Posted by ブクログ
2013年12月14日
直木賞作家が書くオヤジバンド物語。直木賞受賞作のマタギ社会を書いた『邂逅の森』とは世界観が全く違う内容。しかしマニアックぎみの凝った解説を含みつつもスムーズに読ませるテクニックは健在であり、更に磨きがかかった感じがする。作者みずからもバンドをやっているということで、そこへの思い入れが伝わってくる。お...続きを読むすすめ。しかし凄テクメンバーと唄が上手く若くて可愛いい三拍子揃った女性ボーカルという作者がやりたいバンドの理想形を書きたかったのだなと思うとニヤリとしてしまう。