  • 志士の風雪

    志士の風雪

    小説・文芸
    -
    1巻652円 (税込)
    維新ドラマの裏に隠れた志士の激烈な生涯 松陰のもとで学び、維新志士として、信念を貫く明治の政治家として「暴発」しつつ活躍した品川弥二郎の生涯に光を当てる歴史長篇。
  • 死者と栄光への挽歌

    死者と栄光への挽歌

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    昭和十七年、菊池睦男が生まれる前にニューギニア戦線のボロホロ島で戦死したはずの父親が生きていたという。いや、生きていたが八日前に交通事故で死亡して、そのため一億円の生命保険金が睦男に転げこんでくるという。突然訪ねてきた男に、そう告げられても、睦男は、にわかに信じることができなかった。こんなバカな話ってあるだろうか? ――戦後幾星霜を経てなお戦いの傷痕いえぬ男たちが織りなす凄絶な生死の葛藤。「軍旗はためく下に」から構想十年、著者渾身の長篇推理小説。
  • 師匠はつらいよ  藤井聡太のいる日常

    師匠はつらいよ

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻800円 (税込)
    天才を弟子に持った師匠の喜怒哀楽 将棋界を席巻する天才・藤井総太。その師匠である著者が、 瞬く間に棋界の頂点にたった弟子との交流をユーモラスに明かすエッセイ集。 時におかしく、時に温かいエピソードの数々。一門の不文律、AIとのつきあい方、 対局中のおやつのルールなど、藤井聡太をはじめとする人気棋士たちの喜怒哀楽や その生態を軽やかにつづる。 先崎学九段との対談も収録。 解説=鈴木忠平 単行本 2023年6月 文藝春秋刊 文庫版 2025年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 静おばあちゃんにおまかせ

    静おばあちゃんシリーズ

    小説・文芸
    3.9
    1~3巻722~800円 (税込)
    警視庁一課の刑事、葛城公彦は平凡な青年。天才的な閃きにも鋭い洞察にも無縁だが、ガールフレンドの高遠寺円に助けられ、今日も難事件に立ち向かう。法律家を志望する円のブレーンは元裁判官の静おばあちゃん。最後まで予断を許さないストーリー展開で一気に読ませる痛快アームチェア・ディテクティブ連作。
  • 静かな雨

    静かな雨

    小説・文芸
    3.7
    1巻611円 (税込)
    忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない。 映画化決定(主演・太賀、衛藤美彩)、本屋大賞受賞作家の瑞々しいデビュー作。 行助は美味しいたいやき屋を一人で経営するこよみと出会い、親しくなる。 ある朝、こよみは交通事故の巻き添えとなり、三ヵ月後、意識を取り戻すと新しい記憶を留めておけなくなっていた。 忘れても忘れても、二人の世界は少しずつ重なりゆく。 文學界新人賞佳作に選ばれた瑞々しデビュー作。 *文庫版には「日をつなぐ」(角川文庫『コイノカオリ』収録)も併録しました。 解説・辻原登 ※この電子書籍は2016年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 静かな炎天

    静かな炎天

    小説・文芸
    3.8
    1巻753円 (税込)
    有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。 苦境にあっても決してへこたれず、ユーモアを忘れない、史上最もタフな探偵の最新作。 〈甘いミステリ・フェア〉〈サマーホリデー・ミステリ・フェア〉〈風邪ミステリ・フェア〉〈学者ミステリ・フェア〉〈クリスマス・ミッドナイトパーティー〉など、各回を彩るユニークなミステリの薀蓄も楽しめます。 好評の「富山店長のミステリ紹介ふたたび」も収録。 解説は大矢博子氏。 【目次】 「青い影~7月~」……バスとダンプカーの衝突事故を目撃した晶は、事故で死んだ女性の母から娘のバッグがなくなっているという相談を受ける。晶は現場から立ち去った女の存在を思い出す 「静かな炎天~8月~」……かつて息子をひき逃げで重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。晶に持ち込まれる依頼が順調に解決する真夏の日。晶はある疑問を抱く 「熱海ブライトン・ロック~9月~」……35年前、熱海で行方不明になった作家・設楽創。その失踪の謎を特集したいという編集者から依頼を受けた晶は失踪直前の日記に頻繁に登場する5人の名前を渡される。 「副島さんは言っている~10月~」……元同僚の村木から突然電話がかかってきた。星野という女性について調べろという。星野は殺されており、容疑者と目される男が村木の入院する病院にたてこもっていた。 「血の凶作~11月~」……ハードボイルド作家・角田港大の戸籍抄本を使っていた男がアパートの火事で死んだ。いったいこの男は何者なのか? 「聖夜プラス1~12月~」……クリスマスイブのオークション・イベントの目玉になる『深夜プラス1』初版サイン本を入手するため、翻弄される晶の過酷な一日を描く。
  • 静人日記 悼む人II

    静人日記 悼む人II

    小説・文芸
    3.6
    1巻743円 (税込)
    直木賞受賞作『悼む人』の感動ふたたび! 新聞の死亡記事を見て、亡くなった人を亡くなった場所で「悼む」ために、全国を放浪する坂築静人。死者の周辺の人々から疎んじられ、罵声を浴びせられることもあるが、時には、あなたの行為で救われたと感謝されることもある――。 さまざまな死者や生者との、出会いと別れを繰り返す静人。やがて一人の女性との邂逅が、今度は静人の心にも波紋を生む……。 前書きに、「できるだけ一日に一度、就寝前の時間に〈静人〉となり、空と向き合う。〈静人〉として、星を、星を隠す雲を見上げ、心にわきたつものを書きとめる。」とある通り、直木賞受賞作『悼む人』の主人公の日記という体裁をとった異色の小説は、『悼む人』を読んだ方はもちろん、未読の方にもこの素晴らしい作品世界への格好のイントロダクションになるだろう。
  • 沈む日本を愛せますか?

    沈む日本を愛せますか?

    ビジネス・実用
    4.3
    1巻774円 (税込)
    いま多くの支持を集める二人の論客が、ロック界の大御所、渋谷陽一氏の司会のもと、2009年から2010年にかけて国内政治をテーマに7回にわたって語り合った。 おりしも日本の政権は自民党から民主党へと交代。このような時代の転換期に、二人は何を、どのように見ていたのか。時間の経過してもなお、輝きを失わない、時代を超えた普遍的な分析がつまった対談集。
  • 私生活

    私生活

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「都会生活の哀愁を、巧みに切りとってみせた」と高く評価された第90回直木賞受賞の短篇集である。この世の中、どこの誰にも一枚めくれば、あやしげな私生活があるものだ。人それぞれにおなじ悩みも濃くまた淡く……いささか暗い人生の哀歓と心理の機微を、登場人物それぞれの何気ない会話のうまさと洗練の筆で、さりげなくしかし奥深く捉えた名人芸。「つぎの急行」「たねなし」「丘の上の白い家」「ご利用」「六日の菊」など17の「私生活」を描く。
  • 刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄

    刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄

    小説・文芸
    3.8
    1巻730円 (税込)
    美しく驕慢な女に無条件でひれふす男達の姿は宗教的法悦境にあるかのよう。絢爛な文体と鮮やかな風俗描写、小説の神髄に酔いしれる。 ※この電子書籍は1966年4月に文藝春秋より刊行された『現代日本文学館 16 谷崎潤一郎 I 』に収録された作品の文庫版を底本としています。
  • 下着の捨てどき

    下着の捨てどき

    小説・文芸
    3.6
    1巻690円 (税込)
    眉の毛一本の塩梅、好きな服や下着の賞味期限……ほろ苦くも爽やか。 人生後半について考えるいまこそ読みたい示唆に富むエッセイ集。 「アレ」連発の会話、眉のかたちを整えるときの緊張感、着たいのに似合わない服が増えた…… こんなはずじゃなかったというちぐはぐな感情に揺さぶられるお年頃、それが中年。 あらゆる局面でむずかしいギアチェンジを迫られ戸惑いながらも、 変化をしなやかに受け入れておもしろがる気持ちになれる、痛快で愛すべきエッセイ集。 ※この電子書籍は2016年7月刊行の『彼女の家出』を改題、大幅に加筆修正した文庫版を底本としています。
  • したたかな敗者たち

    したたかな敗者たち

    目の前にいつも戦争があった。傷つき斃れる同世代の若者たちがいた。五月革命に揺れるパリでのベトナム和平交渉を留学生として、サイゴン陥落による南ベトナムの崩壊を海外特派員として目撃した。インドシナ戦争報道にその青春を賭け、さらに国境地帯の砲声を追って今なお戦う人びとの真実を取材した書下しノンフィクション。北ベトナム軍の一兵士からジャングルの中で祖国再興をめざす老宰相まで、みずからを傍観者と位置づけながらも、彼らを描く筆致は愛情にあふれている。
  • 下町の女

