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水越千晴は、ファミレスのバイトを頑張る大学3年生。この春、学内の仲間6名と「シューカツプロジェクトチーム」を結成した。その目標は、最難関マスコミへの全員合格! クールなリーダー、美貌の準ミスキャンパス、理論派メガネ男子、体育会柔道部、テニスサークル副部長、ぽっちゃり型の女性誌編集志望と個性豊かなメンバーの、闘いと挫折と恋の混戦の行方は…。シューカツを通じて、自分の知らない自分に気づいていく仲間たち。直球の青春小説!
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Posted by ブクログ
この作品が発表されたのは10年以上も前の話だが、今も昔も就活の現実は変わらないのだと感じた。非常にリアルに描かれているので自分が就活をしているようだった。7人の結末もリアルで主人公の千春の就職先が分からないのも良い終わり方だと思う。社会に出ると色々は人間がいることや、就活している学生の気持ちが良く分...続きを読むかる一冊。就活する前やその後にぜひ読んでもらいたい一冊。
就活生に容赦なく冷や水をぶっかけてくる傑作 25卒で就活に打ち込む自分からすればこれ以上に怖い現実はない。けれどすごく参考になるし、同じ想いで戦ってるんだと思うとすごく勇気をくれる。 人間の生き方を根本から見直さなければいけないですね。いやー大丈夫かな、頑張ります!
自分の事のようだったり 子供達もこーいう思いをしながら 就活をしてたのかなぁと ドキドキハラハラ しながら飲み進めてました。 終盤では、感動してしまい 通勤電車の中で涙が… 入り込んでしまって 最寄り駅に着いたのに 気付くのが遅く もう少しで 乗り過ごしかけましたˆˆ; どっちを選んだか 気になり...続きを読むます 私なら…と思いながら 読み終えました。 私には とても面白いストーリでした。
出会った時には彼女はもう就活を終えていた。自分は教員採用試験を受ける身で就活の情報すら全くもっていない。自分の大学では、ちらほら公務員試験を受ける人がいるぐらいだ。 就活を通して彼女がどんなことを考えたのか少しでも知りたかったからこの本に興味をもった。 ESにある自分の長所や短所、大学時代のアピ...続きを読むールなんて特に書くことない気がする。就活は精神的な面で怖いなと正直思った。確実ににその就活で彼女は人間として強くなったのだろうなと思う。 結局どんな人にも壁を壊さないといけない時期がある。どこまで先延ばしにしたとしても壁は壊れてくれないもんだとこの本を読んで感じた。
改めて日本の就活は現在まであまり変化がないんだと感じた。今年就活を終えた私からすると、登場人物の心情や行動に深く共感を覚えた。ただひとつ言えるとするとこのシューカツチームがとても羨ましいと思いながら読み進めた。今年の就活生は学校もほとんど行けておらず、キャリアセンターも利用できない。 この物語のよう...続きを読むに就活の情報共有をしたり、不安や喜びを分かち合える仲間が近くにいない中、みんな個々で就活を進めてきた。周りがどのような状況なのか分からず進める就活はなかなか辛かった…。 しかし内定を貰えた時の喜びは千晴たちと同じだと思えた。今後、日本の就活もコロナによって少しずつ変化していくと思われる。やはりその中でも自分をどうアピールできるかは大きなポイントだと思う。
この本を初めて読んだ時のわたしは中学生で、「へえ就活って大変そうだなあ〜」くらいの感想しか持たなかった気がする。覚えてないだけかもしれないけど。 実際に就活を齧ってからこの本を思い出して、今読むのは自殺行為かもなと思いつつも気になっちゃって読んでみた。 端的に言えば、ぜんっぜん違う作品に見えた。 ...続きを読む一つ一つの場面で揺れ動く登場人物の心に、理解する以上に共感してしまう。 自分の将来が不確実で、しかもそれは努力でなんとかなるものでもなかったりして、そんな日々への不安とかプレッシャーとか、いろんな立場の人間のそれぞれの葛藤が手に取るようにわかる。 本を読むのは自分の生きられない世界や人生を体験することだというのはよく言うことだけど、やっぱり自分で体験したからこそ感じとれることってたくさんあるのね。当たり前のようでそれを実感する機会は今までなかった気がするので、これまで読んだ本も自分が人生経験を積んでいったら見え方変わるのか、と思うとワクワクする。人生は経験するだけの価値があるらしい。 例えば私が就活を無事終えてからもう一度読み返したら、きっと今以上に思うことがあるんだろうなあ。 就活を通して自分の心も感性も成長するといいな、なんて思ったり。 この本は単純に誰かの人生の「就活」というイベントをめぐる出来事をあれこれなぞっているだけではない。良く出来た本だなあって心の底から思ってしまった、、作家さんってすごい。 こんなに就活わかった風に書いてるけどまだスタートしたとこ
