明日へのペダル

明日へのペダル

1,870円 (税込)

9pt

分断された平和な日々の再生を願って、明日へと続くペダルを踏み続ける

間優一は、多少のさざ波はあっても大過なく仙台で会社員生活を送ってきた。50代半ばに差し掛かり、健康上の理由からロードバイク(本格的なスポーツ用自転車)に乗るようになる。部下の唯の指導を受けて、優一のロードバイク技術はめきめき向上していく。思えば本気になって趣味に打ち込むことは、いままでに経験のないことだった。おりしも新型コロナウイルスのパンデミックが仙台にも広がり経済にも影響を及ぼすように。そんな息苦しい状況にあっても、自転車を通して、優一たちは新しい扉を開いてゆく。直木賞作家であり、自ら愛車を駆りイベント入賞も果たす現在最も自転車に詳しい作家が、ロードバイク愛を込めて描く感動の物語。

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明日へのペダル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月09日

    自分もロードバイクに乗っている、最近は仕事の休みが取れず遠ざかっているが主人公の優一と同年代だった事もこの本を読むきっかけとなった。
    50代で健康の為、ロードバイクを始めた優一と自分自身が重なり、面白おかしく読み進めた。又、夫婦関係の大切さをつくづく思い知らされた作品であった、コロナ禍で人生が変わっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    ロードバイクで風を切ってみたくなった。それは主人公がなんの悪意もなく日々を送っているからかなと感じました。この物語は、ロードバイクと仕事の良い所が感じられ、初読の作家さんでしたが大変面白かったです。別の著書も是非読みたいです。

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    Posted by ブクログ 2022年10月02日

    サラリーマンと自転車の話
    自分も自転車に乗るので楽しみながら読めました
    最後都合よく終わりましたが
    それでもほっとする小説でした
    仙台に行って自転車のってみたいと
    思いました

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    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    コロナ禍を背景に、50代半ばの主人公がロードバイクに挑戦する物語。

    主人公は健康診断で脂質異常をD判定と診断された本間優一。
    体質改善を考え会社の部下に勧められたロードバイクを始める事を決意する。

    自転車ショップ「ベルマシーヌ」の場面だけで、その情景が目に浮かんで来る。

    ロードバイクの師匠・水...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月21日

    170これまで少なからず情緒的な部分が強調されがちなところが目立ったが、大きな組織と小さな集団との対比から始まって、家族の向き合い方や自分にない才能への気付きなど、面白くあっという間に読んだ。お仕事小説もいけますねえ。

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    Posted by ブクログ 2022年11月16日

     この人の本何冊目かな。どの本も面白かったし、自転車が好きで読みました。
     真骨頂は終盤に近い経営会議での専務とのやり取りかと。自転車あれこれシーンよりなによりここが一番面白かった。
     最後の元上司との再会シーンも本を読んでいるというより実際自分がそこにいるような臨場感があった。熟年男性二人の会話。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月27日

    50代半ばの男性が、健康診断の結果に何かしないとヤバすぎる危機的状況に気づくのだが…
    スポーツクラブに入ろうかと思っている矢先のコロナ禍。

    そんなときに社内で一番若手の水野唯にロードバイクを勧められ、次の日には一緒に自転車屋さんに行く。
    結局、一目惚れしたロードバイクを手に入れて走り始める。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月05日

    自転車、コロナ、テレワーク。この三題噺を2020年から21年にかけて、仙台周辺を舞台に小説にしたものがこの本の内容と言ってよい。

    小さな印刷会社企画部門の室長である主人公は健康のために、部下の女性のすすめに従い70万円もするロードバイクを購入、その娘に手ほどきを受けながら、泉ヶ岳への挑戦や、泉NT...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月30日

    自転車に興味があり読み始める。技術的な説明など、引き込まれました。
    作品の内容は、コロナ禍で悪戦苦闘するサラリーマンのお仕事小説がメインでしたが、それはそれで楽しく読むことができました。
    自転車に乗りたくなります。

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    Posted by ブクログ 2022年08月25日

    自転車がテーマだけど、2年半前の新型コロナ出現からの日常を、仙台に暮らす中小企業の課長や教員の妻の目などを通して政府や人々の右往左往ぶり、混乱をおさらいしつつ丁寧に描いた優れたコロナ狂騒曲日誌にもなっている。「なんだかなぁという出来事たちが、すでに遠い昔の思い出」になっているのがこわい。「同じ災害で...続きを読む

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