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Posted by ブクログ
邂逅の森 熊谷達也再読
舞台は、大正時代の秋田。マタギとして山の掟に従い、クマを追い、自然と共に生きてきた富治は、ある事件をきっかけに村を追われ、過酷な逃亡と放浪の生活へと転落する。それでも彼は、人間の裏切りと自然の厳しさの狭間で、自分の「誇り」と「命の意味」を模索し続ける。山と密接に生きる者の宿命を、克明に描いた壮絶な人間ドラマ。テーマは、壮絶な人生を通して、自然と向き合う人間の根源的な姿を描いた作品かな。罪・孤独・誇り・自然の畏れ——こうした極限状態の中でこそ浮かび上がる「生きる意味」を静かに問いかける、現代日本文学でも屈指の力強さを持つ物語です。熊のニュースに触発されて、再読。何度読んでも素晴らしい5☆作品で~す
Posted by ブクログ
はい、本とコさん絶賛の『邂逅の森』だべしゃ
面白かったです
まず時代設定がいいですよね
大正のある種混沌とした時代背景の中で語られる人と自然の物語
そしてなんてたって夜這い文化ですよね
勘違いされてる方も多いのですが、そもそも「夜這い」というのはですね、一定程度の男女間の合意に基づいたプ…
( ゚д゚)ハッ!
危ない危ない
本とコさんやおびーのレビューとは違った切り口をと意識するあまり危うくシモに走るところでした
もうちょっとで俺の十七年式村田銃が火を吹くぜ!とか言っちゃうとこでした(言ってる)
危なかった〜(言ってるって)
よし、方向転換
つまりどういう話だったかというとですね
ヌシと呼ばれる巨大グマよりも自分の奥さんのがおっがね〜ので早く家に帰って奥さんに股間の十七年式村田銃を…
( ゚д゚)ハッ!
うん、まぁ気になる人は本とコさんのレビュー読めばいんじゃね?(文庫の方だよ)
(~‾▿‾)~
Posted by ブクログ
橋本愛主演の映画『リトル・フォレスト』に、母親の本棚にあった本を読もうとした彼女が、「自分で読む本ぐらい自分で選びなさい」と母親から言われ、母親が買った本を娘は読ませてもらえないシーンがありました。私も自分で読む本は自分で選ぶようにはしているけれど、知人友人からなかば無理やり貸された本に感銘を受けるのもよくあること。本作は直木賞受賞作といえども、自分では絶対に選ばない難しそうなタイトル(笑)。半年以上前に貸されて放置していましたが、読んでみればとても面白かった。狩猟で生計を立てる、秋田の「マタギ」の話で、厳しい自然の中で生きる男の人生を描いています。男を取り巻く、肝の据わった女ふたりもイイ。秋田出身の私の父にも薦めようと思います。きっと東北弁を懐かしがるはず。
Posted by ブクログ
大正3年頃から昭和初めにかけて秋田の山奥でマタギ(熊を獲る猟師)として活躍する富治の数奇な運命。若い日の地元の名士娘・文枝との恋、そして地元を追放されてからの鉱山夫、また猟師に戻っての日々と小太郎、その姉で妻になったイクとの出会い。そして猟仲間の鉄五郎などの脇役との出会いも魅力的です。小説の終盤での文枝との再会、イクへの愛情。そしてクマの格闘に生涯をかけた富治らしい大クマのヌシとの対面など、息もつかせぬ感動の連続で、泣かされる荒筋であると共に、古いこの時代のおおらかな若者の性などの風俗に驚きです。読後の余韻も快い、素晴らしいドラマでした。
Posted by ブクログ
マタギって全国区の名詞なんでしょうか?
マタギとは、主に東北地方で熊やカモシカを狩猟して生計を立てていた人たちの呼び名です。本書ではそんなマタギを生業とする男の半生を記しています。とはいえ現代人から遠い昔のおとぎ話などではなく、実に生々しい人間模様と恋愛、家族、故郷について語られています。
里ではまったくの俗人である若者が、山に入り自然と戦う中で、獣となり、木となり石となり、山の神へと近づいていく姿に圧倒されます。
正直かなり性描写が多いので大人向けな内容ですが、その描写についても当時の風俗、習慣を入念に研究されたらしく、当時の平民の生の生活感もリアルです。
私は、読んだだけで映像や空気や息遣いまでが伝わってくる小説が好きです。本書はそんな小説です。
しかし、やっぱり第一次産業の男はかっこいいね。
Posted by ブクログ
時代は大正初期、秋田県月山山麓。深い山に入り熊やカモシカなどの獣を猟とするマタギの物語。2004年直木賞受賞作。その時代の歴史物語としても民俗資料としても内容が濃く重厚な作品で読み応えがあった。マタギの家の次男として育った富治の生涯は波乱。東北の厳しい冬を思いめぐらしながら最初から最後まで圧倒されるような緊迫感と迫力をもって読み終えた。山歩きという趣味の世界でいろんな山に入る(入らせていただくと言ったほうがいいかもしれない)けれど、山への畏怖の気持ちを抱かざるを得ない。そこには自然への敬虔な気持ちが生まれている。
タイミングよく今年(2013年)になって新聞に阿仁マタギの資料を世界遺産級に指定する動きの記事があった。
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