    下町の女

    小説・文芸
    5.0
    1巻611円 (税込)
    かつては「新橋」「柳橋」に次ぐ格式と規模を誇っていた下谷の花柳界だが、昭和40年代に入り、人手不足と不景気で寂れゆく一方であった。そんな下谷の芸者屋「福乃家」の女主人・野崎こうは、母の代からの芸者暮らし。こうの芸者名は寿福といい、下谷一の踊りの名手の上に、ぼつぼつ50になろうというのに、どうみても40代前半の色も香も女盛りである。24歳になる娘の桐子は踊りの筋がよく、玄人筋からも将来を期待されていたが「芸者も、芸事も一切、やらない」の一点ばりであった。母娘二人暮らしの日常に、芸者をめざし新潟から出てきた田中市子という25歳の娘が住込みで見習いに入る。こうのパトロンは長年、造船会社の社長・井藤であるが、いまは妻に先立たれ、お手伝いと暮らしている。ある日、井藤は桐子に縁談を持ってくる。桐子の父は井藤なのか? こう・桐子・市子の女三人三様、日々を精一杯生きる姿が胸を打つ、平岩弓枝の花柳小説ここにあり。
  • 七人のトーゴー

    七人のトーゴー

    小説・文芸
    3.0
    1巻495円 (税込)
    七十億円を稼いだリングの悪役、グレート・トーゴーをはじめ、第二次大戦直後、アメリカで人気を呼んだ日系悪役レスラーたちの消息を求めてハワイに行った主人公が、プロレスの世界に仮託してみずからの想いを重ねあわせる表題作をはじめ、プロレスという虚実の境目に実人生の機微を鮮やかに浮かび上がらせた「覆面剥ぎマッチ」、「セメントの世界」「クレージー・タイガー」「奈落の案内人」「ひとりぼっちのツアー」の異色短篇小説六作を収録する。
  • 失踪者

    失踪者

    小説・文芸
    3.7
    1巻827円 (税込)
    読者を翻弄する語り口を堪能できる折原一の「――者」シリーズ。本作のテーマは、あの酒鬼薔薇事件を彷彿とさせる“少年による殺人事件”だ! 犯人に直接インタビューする手法を採るノンフィクション作家・高嶺隆一郎。埼玉県で起きている連続失踪事件を取材するなかで、15年前の同様の事件との関連性が浮かび上がる。月曜日に女が消えること、「ユダ」「ユダの息子」というメモが残されること――。犯人はまた「少年A」なのか? 物語に縦横に張り巡らされた伏線と、その果てにたどり着く衝撃の結末を、とくとご堪能あれ!
  • 嫉妬事件

    嫉妬事件

    小説・文芸
    3.3
    1巻569円 (税込)
    城林大学ミステリ研究会で開催される「犯人当てイベント」。これは部員の書いた小説を推理しあう、年末の伝統行事だ。イベント当日、部員たちは部室に入るなり“悪臭”に気づく。漂う臭いの元には、その名を口にするのも憚られる“ある物体”が! 密室状態の部室で、犯行が可能だったのは誰か、動機は何か、そもそも何でこんなモノが…。信じられないような実話をモデルに書かれた予測不能の推理合戦、驚愕の結末とは!? 作中の犯人当てイベント用小説を特別併録。
  • 質問する力

    質問する力

    小説・文芸
    4.1
    1巻600円 (税込)
    質問することから全てが始まる! 国のいいなりに自分の人生を過ごすのか。それとも自分で理論だてて考えて充実した人生を送るのか。 盛田昭夫氏など政財界有名人のエピソードを交えながら、1985年以降の世界情勢の変化、年金、郵政民営化、日本の教育など諸問題を鋭い視点でとらえ「質問する力」こそが人生やビジネスにとって最大の武器になると説く。
  • 史伝 西郷隆盛

    史伝 西郷隆盛

    小説・文芸
    4.5
    1巻754円 (税込)
    2018年、NHK大河ドラマの最高の教科書 維新の英雄、西郷隆盛の生き様は薩摩の風土・人情、 そして主家島津家の家風を抜きにしては語れない。 名君斉彬から多くの影響を受けた西郷は、維新の志士藤田東湖、 橋本佐内、月照らとの交流から次第に天下に目を向けるようになった――。 疾風怒濤時代の若き西郷の軌跡を辿り、その実像に迫る傑作歴史読物。 (解説・葉室麟)
  • 死に金

    死に金

    小説・文芸
    3.8
    1巻733円 (税込)
    金になることなら何にでも手を出し、数億の財産を貯め込んだ矢坂。彼が死病に倒れたとき、財産を狙う者が次々と病室を訪れる。矢坂の隠し金はどこにある? 著者会心のピカレスク・ロマン!
  • 死神

    死神

    小説・文芸
    3.6
    1巻559円 (税込)
    本当に困っている人はだれ? 市の福祉事務所に勤めるケースワーカーの仕事は、毎日が事件の連続だ。金もなく、子どもと公園で野宿する女性は、それでも働こうとしない。ケースワーカーを脅迫するバーのママ。結婚詐欺を繰り返してきた72歳の老女。アルコールに人生を蝕まれた男。かつては成功しながら栄養失調で保護された作家。社会からはみだした、ときにしたたかな「弱者」たちにどう対したら良いのか、日々奮闘するワーカーたちの事件を描いた連作短篇集。
  • 死にゆく者との対話

    死にゆく者との対話

    人は必ず「死」を迎えます。しかし、その迎え方はさまざまです。若くして死んだ息子、自死した母親、津波で突然に逝った姉――大往生とはいえない形で旅立った人々の死を、残された家族は嘆き悲しみますが、死者たちは、この世に生きる者が「悲しんだりせず、自分と他の人々を大切に、命ある今を楽しく生きてほしい」と望んでいます。本書は大ロングセラー『死にゆく者からの言葉』を読み、死者の呼びかけを聞いたという読者の不思議な体験談を通して、死者と生者の絆、本当の幸せを伝える感動の1冊です。
  • 「死ぬんじゃねーぞ!!」 いじめられている君はゼッタイ悪くない

    「死ぬんじゃねーぞ!!」 いじめられている君はゼッタイ悪くない

    小説・文芸
    4.1
    1巻770円 (税込)
    すべての子供たちの未来の夢と出会いのために叫ぶ魂のエール 中学高校といじめられ、ひとり「死にたい夜」を過ごした中川翔子が傷つき悩む十代に送る言葉。あなたの時間と命は誰も奪えない――。 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 死の天使はドミノを倒す

    死の天使はドミノを倒す

    小説・文芸
    3.3
    1巻896円 (税込)
    世間を敵にまわす人権派弁護士、自殺志願者を唆す「死の天使」、翼をもがれた球体関節人形…… 目くるめく謎の連鎖! 社会派&サプライズ・ミステリーの傑作が誕生! 売れない作家の兄・鈴島陽一と、人権派弁護士の弟・薫。 家族と絶縁し父親の葬儀にも顔を出さない弟に、陽一は腹立たしさを抑えられないが、 やがて薫が失踪したことを知る。 薫は自殺志願者に自死を唆す「死の天使」嶌崎律子の弁護を引き受けていた――。 待ち受けるサプライズを、あなたは見抜けますか? 解説・巽昌章
  • 死のドレスを花婿に

    死のドレスを花婿に

    『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス 狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。
  • しのぶ恋 浮世七景

    しのぶ恋 浮世七景

    小説・文芸
    4.0
    1巻850円 (税込)
    浮世絵からうまれた7つの名篇 近松に描かれスターとなった遊女・梅川に憧れ、端女郎・小梅は心中未遂を試みるが。時に滑稽に時に切なく、江戸に生きた男女を描く。 ※この電子書籍は2020年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 死はこわくない

    死はこわくない

    自殺、安楽死、脳死、臨死体験。 長きにわたり、人の死とは何かを思索し続けた<知の巨人>が、正面から生命の神秘に挑む。「死ぬというのは夢の世界に入っていくのに近い体験だから、いい夢を見ようという気持ちで自然に人間は死んでいくことができるんじゃないか」。 がん、心臓手術を乗り越えた立花隆が、現在の境地を率直に語る。
  • 芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影

    芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影

    小説・文芸
    3.7
    1巻710円 (税込)
    ここ数年、惑いに流されている北町貫多。あるミュージシャンに招かれたライブに昂揚し、上気したまま会場を出た彼に、東京タワーの灯が凶暴な輝きを放つ。その場所は、師・藤澤清造の終焉地でもあった――。何の為に私小説を書くのか。静かなる鬼気を孕む、至誠あふれる作品集。「芝公園六角堂跡」とその続篇である「終われなかった夜の彼方で」「深更の巡礼」「十二月に泣く」の四篇を収録し、巻末に、新たに「別格の記――『芝公園六角堂跡』文庫化に際して」(18枚)を付す。 ※この電子書籍は2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 「司馬さん」を語る 菜の花忌シンポジウム

