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Posted by ブクログ
どこに共感できたか。
恋に狂気がかるくらい情熱的な奈世と、いかにも冷静なユヅルのお話。好きになればなるほど、度がいきすぎてしまうナヨに、私と通ずる部分があって、自分も気をつけようと思った。
ナヨの父親も言っていたが、「結婚とは、努力して得た結果ではなく、流れで、スムーズになるもんだ」という言葉が印象に残った。
今の私と彼は、付き合いが続くように、無理矢理頑張っている状態だと思った。その結果、お互いの心が疲れてしまい、結婚しても幸せを手に入れられないと考えてしまう。
私は、そんな彼との関係性を客観的に見直せる作品だったと感じるし、カップルにはカップルなりタイミング・流れがあり、無理して付き合うものでもないと思った。
途中で、3ヶ月の時を経てナヨには気持ちが無くなってしまったのかと、ドキリとさせられた場面があったが、すぐに調子を変えて彼と東京に戻る姿には驚いた。両親もびっくり。私も両親を大切にしようと思った。また、ナヨの友達が「ユヅルくんの時の速さは3ヶ月だったんだね」と言ったその一言にも納得した。
Posted by ブクログ
ああなんだか頭が痛い。昔の自分よ、これを読んでしっかりと反省してくれ。書かれていることがわかってしまうのも、ある意味成長かもしれないけれど。私も当時は、主人公のように、なぜ彼氏が生きがいだと言ってはダメなのか分からなかったから。。
二章建てになっていて、文体が変わる。それもなんだか、奈世自身が諦観したというか、絃への重すぎる思いを、自認しながらやめられない、ホラーみたいな気持ちになる。
絃もやばいけどな、いちいち不安になるなよ、さっさと結婚してくれよ、と35歳までに産まないといけない女たちは思ってしまうけれど。
お父さんは、もっと自然にスムーズに結婚するんだと言う。いいなあ、羨ましい。私もそうしたかったのに。
もう少し、頑張れば、仕事よりも何億倍も難しい結婚とやらを、私もできるのかしらん。
などと、冒頭で成長したと書いた自分が、過去の過ちを自認しながら実のところ全然成長できてないことに、なんならそれをぐつぐつ煮詰めている自分に、奈世みたい、と思ったりした。
Posted by ブクログ
隣にいるのに分かっているようで何も分かっていなくて、近くにいるのに分かろうとし合えない絶妙な関係性。わかる、わかりすぎるこの痛み、、
弦が感じている一緒に過ごす時間が長いだけでは溶け合わないこだわりや価値観も、奈世が漠然と感じているこんなにも長くいるのに結婚することの覚悟すら固められないのねという大きな失望感も。奈世の両親の感じも痛いほど身に覚えがあるからこそ、なんだかこの小説は刺さりすぎました、、
弦と奈世、果たして本当に結婚することはできるのでしょうか?わたしは、お父さんが言った通りこのままでは上手くいかないだろうな、って思ったな、、
Posted by ブクログ
我が家の方針は同棲反対だった。
母曰く、同棲は女に妻の真似事をさせておきながら男の決心を鈍らせるものだそうだ。「同棲するくらいなら結婚しろ」と口酸っぱく言っていた。
きっと母は同棲に対して苦い経験があるのだろう。
でも、同棲は相手が自分にとって必要なのかどうか、その先の将来を考える上で重要な期間だと思う。きっと相手は母を選ばなかったのだ。
「煮え切らない男と煮え切った女」という表現がぴったりな2人。奈世(「なせ」じゃないんかい)のねっとりした、ややテンパった愛情、弦のやや神経質な面倒くさい男感がリアル。
私も将来結婚するからと努力(転職活動)もせず、後先考えず仕事も辞めたので、奈世の事をとやかく言えない…。
弦視点での話で奈世と暮らしていた日々を「あのささやかな努力と忍耐の積み重ねの毎日」と表現していたのを見て「あぁ、このカップルはダメだな」と思った。
多分この先もお互いを押し付けあって上手くいかないんだろうな。奈世は都合のいい時だけ両親を頼るんだろうな。いや、そうであってほしいと思う。
どうも読んでいて応援したくなる2人ではないのだ。
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小説・文芸
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