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Posted by ブクログ
誰もが知るドリフターズの笑いは分かりやすか
ったですね。
当時は眉をひそめる大人もいましたが、今から
考えるとカワイイものでした。
これほど日本中を笑いの渦に巻き込んだドリフ
ですが、その歴史を振り返った本は少ないので
す。
著者はこの本では「ドリフの語りにくさ」を前
書きで語っています。
その理由は、初期の頃からマンネリを言われ、
子供相手に大いに受けた笑いは、わかりやすい
が故に、それ以上の解釈を必要とされなかった
からでは、と考察しています。
しかしドリフは今も連綿と続く「お笑いの歴史」
を作ってきたのです。
あのドタバタギャグの裏には、こんなに苦難に
満ちた歴史があったことに驚かされます。
これほどまでに多くの国民が共有した演劇は、
歴史上に他にはないと言われるドリフターズ。
その全てを知ることができる一冊です。
Posted by ブクログ
昭和を代表する国民的グループ、ザ・ドリフターズ。その結成から終焉まで「全員集合」を中心に描く。
自分にとって昭和のお笑いと言えば何より思い出すグループ。欽ちゃんともひょうきん族とも異なる笑いの世界。
実はもともとはクレイジーキャッツと同様のバンドグループ。確かに思い出してみると高木ブーや仲本工事、加藤茶が嬉々として楽器を演奏していた場面を思い出す。
いかりや長介のリーダーシップ、天才加藤茶。そして荒井注から志村けん。
ドリフのコントの特長は徹底的な稽古主義と生中継。木曜からひたすら稽古、直前まで台本を書き換え、土曜夜の公会堂での生中継に備える。本書は美術等のスタッフの証言も多く記録されている。
お化け番組の「8時だョ!全員集合」が続く中、いかりや長介と志村けんの確執。師匠の元を離れても結局はいかりや長介とそっくりの演出方法になるところがなんとも。メンバーの絶妙のバランスがあったから成り立った奇跡的な笑いの世界。
昭和の後半を過ごした、ドリフのリアルタイム世代の人なら何より楽しく読める内容だろう。
Posted by ブクログ
演劇研究者によるドリフターズの本格評伝。各メンバーの生い立ちから、結成過程、『全員集合』を経て、志村けんの死去までが綿密に綴られている。この際に、疎開、進駐軍とその撤退、集団就職、編集の進歩といったメンバーを取り巻く社会や技術が与えた影響に目配りされているのも特徴。そして本書全体を通じて、いかりや長介と志村がどのような喜劇思想を抱いていたのか、その舞台美術や観客との関係にはどのような特徴があるのか、これらは近代演劇史においてどう位置付けられるのかも、説得的に明らかにされている。
筆者が指摘するように、『全員集合』はあくまでも舞台の生中継であった。テレビ芸ではなく舞台演劇の歴史のなかでドリフターズを捉える本書の視点はとても効果的であり、それゆえにドリフターズのみならず「その時代」が熱気とともに描かれている。
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