    「司馬さん」を語る 菜の花忌シンポジウム

    小説・文芸
    5.0
    1巻880円 (税込)
    2023年は司馬遼太郎生誕100年! 司馬さんが好きだった花に由来する〈菜の花忌〉。 司馬作品にちなんだテーマで、パネリストたちが自由に意見交換をする シンポジウムは、司馬作品のさらなる魅力を見出す場として、定着している。 過去25回の中から17回分のシンポジウム、3本の講演を編んだ、 文春文庫オリジナル。新たな気づきを与えてくれる貴重な記録。 (目次抜粋) 「竜馬と司馬遼太郎」井上ひさし・檀ふみ・永井路子・松本健一/「二十一世紀に生きる君たちへ」安藤忠雄・井上ひさし・養老孟司/「司馬作品の輝く女性たち」田辺聖子・出久根達郎・岸本葉子/「『坂の上の雲』と日露戦争」篠田正浩・黒鉄ヒロシ・松本健一・加藤陽子/「3・11後の『この国のかたち』佐野眞一・高橋克彦・赤坂憲雄・玄侑宗久/「『関ケ原』――司馬遼太郎の視点」原田眞人・葉室麟・伊東潤・千田嘉博/「土方歳三と河井継之助――『燃えよ剣』『峠』より」小泉堯史・黒川博行・星野知子・磯田道史/「『胡蝶の夢』――新型コロナ禍を考える」澤田瞳子・澤芳樹・村上もとか・磯田道史 (講演)福田みどり・養老孟司・沢木耕太郎
  • 鮪立の海

    鮪立の海

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    三陸海岸の入り江にある港町「仙河海」。 大正十四年にこの地に生まれた菊田守一は、「名船頭」として名を馳せた祖父や父に憧れ、一人前の漁師になることを夢見ていたが、戦争がはじまり、守一が乗っていた船は海軍の徴用船にされてしまう。グラマンの機銃掃射、米軍潜水艦からの攻撃で船は大破し、父は大けがで漁師を引退、兄は海の藻屑と消えたが……。 大正~昭和の激動の時代をひたむきに生き抜いた人々と日常を描いた感動巨編! 解説・土方正志 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 渋沢栄一 上 算盤篇

    渋沢栄一

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻968円 (税込)
    新1万円札の肖像画に選ばれた、「日本資本主義の育ての親」渋沢栄一。幕末から明治、大正、昭和へと至る91年の激動の生涯を、博覧強記の才人・鹿島茂が描いた傑作評伝、ついに電子書籍化! 近代日本の「資本主義」をつくりだした渋沢栄一。彼がその経済思想を学んだのは、「産業皇帝」ことナポレオン3世の統べる19世紀フランスからだった。豪農の家に生まれ、尊皇攘夷に燃えた彼は、一転、武士として徳川慶喜に仕えることになり、パリ万博へと派遣される。かの地で渋沢に影響を与えたのが、産業を拡大することで労働者の福利厚生を充実させるという「サン=シモン主義」の思想だった。帰国後、維新政府に迎えられるが、日本に資本主義を興すため、民間人として生きることを選ぶ……波瀾万丈の評伝、その上巻・算盤篇。 「近代日本は、世界に類を見ないほどの幸運に恵まれていたといえる。なんのことかというと、日本の資本主義は、この「損して得取れ」という思想をバトル・ロワイヤルが行われる以前にすでに体得し、血肉化していた渋沢栄一という例外的な人物によって領導され、実に効率よく高度資本主義の段階に入ることができたからである」 (本文より)
  • 渋谷

    渋谷

    親の前で厚化粧し、風俗で素顔になるユリカ。あらゆるイジメに遭い、過干渉な母親のもとで自閉ぎみになったエミ。母親との確執から家を飛び出し、デートクラブへ通った元コギャルのサヤカ。少女達は口々に「本当の自分を見てみたい」と言い「母親は自分を本当は愛していないのではないか」と葛藤し、揺れ動いている。写真家・藤原新也が“いま”をカメラで写しとるように、日本でリアルに起きている母娘の歪んだ愛憎関係をあぶり出す、戦慄のドキュメンタリー。映画化原作。
  • 私本・源氏物語

    私本・源氏物語

    「どの女も新鮮味が無うなった」「大将、またでっか!?」ウチの大将・光源氏の君は御年17歳。好奇心はちきれんばかりの色けざかりの遊び好き。花の如き美貌の貴公子であらせられるが、女にモテすぎて、もはや恋愛傾向がアブノーマルになりつつあるのが悩みの種。さて今宵もまた、大将のおなご漁りの橋渡し役にひと肌脱ぐとしますか……。世間をよく知るオッサン家臣「ヒゲの伴男」が、庶民目線で無敵のナンパ師「光源氏」の恋愛ライフを語る。お茶目な源氏物語!
  • 屍末師 松永久秀の罠

    屍末師 松永久秀の罠

    小説・文芸
    5.0
    1巻880円 (税込)
    戦乱の世に蠢く“人ならざる者”の陰謀 羽柴秀吉の命により、青年・松助が行動を共にすることになった壮年の武士には秘密の力が──ノンストップ伝奇アクション、開幕。 秀吉の密命を受け、若き近習の松助は山奥に住む壮年の大男、玄信に会う。錆びた槍だけで戦場に向かう玄信、彼には”人ならざる者”を討滅する秘めた力があった――。戦乱の世に蠢く”死”を巡る大いなる陰謀、そして裏切りの将・久秀の野望に松助が立ち向かう。戦国の覇権争いと神々の戦いが交錯する怒涛の伝奇アクション開幕!
  • 島原大変

    島原大変

    小説・文芸
    5.0
    1巻672円 (税込)
    土地の人々が「奥山」と呼ぶ普賢岳に続き、寛政四年三月一日、島原の「前山」が火を噴いた。大噴火は地震と津波を誘発し、肥前島原藩七万石の城下町は一夜にして土砂に埋まった――。大自然の猛威を目の当たりにし、恐怖におののく藩主、武士、医師、町民の姿を活写する表題作の他、歴史短篇小説の傑作三篇を収録。
  • シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

    シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力

    小説・文芸
    4.2
    1巻586円 (税込)
    人生には、前世からの定めとしか思えない運命的な出逢いがある。──イタリア語通訳として長年活躍する著者が出会った、年齢も国境も超えた忘れがたい6人の男女。イタリア美容界・女王の素顔、和製カサノヴァの正体、ギリシャ彫刻さながらの美男の逆玉の輿の顛末……彼らの人生をたどり直し、著者ならではの洞察力と共鳴力で、奥深い真の姿を鮮やかに描ききった珠玉のエッセイ集。“シモネッタ”の名付け親、米原万里さんに捧げる感涙必至の追悼エッセイを収録。
  • シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ

    シモネッタのデカメロン

    小説・文芸
    3.8
    1巻600円 (税込)
    巨漢の50代イタリア人男性が、日本出張のたびに、清楚な素人女性のお持ち帰りに成功する理由とは。セクシーなエリート・エンジニアがつく、妻にバレバレの嘘とは。既婚イタリア人女性がセックスしたいと思っている相手のトップは? 通訳歴30余年、アモーレ(愛)の国イタリアで、著者が見聞したおかしな夫婦や恋人たちのエピソード満載。愛の向こう側に豊かな文化が見えてくる、人生を楽しみつくすオトナのエッセイ集。解説にかえて、故・米原万里さんとの対談収録。
  • 斜影はるかな国

    斜影はるかな国

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,018円 (税込)
    1936年、フランコ将軍らが蜂起して勃発したスペイン内戦。その最中に、ギジェルモ・サトウと名乗る日本人義勇兵がいた。通信社特報部の記者・龍門二郎は、男の足跡を取材するためスペインに飛ぶが、その裏には大いなる秘密が隠されていた――。スペインの過去と現代を舞台に描かれた、壮大な冒険ミステリー。
  • 灼熱起業

    灼熱起業

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    サラリーマンで終わるつもりはない! 見果てぬ夢を追う男の物語。 放送局のエース営業マン・武田光司は、周囲の反対を押し切って退職、自転車の輸入販売を始めた。 商習慣の違いで失敗し、信頼する部下や取引先にも裏切られ、幾度も会社存続の危機に。 家族や仲間、先輩経営者に支えられ、急成長するスーパーマーケットでの販売に活路を見出すが……。 解説・高成田享 ※この電子書籍は2000年3月にKADOKAWA、2005年11月に講談社より刊行された文庫を、2021年2月に改題し刊行した文春文庫を底本としています。
  • シャトウ ルージュ

