作品一覧

  • アンジェリック
    4.6
    1巻1,067円 (税込)
    パリ・オペラ座バレエ団の元トップダンサー、ステラ・ペトレンコが6階の自宅アパルトマンから転落した。母ステラの死に疑念を抱く17歳の医学生ルイーズは、元刑事タイユフェールに調査協力を依頼。やがてステラの上階に住む画家も同時期に病死していたことが判明。事件性はないと思われた二つの死・・・・・・。だが、その陰にはコロナ禍に乗じた恐るべき計略が!? フランスでもっとも読まれている作家の最新大ベストセラーミステリー!
  • ヒトラーと海外メディア:独裁成立期の駐在記者たち
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    1巻4,752円 (税込)
    なぜ彼らは何も言わなかったのか? 1933年、ヒトラーが首相に就任、国会議事堂放火事件を契機に、ヒトラーとナチ党は共産党やユダヤ人への弾圧を強化、国会選挙でナチ党が勝利、全権委任法を可決して、独裁体制が成立した。大きな歴史的転換期となったこの年、海外メディアやその駐在記者たちは、ヒトラーおよび「ナチ台頭」、「ユダヤ人迫害」をどのように報道していたのか? 本書は、フランスのジャーナリスト(メディア批評)が、ナチに批判的で国外追放された記者から従順で妥協的な記者まで、当時の記事や回想録を掘り起こして徹底検証する。 海外メディアやその駐在記者たちが検閲や威嚇に屈せず、欺瞞や宣伝に騙されず、ナチを告発する報道は困難極まりなかった。ナチに目をつけられていたエドガー・マウラーや、ヒトラーに独占インタビューしたドロシー・トンプソンのように辛辣な記者は、すぐに国外追放されてしまう。一方、ナチとは妥協しながら、現場に残ることが重要と考えるルイス・ロッホナーは、批判の対象となる。「トランプ現象」と「報道の自由」が脅かされる現代に警鐘を鳴らす書。三浦俊章氏(朝日新聞編集委員)推薦。〈フランス・ジャーナリズム会議賞〉受賞作品。
  • あなた、そこにいてくれますか
    4.0
    1巻957円 (税込)
    ある日、目の前に現れた30年後の“僕”。“彼”が告げたのは、「最愛の恋人を失う代わりに、最愛の娘を授かる」という未来。 混乱と葛藤の中で、やがて2人の“自分”は一つの答えを出すのだが──。世界30カ国で第1位を記録したフランスのベストセラー小説がついに映画化。心を揺さぶる奇跡のラブストーリーに涙腺崩壊必至!
  • エッフェル塔くらい大きな雲を呑んでしまった少女
    4.0
    1巻770円 (税込)
    フランス発、笑って泣ける怒濤のコメディ! ハンサムな航空管制官レオは、オルリー市街の理髪店で髪をカットされながら、理髪師の老人を相手に語りはじめた。レオによると、アイスランドで起きた火山噴火の影響でヨーロッパ中の空港が閉鎖された日、プロヴィダンスという名の美女が勤務先の空港管制塔に突然現れた。なぜかビキニ姿の彼女は、「モロッコの病院にいる娘の容態が悪化したので会いに行きたい。いますぐ離陸許可を出してもらいたい」と訴えたという…。 デビュー作『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』がフランスでベストセラーとなり、衝撃のデビューを飾った驚異の新人ロマン・プエルトラス。彼の第2作は、前作同様、炸裂するだじゃれやきわどいジョークにおなかを抱えて笑わせられ、気づくとほろりとさせられている怒濤のコメディ。深刻な話こそ笑い飛ばしてしまえ、という著者の挑戦的な試みに、あなたもきっとハマるはず!?
  • 死のドレスを花婿に
    4.3
    1巻784円 (税込)
    『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス 狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。

ユーザーレビュー

  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    パリを舞台にしたミステリー。主人公は元刑事と17才の学生のコンビだが、この2人の絶妙な掛け合いがとても良い味を出している。発端はオペラ座の元トップダンサーの母親がバルコニーから転落死した事を不審に思ったルイーズが元刑事に再捜査を依頼するというもの。どこからみても事件性はないとされたものの同時期に母親の上の階で画家が病死した事がわかり、物語は急展開する。
    各章はメインの主人公について書いてあり其々の過去も判明する。油断大敵のハラハラドキドキの終着点で大満足。

    0
    2025年09月26日
  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    本当に本当に面白かった。それぞれ複雑に絡んで繋がっていく。人物の視点は変化していくが、とても読みやすく、むしろそこにこの本の良さがある。そして、登場人物みんなが個性的。とても好きなミステリー、良い作品だった。

    0
    2025年09月21日
  • 死のドレスを花婿に

    Posted by ブクログ

    すごいおもしろかった

    優しい夫と充実した仕事
    人生順風満帆なバリキャリの女性が
    いきなり不幸のどん底に落とされ
    社会の最底辺まで落ちるところからはじまります
    第一部が終わり、これは一体どのように決着がつくのだろうか??と終わりが全く見えないまま
    第二部で驚きの事実が発覚し衝撃を受けました
    そこからもう本を読むのが止められず
    気がついたら徹夜です
    そして見事な終結
    あんなに終わりが見えなかったのに
    とっても綺麗に終わりました!すごい

    主人公ソフィーの生きる力が逞しく
    こんな状況になっても頭が良いので自分が今何をやるべきなのか
    きちんと把握して行動するパワーに尊敬しました

    0
    2025年09月16日
  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    パリ・オペラ座バレエ団の元トップダンサーの母がアパルトマンの6階から転落死…
    そんな母の死に疑念を抱く医学生のルイーズは、元刑事タイユフェールに調査を依頼する!
    そして二人はその真相に挑むが…

    事件性はないと思われていたバレエダンサーの母の事件が少しずつ解明されていくのだが、まぁそれだけじゃ終わらない!終わらせない…(笑)
    後半からはもう怒涛の展開!
    参りました…のギョーム・ミュッソ〜
    ある事実を知った瞬間も、確認作業…
    はい!確かに…ヒントはありました…(笑)
    コロナ禍のパリの様子や社会風刺は興味深く、またラウンドアバウトの走行はおもしろかった
    (ユーチューブで凱旋門のラウンドアバウトを何

    0
    2025年09月11日
  • アンジェリック

    Posted by ブクログ

    280ページほどの中で目まぐるしく場面が変わる、特に後半。あっという間に読めるのですが、展開が早くて素晴らしい読後感。深い満足感に包まれています。コロナ禍のパリの雰囲気が伝わってきて、当時のことを思い出し胸が締め付けられる一方で、なんとか未来を切り開こうとする人の業も目の当たりにし気が重くなりました。そんなことを感じさせる深みのある作品です。

    0
    2025年08月31日

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