笹山敬輔の一覧
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ユーザーレビュー
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僕が生まれる前に活躍したドリフターズというテレビ黄金期のタレントにフォーカスした本。今のYouTuberの行く末にも通ずるところがあり大変勉強になった。喜劇とは笑わせることだけではなく、哀愁も必要だということ。
Posted by ブクログ
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昭和を代表する国民的グループ、ザ・ドリフターズ。その結成から終焉まで「全員集合」を中心に描く。
自分にとって昭和のお笑いと言えば何より思い出すグループ。欽ちゃんともひょうきん族とも異なる笑いの世界。
実はもともとはクレイジーキャッツと同様のバンドグループ。確かに思い出してみると高木ブーや仲本工事
...続きを読む、加藤茶が嬉々として楽器を演奏していた場面を思い出す。
いかりや長介のリーダーシップ、天才加藤茶。そして荒井注から志村けん。
ドリフのコントの特長は徹底的な稽古主義と生中継。木曜からひたすら稽古、直前まで台本を書き換え、土曜夜の公会堂での生中継に備える。本書は美術等のスタッフの証言も多く記録されている。
お化け番組の「8時だョ!全員集合」が続く中、いかりや長介と志村けんの確執。師匠の元を離れても結局はいかりや長介とそっくりの演出方法になるところがなんとも。メンバーの絶妙のバランスがあったから成り立った奇跡的な笑いの世界。
昭和の後半を過ごした、ドリフのリアルタイム世代の人なら何より楽しく読める内容だろう。
Posted by ブクログ
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芸能史・演劇史から見たドリフターズ。
そもそもこの様な著作自体が無かったし、小学生の頃に「全員集合」を見て育った世代なので、その成り立ちからの記述は興味深く面白かったし、新鮮に感じた。
ドリフはクレージーキャッツの流れを汲むのだろうけど、自分はクレージーの世代ではないし、ドリフ後に後を継ぐ者も居ない
...続きを読むし、ドリフは唯一無二の存在。
もう長さんだけでなく志村さんもいないのだな。。。
あぁ、昭和は遠くなりにけり。
Posted by ブクログ
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多くのバンドがめまぐるしくメンバーや名前を変えて活動していた時代。
ドリフターズという名を付けたバンドが日本にできたのは1956年。
坂本九や小野ヤスシもドリフのメンバーだったことがある。
いかりやが参加するのは1962年(31歳)。同じころに加藤も加入(19歳)。
1963年は、小野ヤスシ、いか
...続きを読むりや、加藤、その他5名の8人構成で、木の実ナナも参加していた。
当時はクレイジーキャッツのようなコミックバンドが数多くあり、ドリフもその路線を継承することになる。
1964年に小野ヤスシら主力メンバー4人がドンキー・カルテットを結成して離脱する。
ドリフはバンド存続のためにメンバー探しに奔走し、64年に高木(31歳)、荒井(36歳)が加入する。
何人かメンバの入れ替えがあり、65年に仲本(23歳)が加入。
間もなく、いかりやをリーダーとするお馴染みの5人組で新生「ザ・ドリフターズ」が始動する。
1966年、ハナ肇が酔った勢いで芸名をつけた。
ベース 35歳 碇矢長一 → いかりや長介
ドラム&ボーカル 23歳 加藤英文 → 加藤茶
リードギター 33歳 高木友之助 → 高木ブー
キーボード 38歳 荒井安雄 → 荒井注
ギター&ボーカル 25歳 仲本興喜 → 仲本工事
当時は知らなかったが、メンバの年齢差が15もあるグループだった。
後に加入する志村は、いかりやと19もの年齢差がある。
そして、1969年10月に「8時だよ!全員集合」が始まる。
裏番組が、巨人戦の中継と人気絶頂のコント55号であり、視聴率を稼ぐには厳しい時間帯であった。
ちなみに、前後の番組は「お笑い頭の体操」と「キイハンター」。
1974年の荒井注の脱退に伴い、見習いだった志村けん(24歳)が正式メンバに昇格する。
キーボード奏者がいなくなり、コミックバンドとしての役割が終わった。
1985年に「全員集合」が終了し、その後は月に一度の「ドリフ大爆笑」がドリフの代表番組になる。
ドリフ大爆笑では、「威勢のいい風呂屋」とか「長介・工事 バカ兄弟」「長介・工事・ブー おなじみ雷様」が印象に残っている。
沢田研二と志村けんの「鏡」のコントも面白かった。
今でも「ドリフ大爆笑」スペシャルや、過去の再放送をやっているので時々観る。
いろんな笑いが生まれ、漫才ブームなどで言葉の笑いが中心になっているためか、ドタバタしたナンセンスコントには希少価値がある。
Posted by ブクログ
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前書きの通り、日本芸能、お笑い、TV史に燦然と輝くドリフターズなのに語られる本がほとんどなかった。
再現ドラマ等もいくつか出てきているので知っている話もあったけれど著者のドリフターズ愛が伝わってくる好著
Posted by ブクログ
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