    シャトウ ルージュ

    小説・文芸
    3.5
    1巻774円 (税込)
    調教(ドレサージュ)によって女は変貌する……。毎夜くりひろげられる美貌の妻の「調教」。そして、仮面をつけた異国の男たちによって弄ばれる妻の白い裸身を、隠し部屋から覗き見る夫の若い医師──。舞台はフランスの古いシャトウ。中世そのままの城内で行われる淫らな“儀式”が外に知られることはない。はたしてこの背徳の行為は、二人の運命に何をもたらすのか? 恋愛小説の第一人者が、「愛と性」の深淵をえがく、官能と背徳の衝撃作。
  • シャドウ・ストーカー 上

    シャドウ・ストーカー

    彼女の歌が聴こえたとき誰かが殺される。 人気歌手につきまとうストーカー。連続殺人の犯人は彼なのか? “人間嘘発見器”キャサリン・ダンス 待望の第3作! キャサリン・ダンスの友人で人気歌手、ケイリーはストーカーに悩まされていた。メールアドレスを変えても頻々とメールを送りつける男エドウィン。彼が数日後のコンサートに現れるという。ダンスが事態の対応に乗り出した矢先、ケイリーの側近が殺害された……。いかなる嘘も見抜く《人間嘘発見器》キャサリン・ダンス第3作!
  • 車夫

    車夫

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻800~850円 (税込)
    時代に逆行した乗り物――人力車。 だけど乗る人を笑顔にできる素敵な乗り物でもあるのです! 家庭の事情で高校を中退した吉瀬走は、生きるために夢中になった陸上も辞めざるを得なかった。 そんな中、陸上部OBの前平が現れ、人力車のひき手をやらないかと誘われる。 車夫の条件は、走るのが好きなのとイケメンであること!? 浅草の「力車屋」で車夫となった少年と同僚や客らとの交流が瑞々しく描かれた感動の物語。 期待の新鋭作家、初の文庫化作品! 「人力車が運ぶ一期一会の幸せを感じました」(女優・奈緒) 解説・あさのあつこ
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

    斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

    小説・文芸
    4.4
    1巻774円 (税込)
    日本文学を代表する天才作家の名作11篇! 没落貴族の家庭を背景に、滅びゆく高貴な美を描く「斜陽」。太宰文学の総決算ともいうべき、小説化された自画像「人間失格」。ふたりの若者の信頼と友情を力強く表現した「走れメロス」。家族の幸福を願いながら自らの手で崩壊させる苦悩を描き、命日の呼び名となった「桜桃」など、11篇を収める。 奥野健男氏のくわしい年譜、臼井吉見氏のこまやかな作品案内と作家評伝付き。 <収録作品> 斜陽 人間失格 ダス・ゲマイネ 満願 富嶽百景 葉桜と魔笛 駈込み訴え 走れメロス トカトントン ヴィヨンの妻 桜桃
  • 上海ララバイ

    上海ララバイ

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「私は、一瞬ともいえるあいだに見せた母の強いけはいにたじろいだ。そして、自分と母とのあいだにピンと張られた糸が、巨大な指の爪先にビンとはじかれたような幻想におちいった――」母と私がはじめて会ったのは高校卒業の直前だった。新聞の上海特派員だった父は私の誕生前に腸チフスで死に、母は祖父・村松梢風の意志で、祖父の籍に入れられた私を残して他家へ嫁いだのだ……。不安定な思いを抱きながら母とともに、幼児期を過ごした千駄ヶ谷の家を探し、上海を訪ねる自伝的長篇。
  • 宗教が往く 上

    宗教が往く

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻673~733円 (税込)
    松尾スズキの自伝的要素を含んだ初の長編小説がついに電子化! 巨頭の少年フクスケは15歳にして生家を追われ、未知の大都会東京へと旅立つ。そこで出会った男のいざこざに巻き込まれ、伝染病が蔓延する中、死体の供養をしながら混乱と衰退と過剰が支配する日常を過ごしていた。そして、25歳になったフクスケは、『劇団大人サイズ』を結成する。 純愛・絶笑・神様! 因果の禍にまみれたフクスケの、文学史上類を見ない純愛冒険奇譚がいま始まる。
  • 習近平 なぜ暴走するのか

    習近平 なぜ暴走するのか

    小説・文芸
    4.3
    1巻733円 (税込)
    習近平は2012年秋、中国の最高指導者に就任した。軍の台頭、少数民族との対立、汚職問題、民主化への対応……。いまや世界2位の経済大国になりながら、共産党の独裁を続ける矛盾が吹き荒れるこの国を、彼は御してゆくことができるのか。それとも、覇権国家「最後の皇帝」となるのか。一流ジャーナリストが詳細をレポートする。
  • 秋色(上)

    秋色

    小説・文芸
    -
    1~2巻815~865円 (税込)
    「秋色」とは、心の中にある秋景色のこと、である。 世界的に有名な建築家と京都の名家出身の二廻り年下の妻、この華麗なる夫婦の実態は……夫には三十年来の愛人がいる。常に控えめな妻は、シドニー行の機内で出会った奈良の老舗の二男坊に惹かれていく。シドニー、麻布、銀座、奈良、京都、伊豆山と舞台を移して、華やかに、かなしく、時におそろしく展開される人間模様と愛のかたち。
  • 終生ヒトのオスは飼わず

    終生ヒトのオスは飼わず

    小説・文芸
    4.0
    1巻540円 (税込)
    ロシア語会議通訳、エッセイスト、作家として56年の生涯を走り抜けた米原万里さんのもうひとつの顔は、毛深い大家族(猫5+犬3)の“慈愛深き母”でした。前作『ヒトのオスは飼わないの?』の続きと、雑誌に掲載されたエッセイを集め、一周忌に合わせて2007年5月に刊行されたのが本書です。ご両親のことや米原家のルーツに触れる話など、しみじみとしたタッチの作品が揃いました。タイトルは、生前ご自分で書かれた「私の死亡記事」というエッセイ(本書収録)につけられたものです。
  • 衆 1968 夏

    衆 1968 夏

    小説・文芸
    3.8
    1巻693円 (税込)
    贖罪の刻、来たれり―― 1968年、機動隊との衝突の最中、一人の高校生が命を落とした。事件の真相を探求する大学教授が恩讐の彼方に見出したものとは?
  • 終点のあの子

    終点のあの子

    小説・文芸
    4.1
    1巻740円 (税込)
    オール讀物新人賞を受賞し、繊細な描写が各紙誌で絶賛された、注目の著者のデビュー作。「揺れ動く思春期の心理を見事に描いた秀作、というより力作だ」(篠田節子選考委員)と賞された受賞作「フォーゲットミー、ノットブルー」は、中高一貫女子校を舞台にした青春小説。級友に対する憧憬がいつしか憎しみに変わる様子を、柔らかく繊細な文章で描く。ほか、連作3篇を含む全4篇を収録。
  • 珠玉

    珠玉

    小説・文芸
    4.0
    1巻407円 (税込)
    青い海の色をしたアクアマリン──床にオガ屑を撒いた酒場で出会ったのは、海で行方不明になったらしい息子を探し続ける医者だった。赤い血の色をしたガーネット──渋谷の中華料理屋の主人が貸してくれた宝石は、スランプだった「私」に赤い色にまつわる記憶を呼び覚ます。乳白色の月の色ムーン・ストーン──その石を手に入れたときから、心に生まれた白い核。若き女性編集者と情事を重ねながら、その核心を追い求める「私」。三つの宝石に託して語られる、作者絶筆の三部作。
  • 淑女の休日

    淑女の休日

    小説・文芸
    3.6
    1巻733円 (税込)
    幽霊が出る。女性に人気のシティリゾートホテルで、そんな噂がささやかれ始めた。鮎村美生が調査を開始した直後、幽霊の目撃者である美津子が何者かに殺される。残された美津子の白無垢姿の写真の謎。美津子はずっと独身だった――。一時の錯覚でもいい。夢が見たい。女性の哀しさを切なく描いた上質のミステリー。
  • 宿命 習近平闘争秘史

    宿命 習近平闘争秘史

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,018円 (税込)
    徹底した現場取材で、長期政権への内幕を暴露! 中国共産党の原動力は権力闘争だ。地方政治家から国家主席に上り詰め、闘う宿命を背負う男の真実。『十三億分の一の男』を改題増補。 【目次】 序 章 「習近平新時代」 第一章 愛人たちが暮らす村 第二章 習近平の一人娘を探せ 第三章 紅く染まった星条旗 第四章 ドキュメント新皇帝誕生 第五章 反日狂騒曲 第六章 不死身の男 第七章 サラブレッドの悲劇 第八章 クーデター 第九章 紅二代 終 章 宿命 特別収録 エズラ・ボーゲル インタビュー 「習近平は最強の独裁者なのか」 あとがき 文庫版あとがき
  • 主君 井伊の赤鬼・直政伝

