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『その女アレックス』の鬼才ルメートルが放つ徹夜必至、
一気読み保証のノンストップ再就職サスペンス。
リストラで職を追われたアラン、失業4年目、57歳。再就職のエントリーをくりかえすも
年齢がネックとなり、今は倉庫でのバイトで糊口をしのいでいた。
だが遂に朗報が届いた。一流企業の最終試験に残ったというのだ。
だが最終試験の内容は異様なものだった。
〈就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよ――〉
どんづまり人生の一発逆転にかけるアラン。愛する妻と娘たちのため、
知力と根性とプライドをかけた大博打に挑む!
解説:諸田玲子
※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
Posted by ブクログ 2023年06月03日
2023.06.03
もし、「ワタシが今リストラされたら4年後にちょうどアランと同じ状況になる。」
読み終えてそんなことを思わず考えてしまった。ルメートルにしては流血量が少ないため、そんな妄想を呼び起こす。
しかし、解説で諸田さんが述べているように、カミーユのシリーズとどちらが「怖い」かというとなか...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月09日
スピーディーで予測のつかない展開、綿密なストーリー、さすがルメートル!とても面白かった。
失業中のおじさんが社会復帰するために必死に努力するが、やること全てが裏目に出て思いもよらぬ事態に発展してしまう。
主人公が最初から最後まで一貫していたのは、家族のために働きたいという想いだったのに…
仕事を勝...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月18日
現代ミステリの最重要作家、2010年発表作。私の場合、購入した本はしばらく〝寝かせる〟のが常だが、ルメートルだけは早々に積ん読から外している。一旦、冒頭を読み始めたなら、最終頁に辿り着くまで片時も本から手を離せない。しかも、一度も期待を裏切られたことがない。本作もプロットの骨格自体に大胆且つ斬新な仕...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月01日
邦題がイマイチなうえに、残酷な描写は今は見たくないな…と読むのをためらっていたけど、読み始めるとやっぱり止まらない。
ルメートルお得意の残酷シーンはなかったものの、怒涛の展開はさすがだった。
コロナウィルスによって人々の価値観と世界情勢が大きく変わった今だからこそ、痛烈な批判と皮肉を盛り込んだのか...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月10日
期待していたほどではなかった。監禁面接というタイトルほど、監禁も面接もしていなかったし、そこに重きは置かれていなかったような気がしたし、原題の「黒い管理職」にあるほど、それぞれの闇が注目されることもなく…世間に暴かれ、裁かれることもなく…
一部を読み終えるのが、大変苦痛で。でもあのルメートルだから...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月08日
三部構成「そのまえ」「そのとき」「そのあと」。
主人公は57歳失業者、元人事部長。愛する家族のために求職中。ある企業の採用試験にうまく進みだしたことで、貧しいながらも平和だった一家がジェットスター並みの展開に飲み込まれる。
読者は「そのとき」の章で、ちょっと、いったい、主人公はどうなっちゃったの!と...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月16日
フランスの作家ピエール・ルメートルの長篇ミステリ作品『監禁面接(原題:Cadres noirs)』を読みました。
『傷だらけのカミーユ』、『わが母なるロージー』に続き、ピエール・ルメートルの作品です。
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『その女アレックス』の鬼才ルメートル、最新作。
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