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同棲=結婚じゃないの?! 煮え切らない男・絃と煮詰まった女・奈世が繰り広げる現代の同棲物語。トホホ笑いの果てに何かが吹っ切れる、迷える男女に贈る一冊。
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Posted by ブクログ
最初の一文から心が奪われた。 私が普段感じていてもなかなか言語化できない、常にある感情が言語化されていて、一つ一つの言葉が響いた。感動する場面じゃないのに気づいたら涙出てた。こんな感覚初めて。 大好きになりました。綿矢さんの本全部読む。
これ、アラサー女子には刺さる人多いのでは? 奈世と弦、うまくいってるようでうまくいってない。 好きなのに噛み合わない感じとか、将来のことを考えすぎて空回りしちゃう感じとか… 奈世の気持ちも、弦の気持ちも、両方の視点で描かれてて「そうそう、わかる…わかるよ…」ってなる。 自分も誰かと過ごしてきた時...続きを読む間や、モヤモヤが全部思い出されるような読書時間だった。 ハッピーエンドじゃないけど、それもまたリアルで、だからこそ胸に残った。 学生時代の恋愛とは違う、「大人の恋愛」の不器用さにぐっとくる一冊だったな、友だちにも勧めたい。
勝手にふるえてろ、に続くわかるー!な恋愛系。綿谷りさの恋愛系はハマる、リアルすぎてしんどさもある。 煮詰まるナユと煮え切らないユズルの対照的な感じがすごい、同棲の楽しさと不安はまさにこれなんだろうなって。最後の一言で不安吹き飛ぶところもわかる〜 父が言う言葉がささる、結婚を自然に、スムーズにしたか...続きを読むった。がんばるのは違うよなーって また結婚に焦る日々が来たら読みたい
昔の恋愛を思い出して心が痛いよ……夫との暮らしは常時おだやか…自然… 前半の読みにくさは俯瞰できていない感が生み出すものだったのか…支離滅裂感が強かったのもそれだ。後半はとても読みやすかった。互いに、想いはあるけど、相性は良くないかも?と思いつつ、頑張っている。主食が違っても、几帳面さの程度が違っ...続きを読むても、それを魅力として捉えようとして、とても努力している。そして、限界を迎え、距離を置いてみると良いものが思い出され、やり直したいとなる… 解説では奈世が不穏と書かれているし、雰囲気は感じる。しかし、このサイクルは、【恋】を表していて、特徴的だった。実家での休養期間で分かりかけていた自分たちの関係性(恋)に、お父さんの【愛】を形容する台詞が刺さりまくる。 p.155 「今日を逃せばまたためになるかもしれないと考えているからだろう」 父の言葉にどきりとしました。父はじっと私を見据えています。 「いいか奈世、結婚はいまがチャンスと焦ってするものじゃない。ほんとに合っている二人ならもっと、自然に、とてもスムーズに、結婚まで至るものなんだ。不安も焦りも、もちろん裏切りもない。拍子抜けするほどおだやかに、まるで当然のように付き合いから結婚へ流れていくのが、結婚する運命の男女だ。父さんたちもそうだった、おまえのお母さんと大学生でであったとき、結婚することに迷いなんか一つもなかった。友達もいとこもスムーズに結婚まで至った奴らはたいていいまでも仲良くやってるけれど、結婚のときにもめた奴らは大概離婚している。二人の関係がもっとどっしりしているカップルこそ、結婚してもうまくいく可能性がある。残念だが、おまえと田畑くんにはそれがない。おまえたちはこのままでは、絶対にうまくいかない」「うまくいかないなんて、決めつけないでよ!」 一番言われたくない言葉を言われて私は逆上して父より数段大きな声を上げました。 p.154 刺さると言えばこの台詞も。 「結婚?ばかばかしい。一緒に暮らすことさえできなくなったカップルが、いきなり結婚してうまくいくか。奈世も奈世だぞ、同棲生活がうまくいかなかったと泣きながら、あれだけやつれて帰ってきながら、田畑くんがちょっと来ただけで、しっぽふってついて帰るとはなにごとだ。おまえがいま元気なのは実家に帰ってきたからだぞ。東京にもどって田畑くんと生活しはじめたら、また元のもくあみだ」
長く付き合って同棲してるけどなかなか結婚に至らないカップルの話。 昔の恋愛を思い出しながら読んだら結構辛かった。 愛があっても相性が良くなければ上手くいかない。 運命の人とはスムーズに何の迷いもなく結婚する。 昔は信じられなかったけど本当にそうだと思う。 恋愛においては頑張る、努力する、って逆効果...続きを読むなんだよなぁ
何十年ぶりくらいに小説を読んだ。 展開が激しいわけではなく、真新しいわけでもない。だからこそ、場面一つ一つを表現する言葉に着目できた。自分なら一言でしか表現できない情景・心情を、こんなにも言葉を操って表現できるのかと、小説家の言語表現に恐れ入った。
完全にタイトル買いと言っていいだろう。これの類義語に私は「ニンニクの味は強い」を提唱したい。 後半が読みやすい。解説にもある前後半で同じ物語と思えないほどにまとまりを欠いている感の前半と、峠を越えた後半?と言った具合。本人の心情がそうさせるのかわからないが、後半の方が俯瞰力があるように思える。 ...続きを読むこれは非常に禍根を残しそうではあるが、物語がある人物の視点から語られる以上、どうしてもその語り手に肩入れしたくなるものだと思う。しかし、恋愛や結婚や家族の繋がりといった人と人との関係において片方が善で片方が悪と割り切れないのが人間関係というもの。不倫や浮気も世間的に見たら10:0でやった方が悪いし、結婚に踏み切れないのは、踏み切れない男の方が悪い、となる。どーなんかね、それ。今回でいうと残念ながら主人公にもその相手にも感情移入はできない。 ここで終わるんだ感はとても良い。というかこれ以上に書くことある?って感じが良い。漫才の「もうええわ」ってツッコミが聞こえてきそう。
やはり他人同士が生活するにあたって、違う環境で育っている為に同棲するとそれぞれの不満が出てくる。その不満や行動が喧嘩を引き起こす原因になる事がとても自分に当てはまった。結婚というのはそれぞれのタイミングが合わなければ成立しないという事を実感させられた。私もタイミングが合わなければもう少し遅ければ結婚...続きを読むしていなかったかもしれないと思う。弦が少し生真面目すぎる点もあるがどちらかが悪いのではない、どちらの言い分もわかる。ただタイミングが合わなかっただけ。だと私は感じました。
ゆずるの掃除機を丁寧にかけるところが好き でも、ちょっと細か過ぎるとも思う 自分にはないところに惹かれつつ だからこそすれ違う 男の子の本質は好きだの恋だの愛だの興味がないと気付く反面、求められて安心する おもしろかったです
付き合い始めて3年、同棲して1年__一緒にいることで違いを感じ、孤独を深める2人。結婚すれば上手くいくのか?答えは分かっているのに依存や執着が現実をぼやかしてしまう。2人の胸の内が息苦しくてリアルなとこが面白かった〜!
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