    主君 井伊の赤鬼・直政伝

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    その男は、たった一人の井伊家再興の希望だった──。 お前の“主君”はだれだ? 人は何のために人に仕えるのか。 家康に寵愛され、その苛烈さから「赤鬼」と呼ばれた井伊家第17代当主・井伊直政の生涯を、家臣・木俣守勝の目を通して描く。 EXILE/三代目J SOUL BROTHERSの小林直己さんによる前代未聞、怒濤の1万字解説「苛烈で、繊細で、孤独で、その瞬間、一人だけ共にいた」を掲載。 「『忠義とは何か。お前は誰に仕えているのか。そして天命とは』 本書から投げかけられたこの問いに対し、現代を生きる我々と、僕自身のバックグラウンドであるEXILEを比較対象とし、答えを模索していきたい」(解説より) たった一人の井伊家再興の希望として、直虎はじめ一族の願いを一身に背負い、徳川幕府譜代筆頭にまで登りつめた直政。 戦になれば大将自ら一番槍で突っ込んでいき、命を惜しまない直政に終始振り回されながらも生涯支え続けた守勝。 対照的な性格から、守勝は直政に反発に似た感情を抱きながらも、我が身を守ることを知らぬ苛烈さに惹かれていく。 その二人の今生の別れは、苦い悔いに満ちたものだった。 数多くの作品が映像化、漫画化されている著者の初めての歴史小説が、大河ドラマに先駆けて井伊直虎を描いた『剣と紅』。これに続き、井伊家第17代当主・井伊直政を描いた歴史小説二作目。 ※この電子書籍は、2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 朱なる十字架

    朱なる十字架

    小説・文芸
    4.7
    1巻621円 (税込)
    細川ガラシヤ――。彼女の父は、謀叛を起こした明智光秀。夫は、冷ややかに父を無視した細川忠興。無垢な心と比類なき美貌を併せ持つ彼女に課せられた運命は、あまりにも過酷であった。深い苦悩の末、禁制のキリスト教に救いを見出したのも束の間、関ヶ原合戦の前夜、彼女は自らの命を絶つことになってしまう――。ガラシヤ夫人の愛と苦悩、憂愁の生涯を描く感動の長篇小説。
  • 酒(しゅ)にまじわれば

    酒(しゅ)にまじわれば

    小説・文芸
    3.6
    1巻611円 (税込)
    酒にも色々あるけれど、飲まずにいられないのは皆同じ。今日も酒場を漂流する“あたし”こと、なぎら健壱のおかしさと哀しみに彩られた呑兵衛エッセイ。出会いがしらに「山!」と合言葉を発する見知らぬ男に対し、咄嗟に「川!」と答えると「あのことは万事うまくいった。心配するな」。うまくいったならいいか~と思った次の瞬間「よくねぇよ。あのことって何だよ」。そんなエピソードが満載。アルコールの匂いがムンムンの酒場写真、オリジナル〈蔵出し〉原稿も収録。
  • 修羅の桜

    修羅の桜

    小説・文芸
    4.0
    1巻790円 (税込)
    読者を何度も翻弄する中学受験×ミステリ 中学受験塾で万年トップの多門が姿を消した。家出? 事故? 事件? 街が騒然とする中、ある同級生の家から彼の服が見つかり……。読者の予想を何度も裏切る、、緊迫感あふれる中学受験ミステリー。
  • 修羅の匂い

    修羅の匂い

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ブティックの女経営者の恋人が殺され、彼女の親友である人妻に疑いがかかる。殺人現場に残された人妻と同じ香水の香りの謎は? (「修羅の匂い」)。実直なサラリーマンが出来心で犯した浮気相手の若いホステスの部屋を訪れると、彼女は全裸で倒れていた。男にアリバイはない(「擦れ違った顔」)。一見、何不自由ない平和な家庭に隠された事情、場末の調査事務所に持ち込まれた五つの依頼は、やがて凄惨な事件へと発展する。著者持ち前の曖昧の美学が光る本格ハードボイルド連作短篇集。
  • 旬菜膳語

    旬菜膳語

    小説・文芸
    3.5
    1巻639円 (税込)
    江戸時代のウナギ蒲焼は、丸のまま焼いてブツ切りにする料理だった。蕎麦のセイロは、かつて蒸していた頃の名残り。浩瀚(こうかん)な食物史は縦横無尽。しこうして母の漬けた30年物の梅干を舐め、少年時代の松茸フライの味を懐かしく想い出す。『イギリスはおいしい』で英国の驚くべき食材の素晴らしさを紹介した“リンボウ先生”こと林望先生が、日本の旬の食材をテーマに切り込んだ。やっぱり日本がおいしかった! うまし国ニッポンを再発見する、垂涎エッセイ。
  • 春秋名臣列伝

    春秋名臣列伝

    小説・文芸
    3.4
    1巻710円 (税込)
    中原の覇者を目指す者たちの深謀遠慮 中国最古の年代記『春秋』を孔子が編み、呉越が戦った時代。管仲や子産、孫子など二十人の名臣を軸に、各国の興亡のドラマを描く
  • 春風無刀流

    春風無刀流

    小説・文芸
    -
    1巻489円 (税込)
    幕末から明治にかけて一刀正伝無刀流を拓き、明治維新では勝海舟、西郷隆盛らと親交をかさね、大政奉還後の官軍と幕軍の衝突を防ぐべく身を挺した山岡鉄舟。彼は、剣の人であると同時に天皇側近の人でもあった。剣豪小説で定評のある著者が、剣の奥義をきわめた鉄舟の「無我」で虚心、その悠然たる生涯を描く。
  • シューカツ!

    シューカツ!

    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    水越千晴は、ファミレスのバイトを頑張る大学3年生。この春、学内の仲間6名と「シューカツプロジェクトチーム」を結成した。その目標は、最難関マスコミへの全員合格! クールなリーダー、美貌の準ミスキャンパス、理論派メガネ男子、体育会柔道部、テニスサークル副部長、ぽっちゃり型の女性誌編集志望と個性豊かなメンバーの、闘いと挫折と恋の混戦の行方は…。シューカツを通じて、自分の知らない自分に気づいていく仲間たち。直球の青春小説!
  • 生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話

    生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話

    ビジネス・実用
    3.5
    1巻800円 (税込)
    どうすればお金と仲良くなれるのか? 麻雀もFXも負け続けのサイバラが、「生涯投資家」村上世彰に投資とお金について教えを乞い、 株とビットコインに挑戦。その結果は文庫特別編「3年後の収支報告」対談で! 村上世彰氏と西原理恵子氏といえば、ともに“お金好き”で知られています。しかし実態は正反対。 村上ファンドをはじめ投資で財をなした村上氏に対し、西原氏は、曰く投資もバクチも麻雀も、実はこれまで負けっぱなし。 そこで本書の前半では、村上氏が西原氏に、 「投資とギャンブルはどう違う?」「買っていい株とダメな株の見分け方」 「損切りのタイミング」「ビットコインの将来性」などについて分かりやすくアドバイス。 後半は実践篇として、西原氏が1000万円を用意し、息子とともに日経225などの株に挑戦! それまでゲームばかりしていた息子はCNNを見るように…… 誰でも投資の極意をつかめるサイバラのイラスト付き! ※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 小学五年生

    小学五年生

    小説・文芸
    3.9
    1巻569円 (税込)
    収録された17話の主人公は、いずれも小学五年生の少年。転校先で友達作りにしくじった子、男女のカラダの違いを意識しはじめる子、父親を亡くした寂しさで心が折れそうな子、親の離婚で幼いながら母親を支えていく子…。それぞれが直面している現実を、その小さな体で精一杯受けとめ、自分で考えながら成長していく。多感な時期の少年特有の感じ方、かけがえのない一瞬を、重松清ならではの温かいまなざしで切りとった。健気さに胸が熱くなる、愛おしい短篇集!
  • しょうがの味は熱い

    しょうがの味は熱い

    小説・文芸
    3.8
    1巻488円 (税込)
    同棲=結婚じゃないの?! 煮え切らない男・絃と煮詰まった女・奈世が繰り広げる現代の同棲物語。トホホ笑いの果てに何かが吹っ切れる、迷える男女に贈る一冊。
  • 将棋指しの腹のうち

