Posted by ブクログ 2022年05月17日
紹介文に『その女アレックス』の原点とあるがまさしくその通りでありました
話のシステムが『その女アレックス』の原形ですよね
章が変わるごとに衝撃の真実が明らかとなり見えてる世界をガラっと変えられる
大掛かりな仕掛け
そして最後に明かされるタイトルの意味
そしてこの作品の肝は犯人が持つ徹底的に理不尽...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月15日
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズを読んでいたので、この人の作品は面白いはずと読み始めた。中盤の「胸くそ悪いことこの上ない」空気に耐えると、そこから流れが変わった時の爽快感はすごい。でも、ラストはなんとも形容しがたい気持ちになる。実際の人間は、怒りや憎悪の方向へ気持ちを全振りできないのかも。私はこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月06日
現代フランス・ミステリの底力を見せつけるルメートル。2009年発表の本作でも繊細且つ大胆な仕掛けを施した超絶技巧が冴え渡り、暗い情念に満ちた濃密なノワールタッチの世界と相俟って読み手を魅了する。
ソフィー・デュゲは、悪夢から目覚め、現実の地獄へと戻る。膝の上には死んだ子ども、レオ。ベビーシッターと...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月23日
あぁ、すごかったな…一章はこういうお話なのか、なるほど…と読んでいたけど二章で衝撃で、そこからは早く先が読みたくて読みたくてそわそわうずうずしながらページをめくった。
執念があれば(あとお金と時間と知恵も)ここまで人をコントロールできてしまうのか…(可能かどうかはさておき)怖すぎる…!とても満足で、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月08日
デビュー作らしい。
意外性は無く、一章二章共に長すぎる感はあったが、この作品でも映像作品を見てるかのような感覚。
章立ての構成も練られていて、ピエールルメトールの特徴とその手腕はこの時点で既に発揮されていて、これがカミーユ警部シリーズへと更に進化していくのだなと妙に納得。
ところでソフィーは完全に父...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月11日
「ピエール・ルメートル」の長篇ミステリ作品『死のドレスを花婿に(原題:Robe de marie)』を読みました。
「P・J・ランベール」の『カタコンベの復讐者』に続き、フランスのミステリ作品… 「ピエール・ルメートル」の作品は、2月に読んだ『その女アレックス』以来ですね。
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