鮪立の海

鮪立の海

1,001円 (税込)

5pt

4.0

三陸海岸の入り江にある港町「仙河海」。
大正十四年にこの地に生まれた菊田守一は、「名船頭」として名を馳せた祖父や父に憧れ、一人前の漁師になることを夢見ていたが、戦争がはじまり、守一が乗っていた船は海軍の徴用船にされてしまう。グラマンの機銃掃射、米軍潜水艦からの攻撃で船は大破し、父は大けがで漁師を引退、兄は海の藻屑と消えたが……。

大正~昭和の激動の時代をひたむきに生き抜いた人々と日常を描いた感動巨編!
解説・土方正志

※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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鮪立の海 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    仙河海がどんどん刷り込まれて行く、シリーズだろうけど色んな時代の色んな物語を培う。漁師は力強いなあ、相当厳しい仕事だと思うけど得るモノあるんだなあ。浜の甚兵衛が出たのがちょっと嬉しいって、読んだ読んだと。熊谷達也さんは描写が力強い、本当に引き込まれるし心配してしまう。6年も結婚した相手を思い続けて子

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    前半の戦争までは、漁業と戦争という微妙な取り合わせで面白かった。戦後になると、普通の恋愛小説になってしまい、残念という感じだった。もっと社会に突っ込んだ話を書く作者のはずだったけど、、、

    0
    2021年01月14日

    Posted by ブクログ

    気仙沼をモデルにした架空の街、仙河海シリーズ集大成(らしい)。森シリーズは知っていたのだけど、こちらは知らずに、帯の仙河海サーガにも気が付かずに一気に読破。やっぱり好きな作家さんだ。

    大正〜昭和の激動の時代に生まれ、太平洋戦争を経て漁師として成長していく守一。彼の父や兄、友人の征治郎、など登場人物

    0
    2020年04月14日

    Posted by ブクログ

    熊谷達也『鮪立の海』文春文庫。

    文庫化を待ちわびていた熊谷達也のライフワーク仙河海サーガの1作である。三陸の『仙河海』に生まれた菊田守一が大正、昭和と移り行く激動の時代の中で一人前の漁師になるまでがダイナミックに描かれる。作中に同じ仙河海サーガの1作『浜の甚兵衛』の主人公・菅原甚兵衛が登場するのも

    0
    2020年04月10日

    Posted by ブクログ

    文章が方言のせいか少し読み辛かった。
    人生すべてうまくいくなんてことはなくて、良いことと思い通りにはいかないことが半々くらいで出来てるんだなと考えさせられた。
    長めの小説だが、時の流れを感じながら読めるので流れとしては読みやすかった

    0
    2020年11月26日

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