    将棋指しの腹のうち

    小説・文芸
    4.2
    1巻690円 (税込)
    藤井聡太が対局中に豚キムチうどんを注文して、 千駄ヶ谷の聖地と化した「みろく庵」。将棋指し御用達のこうした店では、 昔から棋士たちが勝負の傍ら、飲みかつ食い、素顔を見せてきた。 どんな世界にも、表があれば裏がある。現役棋士が小声で明かす、 メディアには決して登場しない「本当の現場の将棋メシ」。 解説=高橋茂雄(サバンナ) ※この電子書籍は2020年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 将軍の子

    将軍の子

    小説・文芸
    4.3
    1巻740円 (税込)
    名君・保科正之の来歴を、爽やかに描きだす。 生まれた直後に養子に出された徳川秀忠の庶子、保科正之。 不遇にも見える生い立ちの陰には、彼を思いやる多くの人々がいた。 養母となった武田信玄の娘、見性院。 人徳の高さを買われ、養父となった高遠藩主、保科正光。 そして陰に日向に力になってきた老中、土井利勝。 江戸城の外で育った「将軍の子」は、 いかにして稀代の名君と呼ばれるに至ったのか。 今もっとも注目される歴史時代小説の新鋭が、その半生を辿る。 ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 正直申し上げて

    正直申し上げて

    小説・文芸
    3.7
    1巻880円 (税込)
    週刊文春連載「言葉尻とらえ隊」文庫第五弾 目指せ、最高のコタツ記事! ネットを巡回して拾い上げた言葉に独自の論考をねっとり加えた「週刊文春」人気連載「言葉尻とらえ隊」、文庫オリジナル第五弾。 タイトルは「あるしょうもない政治家の、全然正直申し上げていない発言から取っております」(まえがきより)。 岸田内閣発足、ガーシー登場、映画業界の性加害問題、安倍元首相の狙撃事件、ビッグモーターの保険金不正請求、ツイッターがXに、ジャニーズ解体、宝塚いじめ・パワハラ問題、松本人志の性加害疑惑報道…………激動の日本を言葉で斬る時事コラム120本収録。 「ユーキャン新語・流行語大賞」「JC・JK流行語大賞」はもちろん、滝沢カレン、眞栄田郷敦、シソンヌ・じろう、羽生結弦ほか、著名人の結婚報告も細かくチェック。 ●アップデートしたスギちゃんの妻の呼び方「配偶者」 ●気持ち悪い切り方をされて「ンバー」の浮遊霊化が怖い「マイナ」 ●『タモリ倶楽部』らしくない終了理由「番組としての役割は十分に果たした」 ●社名変更直前のライブでNEWS・増田貴久が発言した「ジャニーズは永久に不滅です!」 ●辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2023」第4位「性加害」 ……ほか約2年半分の言葉を大考察!
  • 少女外道

    少女外道

    小説・文芸
    4.0
    1巻611円 (税込)
    戦前の日本。裕福な家庭に育った久緒は、出入りの植木職人・葉次が苦悶する姿を見て、苦しみや傷に惹かれてしまう「外道」の自分を自覚する。そして「この感覚は、決して悟られてはならない――」と誓う。人には言えない歪みを抱きながら、戦前~戦後の日本をひとり生きた女性画家の人生を描いた表題作。ほか、火葬場で初めて出会った男女2人が突然、人の倫理を飛び越す「巻鶴トサカの一週間」など、彼岸と此岸、過去と未来を自在に往還する名手・皆川博子の傑作短篇7篇を収録。
  • 少女と武者人形

    少女と武者人形

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    「武者人形の剣に血が噴きだしてきたとき、人が死ぬ……」母親と弟の事故死。少女のなかで武者人形と葬式がひとつに重なった。そして別荘での父と叔母の情事──思春期の少女の、揺れ動く複雑な心理と夢魔の世界を描く「少女と武者人形」。ネコをかわいがっている家に赤ん坊が生まれると、ネコと赤ん坊で“運”をとりあい、ネコが死ぬ。でもネコの“運”が赤ん坊の“運”に勝ったとしたら──「ネコのいる風景」など、「奇妙な味の小説」十二篇を収めた直木賞候補の連作短篇集。
  • 小説 立見尚文 闘将伝

    小説 立見尚文 闘将伝

    小説・文芸
    3.6
    1巻712円 (税込)
    「東洋一の用兵家」と呼ばれた知られざる名将の肖像 桑名藩雷神隊から陸軍大将へ。戊辰、西南の役、日清・日露の四戦場を稲妻のごとく疾駆した名将の颯爽たる生涯を描いた傑作歴史長篇
  • 小説にすがりつきたい夜もある

    小説にすがりつきたい夜もある

    小説・文芸
    3.0
    1巻693円 (税込)
    四面楚歌の状況下、すがりついた一冊の本─。爾来、藤澤清造の歿後弟子としての運命が拓ける。 葛西善蔵論として卓越な「凶暴な自虐を支える狂い酒」、独得な筆致による「ヰタ・セクスアリスの色慾譚」など、無頼、型破りな私小説作家の知られざる文学的情熱が満載された、芥川賞受賞前後のエッセイ集。【本書は、『随筆集 一日』を再編集、改題したものです】
  • 小説吉本興業

    小説吉本興業

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    古くはエンタツ・アチャコから、明石家さんま、桂三枝、笑福亭仁鶴、西川きよし、横山やすし、島田紳助、松本竜介、オール阪神・巨人、今いくよ・くるよなど、人気タレントを擁する<笑いの王国>吉本興業の「笑売繁盛」の秘密。大正から昭和にかけて大阪の寄席を次々と手中に収めていき、さらには関東にも進出、現在にいたる長い歴史をもつ興行師、上方の演芸とともに生き、「吉本ブーム」を支えてきた演芸界のドン、林正之助の夢と野望を描く長篇小説。
  • 正倉院の矢

    正倉院の矢

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    中国地方の奥深い山間部に、くっきりと山影を映して静まりかえる人工湖の水底に沈んだ姉。湖面に残された一本の矢羽。姉の死と一本の矢羽を結ぶ糸は? 大豊家伝来の矢羽は、ふとしたことから十五年ぶりに故郷に戻った伊佐俊太郎を、快楽と狂気の秘儀図の世界へと赴かせる。古い矢羽の持つ魔性を描く表題作、永遠の美神に蹂躙される人間を描く「蜥蜴殺しのヴィナス」、楽焼の美の秘密を探る「京の毒・陶の変」など、美に魅入られて破滅への道をたどる人間たちを描いた異色作品。
  • 小隊

    小隊

    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    ★「ブラックボックス」で芥川賞を受賞した作家の衝撃作&デビュー作が合本に。 ロシア軍が北海道に上陸。自衛隊の3尉・安達は敵を迎え撃つべく小隊を率いて任務につく。避難を拒む住民、届かない敵の情報、淡々と命令をこなす日々――。そんな安達の”戦場”は姿を現したロシア軍によって地獄と化す。「自衛隊の戦争」を迫真のリアルさで描く表題作ほか、元自衛官の芥川賞作家による戦争小説3篇。 【収録作】 「小隊」(第164回芥川賞候補) 「戦場のレビヤタン」(第160回芥川賞候補) 「市街戦」(第121回文學界新人賞受賞) ※この電子書籍は、2019年1月刊行の単行本『戦場のレビヤタン』、2021年2月刊行の『小隊』、「市街戦」を収録した文庫版を底本としています
  • 象徴の設計 新装版

    象徴の設計 新装版

    小説・文芸
    3.8
    1巻672円 (税込)
    西南戦争が終結した後も、日本の動揺は続いていた。そんな時、今度はなんと天皇を守るべき近衛兵が反乱騒動を起こした。竹橋事件である。その背景にあったのは、自由民権運動と農村の貧困。武士に代わる軍隊の脆弱さに事態を重く見た時の陸軍卿山県有朋は、軍のより一層の近代化を進めるため、軍人の軍人たる心構え、すなわち「軍人勅諭」を創るよう西周に命じる。それは天皇にのみ忠誠を誓う統一国家の軍隊だった。明治前期、帝国陸軍創設に意を尽くした山県有朋を描く。
  • 賞ナシ罰アリ猫もいる

    賞ナシ罰アリ猫もいる

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    大ベストセラー『塀の中の懲りない面々』の著者は、「塀」の外でも桁はずれにユニークな交流を楽しんでいた!? 「会ったら最後みんなお友達」をモットーに、渡る世間は順風満帆。ゲイバーの用心棒時代には三島由紀夫と知り合い、作家となるにいたっては心の師匠・山本夏彦の姿に感涙、同級生は橋本龍太郎で和田アキ子をかつて熱心にくどいた過去がある……。でっかい体と人なつこい笑顔で、日頃から親しくしていただいているのは、こんなナイスな面々でございます。
  • 少年記