順風満帆、挫折知らずで大学生活を終えようと言う時に訪れる最初の挫折が就活。 多くの人が七転八倒するわけですが、この小説では、水越千晴、ほか仲間7人の七転八倒を描いています。 文系の学部(四大の院でない)卒としての就活。 時代背景や、実情などは、文庫の森健の解説が網羅的に親切でわかりやすいです。 僕...続きを読むの場合は、理系の学部卒。卒業研究でやるような実験室の仕事はマスター以上じゃなきゃ仕事としてはありません。が、そんな無理を望まなければ、推薦入学のような就職でした。 小説は、私立のトップの大学をモデルにしていると思います。公立の大学ではだいぶ様子が異なるでしょうし、マスター卒や専門性の高い勉強をしている人たちも異なるでしょう。さらには、大学以外の学校の人の場合はもっとだいぶ違うでしょう。むろん僕のような私立理系とも違います。しかし、とても面白く拝読しました。 ハイライトは、関東テレビの最終面接で失敗し不合格となった後の千晴だと思います。 挫折をどのように乗り越えるのか。人それぞれの性格が反映されるシーンです。 二種類の人がいると思います。 恨みに思い、敵と認識し、戦いを決意する人。 それとは対象的に、自分の課題として認識し、自分でできる対処法を考える人。 この二種類の人間の間には、深くて大きな溝があります。が、僕がそうと気がついたのは、だいぶ歳を取って、近年になってからです。 ちなみに、この小説のヒロイン水越千晴は後者で、失敗の原因を分析し(本人が分析するのではなく、事実が地の文で解説されるのですが)いくつか、学習し、最終的にはほかのものがうらやむような就職先から内定を二つもゲットします。 この逆転劇までの千晴の変化をどう読むか、がこの小説の味わいになると思います。もちろん人それぞれだと思いますが。 今で言えば、少し盛って「この本読みました。」と書いた、失敗のネタについて。 「ずうずうしく適当な感想でもいっておけば合格だったんだろう」 と言う良弘に対し、 「あんなにつまらない本で見栄を張ったわたしが悪いんだし。」 と、自分の中で整理しています。 こういう人と一緒に仕事をしたいな。と僕は思いました。 全ての不具合の原因を他者に求めて、自らは唯我独尊を装い、ハッタリ、口八丁手八丁でうまく泳ぐ人も、 正直に実力で勝負する人も、 就職した後のそれぞれの人生は、それぞれ。うまくいく場合も、失敗する人もそれぞれの場合でいろいろです。一概にどちらが成功し、失敗するとは言えないようです。 ただし、ハッタリが効く人が実績評価も高く、出世する傾向にあるようです。つまり、そこそこ出世した人は皆ハッタリが効く人です。が、評価されなくてもまじめに仕事に取り組んでいる人もいるはずです。(はったりが利くのは、実効性のある仕事をしている人がいるからです。) このバランスをどう取るかは、もっとえらい経営者層の手腕次第ですので、ぼくらにはなんともすることはできません。それぞれの会社の特徴って、この二種の人間のバランス具合によるところが多いようです。 現場で働く自分としては、千晴のような人と一緒に働けたら気持ちが良いだろうな、と思います。 世の中にはいろんな人がいます。外に出れば七人の敵がいると言いますが、正直に実力で勝負する方向に切り替えた、千晴のような人となら仕事も楽しい、と思いました。
「実際の仕事っていうのは、毎日未知のトラブルが連発するんだ。それをモグラ叩きみたいにひとつひとつ潰して、自分でやりたい方向へなんとかチームを動かしていく。マニュアルが通用するようなやさしい世界じゃないんだよ。」 やっぱりどの職業も実際に働いてみて分かる「仕事」の難しさ、面白さがある
就活に真摯に取り組む姿になぜか感動を覚えました。自分自身適当に就活をし就職したことが恥ずかしくなりました。ただその会社で定年を過ぎた今でも働いているからよかったのかな。
これ就活中に絶対読みたくない笑笑 あたしは誰がどこの内定貰ったとか聞くだけで落ち込むから就活は1人で戦ったし、友達と一緒に就活するってイメージなくて、なんかみんなすごい心広いなって思った(一緒に就活してる顔可愛い実家太い女が先にアナウンサー内定貰ったりしたら発狂する自信ある) 今は当時はめちゃくちゃ...続きを読む入りたかったし内定もらった時も泣くほど嬉しかった会社で働いてるけど、今は毎日しんどすぎていつ辞めようかずっと考えてる…笑 当時の気持ちを思い出してがんばろと思った!!!
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石田衣良
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