笹山敬輔のレビュー一覧
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誰もが知るドリフターズの笑いは分かりやすか
ったですね。
当時は眉をひそめる大人もいましたが、今から
考えるとカワイイものでした。
これほど日本中を笑いの渦に巻き込んだドリフ
ですが、その歴史を振り返った本は少ないので
す。
著者はこの本では「ドリフの語りにくさ」を前
書きで語っています。
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僕が生まれる前に活躍したドリフターズというテレビ黄金期のタレントにフォーカスした本。今のYouTuberの行く末にも通ずるところがあり大変勉強になった。喜劇とは笑わせることだけではなく、哀愁も必要だということ。Posted by ブクログ
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昭和を代表する国民的グループ、ザ・ドリフターズ。その結成から終焉まで「全員集合」を中心に描く。
自分にとって昭和のお笑いと言えば何より思い出すグループ。欽ちゃんともひょうきん族とも異なる笑いの世界。
実はもともとはクレイジーキャッツと同様のバンドグループ。確かに思い出してみると高木ブーや仲本工事...続きを読むPosted by ブクログ -
芸能史・演劇史から見たドリフターズ。
そもそもこの様な著作自体が無かったし、小学生の頃に「全員集合」を見て育った世代なので、その成り立ちからの記述は興味深く面白かったし、新鮮に感じた。
ドリフはクレージーキャッツの流れを汲むのだろうけど、自分はクレージーの世代ではないし、ドリフ後に後を継ぐ者も居ない...続きを読むPosted by ブクログ -
多くのバンドがめまぐるしくメンバーや名前を変えて活動していた時代。
ドリフターズという名を付けたバンドが日本にできたのは1956年。
坂本九や小野ヤスシもドリフのメンバーだったことがある。
いかりやが参加するのは1962年(31歳)。同じころに加藤も加入(19歳)。
1963年は、小野ヤスシ、いか...続きを読むPosted by ブクログ -
前書きの通り、日本芸能、お笑い、TV史に燦然と輝くドリフターズなのに語られる本がほとんどなかった。
再現ドラマ等もいくつか出てきているので知っている話もあったけれど著者のドリフターズ愛が伝わってくる好著Posted by ブクログ -
演劇史のなかに位置づけたドリフターズの評伝。リアルタイムで記憶にあるのが東村山音頭以降だったから、ドリフターズ結成前史や『全員集合』以前の物語は知らなかったことばかり。
志村けんについていかりや長介と比較して論じているところは読み応えありです。Posted by ブクログ -
演劇研究者によるドリフターズの本格評伝。各メンバーの生い立ちから、結成過程、『全員集合』を経て、志村けんの死去までが綿密に綴られている。この際に、疎開、進駐軍とその撤退、集団就職、編集の進歩といったメンバーを取り巻く社会や技術が与えた影響に目配りされているのも特徴。そして本書全体を通じて、いかりや長...続きを読むPosted by ブクログ
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本書も、手にとっては戻し手を何度か繰り返し、その間に複数回の書評採択を目にするにつけ、最終的に読んでみたくなったものの一。結果、これは読んで良かった。破天荒を好まない家庭に育ったこともあり、幼少時にTVで見たのは、もっぱらドリフ系の番組。本書を読んで改めて感じたのは、ドリフの目線が全世代に向けられて...続きを読むPosted by ブクログ
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今は伝説となったコメディアン、ドリフターズの源流を辿る。
コミックバンドからの流れ、クレイジー、コント55号との切磋琢磨、その後の世代との対峙など漠然としか知らない日本のコメディ史を学び直すことができた。
各メンバーの生い立ち、出会いから描かれており、音楽的な要素、歌舞伎的な要素などドリフターズが何...続きを読むPosted by ブクログ -
なんで!この本読み終わった日に仲本工事が死んじゃうなんて!
…
と二日前に書いてから、感想書けなくなっていますが、本書を読んでビックリしたことをメモしておきます。ドリフターズの生みの親は桜井輝夫というバンドマンであり、いかりや長介はコミックの出来るバンドマンとして呼ばれたこと。桜井が狙っていたのはク...続きを読むPosted by ブクログ -
ドリフターズの誕生から現在までを、社会の流れと合わせて綴った内容は、壮大なドラマを感じさせて読み応え抜群。特にクレイジーキャッツと比して、ドリフが高度経済成長期の影の部分を背負っていたという指摘は目から鱗。だからこそドリフは今でも愛されるんだな。Posted by ブクログ
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興行はほぼ博打とイコールなくらい当たるか当たらないかわからないのに、勝てると信じて、いや、その勝ちを確実にするために、あらゆる手腕を発揮するプロデューサー。プロデューサーよりこの本で言う「興行師」の方が山っ気があっていい表現だ。「安定した事業」のふりをするところ、扱ってるのが「不要不急」なものではな...続きを読むPosted by ブクログ
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よくまとまった本だとは思う。
どうせなら、圓生も加えてほしかったかな。
だら下がりではなく急落だったから、ここでの七人とは色合いが違うかもしれないけど。Posted by ブクログ -
明治、大正、昭和の時代に活躍あるいは暗躍した有名興行師の栄枯盛衰を簡単に記した本。近代芸能史の入門本と言える。
紹介されている興行師たちは、十二代目守田勘弥、大谷竹次郎(松竹)、吉本せい(吉本興業)、永田雅一(大映)、小林一三(東宝)の5人。
大映を除いては、現在もトップクラスのエンタメ企業とし...続きを読むPosted by ブクログ -
著者は79年生まれで、この手の本の書き手としては格段に若いという印象があるが、その分、登場する5人の興行師についても等距離で書いている。
で、若さを象徴するのがチャプタータイトル。
例えば、
東宝vs松竹 三大劇場 興行界最大の決戦
リアルで観てもいない怪獣映画のタイトルをパロってしまうあたり...続きを読むPosted by ブクログ -
ネット配信が当たり前になる前のメディアの王さまはテレビだった。しかし、その前には映画の時代があり、さらには舞台の時代があった。
歌舞伎座、松竹、吉本、大映、東宝、宝塚の始まり。それぞれ新旧の激しい戦い、かつての開拓者はいつしか慢心し既得権益を守ろうと新しい可能性を排除しようとする。その繰り返し、興行...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い。確かにドリフの歴史を追っていけば、
そのまま日本の喜劇の歴史になります。
私はやっぱり
「いっちょめ、いっちょめ、わおー!」
が最高ですね笑Posted by ブクログ