    少年記

    小説・文芸
    3.8
    1巻621円 (税込)
    戦争末期、疎開先の熊本の小学校に入学した少年は、川でエビやフナを捕り、山にメジロを追い、自然の豊饒さに夢中になる。年上の青年に憧れ、その技を学んで成長する日々。しかし少年はやがて大学受験のため勉強に励むようになり、都市と田園の生活に引き裂かれていく。生き生きと働く母と虚脱した父。敗戦に屈折してゆく兄。他に「南にありて」13篇を収録。熊本の川で過ごした黄金の日々が著者をつくったことが鮮やかにわかる、胸おどるエッセイ集!
  • 少年少女飛行倶楽部

    少年少女飛行倶楽部

    小説・文芸
    3.8
    1巻611円 (税込)
    中学一年生の海月は幼なじみの樹絵里に誘われて、「飛行クラブ」に入部する。メンバーは二年生の変人部長・神ことカミサマ、不登校で高所平気症のるなるな、運動神経はないけど気は優しい球児。果たして彼らは空に舞い上がれるか!? 友情、家族愛、恋、冒険――全てがつまった傑作青春小説。解説・金原端人
  • 昭和が明るかった頃

    昭和が明るかった頃

    小説・文芸
    3.5
    1巻794円 (税込)
    昭和三十年代、人々は映画の中に「明日」を夢見ていた。日活とそこに集ったスター達を通じ経済成長前夜の時代精神を描いた長篇評伝
  • 昭和芸人 七人の最期

    昭和芸人 七人の最期

    小説・文芸
    4.0
    1巻682円 (税込)
    絶頂に登りつめた後は、下っていくしかない・・・。笑わせることができなくなった芸人には逃げ道がないのである。 エノケン、ロッパ、エンタツ、石田一松、シミキン、金語楼、トニー谷。頂点をきわめた七人のお笑い芸人たちは、どのような晩年を生きたのか。「最後の喜劇人」伊東四朗の特別インタビューを収録。 「喜劇人は同情されたらおしまい」(エノケン)
  • 昭和史裁判

    昭和史裁判

    「軍部が悪い」だけでは済まされない。松岡洋右、広田弘毅、近衛文麿ら70年前のリーダーたちは、なにをどう判断し、どこで間違ったのか――昭和史研究のツートップ、半藤一利さんと加藤陽子(東大教授)さんが、あの戦争を呼び込んだリーダー達(番外として昭和天皇)を俎上に載せて、とことん語ります。あえて軍人を避けての徹底検証は本邦初の試み! 開戦責任を改めて問う、白熱の歴史討論。
  • 昭和史の10大事件

    昭和史の10大事件

    小説・文芸
    3.4
    1巻733円 (税込)
    昭和史研究家・半藤一利氏と、ベストセラー作家の宮部みゆき氏が、「日本を変えた昭和の10大事件」を選ぶ、昭和史回顧本の決定版。 『日本のいちばん長い日』『昭和史』などで知られる半藤一利氏と、二・二六事件に材をとった歴史ミステリー『蒲生邸事件』の著者・宮部みゆき氏とが、「日本を変えた昭和の10大事件」を巡って徹底討論! 異色の顔合わせは、同じ都立隅田川高校(都立七中)の先輩後輩という間柄から 下町育ちのおふたりならではのザックバランな、歴史をネタにしたおしゃべりです。 二・二六事件や新憲法発布から、半藤氏が参加しそびれたヘルシンキオリンピック、ゴジラ出現、はては日本最初のストリップショーなど、議論は白熱、紛糾。 楽しく読むうちに、「私の10大事件はなにか?」と考えさせられます。 【目次】 1 昭和金融恐慌 2 二・二六事件 3 大政翼賛会と三国同盟 4 東京裁判と戦後改革 5 憲法第九条 6 日本初のヌードショー 7 金閣寺消失とヘルシンキ・オリンピック挑戦 8 第五福竜丸事件と『ゴジラ』 9 高度経済成長と事件――公害問題・安保騒動・新幹線開業 10 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(宮崎勤事件)
  • 昭和史をどう生きたか 半藤一利対談

    昭和史をどう生きたか 半藤一利対談

    「昭和史」対話篇、待望の文庫化。 『世界史のなかの昭和史』が刊行され、代表作「昭和史シリーズ」が完結――それらのエッセンスを、12本の対談で理解できる! あの戦争の指揮官たちのそれぞれの戦後。 硫黄島の戦いに殉じた栗林中将の手紙。 東京空襲の夜に凧を揚げていた少年。 「阿部定事件」で中断した国会。 反安保デモの終わった夜――。 激動の「昭和史」を目撃した半藤氏と12人の対話がポスト平成時代に問いかける。 「私たちは『昭和』をこう生きた。君たちはどう生きるのか?」 もはや対談者の多くが鬼籍に入られたいま、この本そのものが「昭和史」です。 〈対談者とテーマ〉 ●澤地久枝――ふたつの戦場 ミッドウェーと満洲 ●保阪正康――指揮官たちは戦後をどう生きたか ●戸高一成――なぜ日本人は山本五十六を忘れないのか ●加藤陽子――天皇と決断 ●吉村昭――東京の戦争 ●梯久美子――硫黄島と栗林忠道 ●野中郁次郎――撤退の本質 ●野坂昭如――繁栄という名の貧窮 ●宮部みゆき――熱狂の昭和 ●丸谷才一――戦争と艶笑の昭和史 ●佐野洋――清張さんと昭和史 ●辻井喬――希望と喪失の世紀
  • 昭和新山

    昭和新山

    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    「軍がなんと言おうと……誰かがこの地震と地形の変化を見守らねばならない」──太平洋戦争末期に北海道、有珠岳の麓に突如として隆起した昭和新山。調査・報道を抑えた軍部の圧力をはねのけ、私財を投げうって、新山の成長を観察・記録した男の半生を描く表題作ほか、南極を舞台に一年間も禁欲生活を強いられる越冬隊員のセックスを問題にした「氷葬」、日本で白熊を見たという話を複雑な男女関係にからめて描く「まぼろしの白熊」等、異色の六篇を収めた。
  • 昭和十七年の夏 幻の甲子園 戦時下の球児たち

    昭和十七年の夏 幻の甲子園 戦時下の球児たち

    小説・文芸
    3.0
    1巻733円 (税込)
    正史から抹殺された甲子園大会の「謎」に迫る!  昭和十七年夏の甲子園大会は、朝日新聞主催から文部省主催に変更。さらに、戦意高揚のため特異な戦時ルールが適用され、「選手」としてではなく「選士」として出場することを余儀なくされた。そして、大会後は「兵士」として戦場へ向かった──。球児たちの引き裂かされた青春の虚実を描くノンフィクション大作。 解説・岡崎満義 【目次より】 序章 開幕迄 第1章 満州のハーモニカ 第2章 とある予科練生の憂鬱 第3章 応召した監督 第4章 台湾から来たチーム 第5章 少年航空兵に憧れた主将 第6章 幻のホームラン 第7章 海軍航空隊の現実 第8章 戦時下の大記録 第9章 シベリア抑留 第10章 撃沈 第11章 真の最多得点記録 第12章 焼け落ちた優勝旗 第13章 一通の戦死公報 第14章 キノコ雲の下 第15章 最後の熱戦 第16章 それぞれの青春と戦争
  • 昭和天皇 第一部 日露戦争と乃木希典の死

    昭和天皇

    小説・文芸
    4.0
    1~7巻691~815円 (税込)
    ときに悲しいほどに小さく、ときに仰ぐように巨きい。さびしき「彼(か)の人」と、彼の人と同時代を生きた人々の相貌を通して激動の歴史全体を高密度で描く傑作評伝。これぞ福田和也のライフワーク! 明治34年4月29日、迪宮(みちのみや)裕仁親王は誕生した。チャーチル、スターリン、ルーズベルトら後の敵手よりも20も若く。日露戦争、第一次大戦を背景に少年は乃木希典による厳格な教育を受けて成長。しかし、その結婚をめぐって「宮中某重大事件」が起きる――。
  • 昭和天皇伝

    昭和天皇伝

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,018円 (税込)
    第15回(2011年)司馬遼太郎賞受賞作。 日本の命運を若くして背負わざるをえなかった君主はいかに歩んだのか。昭和天皇の苦悩と試行錯誤、そして円熟の日々――。我々は後年の円熟味を増した姿で昭和天皇についてイメージし語ってしまいがちだが、昭和天皇が即位したのは25歳。世間では天皇の神聖さが説かれていても、右翼や保守派の重臣たちは天皇をかなり手厳しく見ていた。本書は側近や実力者たちが残した膨大な日記など、一級の史料を丁寧に掘り起こし、生真面目で気負いのある若かりし頃から晩年にいたるまでの多面的な昭和天皇の姿を描く。「昭和」という時代を理解するために必読の評伝!
  • 昭和天皇独白録

    昭和天皇独白録

    ビジネス・実用
    3.7
    1巻640円 (税込)
    天皇みずから「昭和」を生き生きと語っていた! 1990年12月号の月刊文藝春秋に掲載され、昭和天皇が自ら語った昭和史の瞬間として、内外に一大反響を巻き起こした第一級史料。 寺崎英成が記した「昭和天皇独白録」、寺崎のひとり娘マリコ・テラサキ・ミラーの「“遺産”の重み」の2部構成。 伊藤隆・児島襄・秦郁彦・半藤一利各氏による解説座談会も収録。
  • 昭和天皇の声

    昭和天皇の声

    小説・文芸
    4.0
    1巻800円 (税込)
    「君側の奸」はどこだ!? 皇道派VS.統制派、二・二六事件、 共産党委員長が天皇主義者へ転身―― 男たちの耳にこだまする、幾つもの「天皇の声」。 感涙の最終話で明かされる「真実」とは? 歴史連作短篇集 純朴な陸軍中佐・相沢三郎が統制派の首魁・永田鉄山に凶刃を振るう場面で始まる「感激居士」。二・二六事件の裏のドラマを描く「総理の弔い」「澄みきった瞳」。ある共産党員の魂の遍歴を辿る「転向者の昭和二十年」、そして実質的表題作ともいえるラストの「地下鉄の切符」。抑制された筆に目頭が熱くなる連作短篇集。解説・杉江松恋 目次: 感激居士 総理の弔い 澄みきった瞳 転向者の昭和二十年 地下鉄の切符 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 食後のライスは大盛りで

    食後のライスは大盛りで

    小説・文芸
    3.0
    1巻488円 (税込)
    いつでも、どこでも、笑いが必要な方、もしくはそれほどでもない方、とにかくみなさまに薦めたし。“オムライス歴訪の旅十日間ぐらいコース・都内名店三店ぐらいめぐり”、うわさの8センチシークレットブーツをあばくツーハン的快楽の希求、居酒屋料理の英語化実践、下駄文化への熱きアイジョウ、熱海へ行って正しい「温泉旅行道」を究める……。激動の世の中に疲れてしまった大衆諸君にやすらぎを与える唯一の書。このタイトルの意味については、深く考え込まないでください。
  • 食生活を探検する

    食生活を探検する

    料理上手になる秘訣は、食物に対するあくなき好奇心と創意、工夫を持つこと。アフリカの奥地でおせち料理を作り、ニューギニアの高地で原住民に手打ちうどんをふるまい、トンガでは皇太子妃に酢ダコのレシピを伝授……。サバンナ、南太平洋の島々、熱帯雨林など世界各地で、現地の人たちと食事を共にしながら生活し、独創的な料理の腕をみがいた文化人類学者が、料理や食べ物を手がかりとして、さまざまな社会や文化を考察する。珍奇かつ痛快な知的食物探検の記録。
  • 食通知つたかぶり

    食通知つたかぶり

    小説・文芸
    4.0
    1巻440円 (税込)
    うまいものには目がない著者が、各地の美味を定評ある名文で綴ると、さあどうなるか? いずれも目次から「信濃にはソバとサクラと」「長崎になほ存す幕末の味」「ヨコハマ 朝がゆ ホテルの洋食」「岐阜では鮎はオカズである」「伊賀と伊勢とは牛肉の国」「岡山に西国一の鮨やあり」「由緒正しい食ひ倒れ」「利根の川風ウナギの匂ひ」「春の築地の焼鳥丼」「雪見としやれて長浜の鴨」……どうです、食指が動きませんか? しかも夷齋學人(石川淳)が格調高き序を寄せています。
  • 職人衆昔ばなし

    職人衆昔ばなし

    大工、指物師、鳶職、左官、畳職、瓦師、石屋、ぬし屋、ガラス工芸、ペンキ職、飾り職、螺鈿師、表具師……現代生活の忙しさにまぎれ、滅び去らんとする職人世界の伝統を守り続けて、腕と意地とを貫き通した27人の職人衆たちの燻し銀のように重厚な芸談集。現在は殆ど物故された名人たちだが、その体験談は未来にも通ずる貴重なものを含んでいる。口の重い名人気質の職人から興味深い話を巧みに引出し、彼らの語り口を生き生きと再現した聞書の傑作。
  • 食味歳時記

    食味歳時記

    小説・文芸
    4.0
    1巻495円 (税込)
    子供時代の最上の美味「キントン」にはじまって、鍋物談義、目黒のタケノコ、大食と美食論、米のうまさについて、戦前のフランスで食べたスキヤキ、麩まんじゅうの味わい、佐藤春夫・幸田露伴とソバを食べた話……ヨーロッパ滞在も長く、演劇に文学に鋭いエスプリを有していた著者が、その批評眼を舌にうつして描いた文明論的味覚随筆。軽妙洒脱な文章で体験を語る各章は人生の世代、世代で異なる味覚の変化を見事に把えて、一種の老人学入門ともなり、もはやこの種随筆の古典である。
  • 食物ことわざ事典

    食物ことわざ事典

    ビジネス・実用
    -
    1~2巻495円 (税込)
    「青菜に塩」「芋の煮えたもご存じない」「イワシ七度洗えばタイの味」「丑の日のウナギ」「鬼も十八番茶も出端」「匂い松茸味しめじ」「命は食にあり」。食べること──それは本能にもとづいた行為ではあるが、そこに材料、調理法の多様性を生み出したのが人間の文化である。日本人の食生活の知恵は独特なものがあるが、それは“ことわざ”の中にも生きている。ここに選び出された120項目によって、あなたの食卓とともに、あなたの頭脳も豊かになるだろう。
  • 曙光を旅する

    曙光を旅する

    小説・文芸
    3.5
    1巻880円 (税込)
    西郷隆盛、坂本龍馬、小村寿太郎……人と歴史を巡る西国の旅。 葉室史観の集大成 歴史の敗者に注目し、数々の小説を世に送り出してきた著者。 本書は最晩年に、古代から近現代まで 数多の天災・戦いをくぐり抜けてきた西国を歩いた記録である。 西郷隆盛の鹿児島、遠藤周作の長崎、石牟礼道子の水俣。 絶望が祈りへと変わる時に文学が立ち上がる。 歴史紀行にして葉室麟作品への最高のブックガイド。
  • しょっぱいドライブ

    しょっぱいドライブ

    小説・文芸
    3.5
    1巻437円 (税込)
    港町に暮らす34歳のミホが、九十九さん(なで肩で筋肉がなく七面鳥のように皮膚のたるんだ天然パーマのへなちょこ老人)と同棲するに至るまでの奇妙な顛末。就職の保証人を「いいですよう」とふたつ返事でひき受け、町内会長の葬式で見かけた別居中の妻と愛人から逃げ隠れる九十九さん。ゆったりと走る車からオレンジ色の海を見たり、はんぺんのように軟らかく湿った唇と唇を合わせたり…。「人間と人間関係を描ききった」と絶賛された芥川賞受賞の表題作ほか、二編収録。
  • ショッピングの女王

    ショッピングの女王

    小説・文芸
    3.5
    1~5巻478~519円 (税込)
    「それ、いただくわ」高級ブティックでこの恍惚のセリフを口にするため、住民税滞納もためらわないトンデモない女。それが中村うさぎだ。金がなくても買いまくる。あまりにも華奢で美しく、履くと足が豚足になるディオールのパンプス、よく見たらマタギのチャンチャンコそっくりのフェンディの毛皮、高級椅子に下剤にエロ・グッズまで、うさぎの冒険はつづく。借金地獄の果てに、命より大切なカルティエの時計を質入して、払った利子が90万円……他人の失敗談はなぜこんなに面白い!?
  • ショージ君のぐうたら旅行

    ショージ君のぐうたら旅行

    小説・文芸
    3.0
    1巻488円 (税込)
    いつのまにか旅から哀愁とロマンが失われ、ただ騒々しい団体さんの移動となり下ってしまった。これではあんまり旅が可哀そうだ。このような世の風潮を嘆きつつ、ショージ君がホンバモノの旅を求めて、日本最北端の地で涙と鼻水をたらし、信濃路でタヌキ汁を賞味し、はるばる小笠原で昼寝をし、下町でバアチャンと芝居を見てまいりました。ついでに川上宗薫センセイに“モテ方”をたずね、五木寛之センパイに金沢を案内してもらうショージ君の抱腹絶倒の旅。

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