蹴りたい背中

蹴りたい背中

572円 (税込)

2pt

第130回芥川賞受賞作品。高校に入ったばかりの“にな川”と“ハツ”はクラスの余り者同士。やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく……いびつな友情? それとも臆病な恋!? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く、待望の文藝賞受賞第一作。

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蹴りたい背中 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    けっこう厳しい感想を聞いたことがあったのでビクビクしながら読んだけど、これは読んで良かった。もっと早く読めばよかった。
    短いし、読みやすくて一気に読めます。
    一言一言の表現力がすごく美しかったり、鋭かったりするので「ふぉー」ってなった。
    高校生のお話なんだけど、なんとなく中学生の頃の感

    1
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    表現はとても上手だと思った。現代日本語を上手に使って、なんとも言えない心情や情景を美しくもリアルに描かれていた。異性感での「好き」「嫌い」ではない感情。ハツがにな川に対して抱いていそれは、恋でもあり嫉妬でもあり友情でもあり嫌悪でもあり優越感でもあり劣等感でもあり。。ハツ自身無駄に頑張る友人関係には飽

    1
    2023年05月06日

    Posted by ブクログ

    他人には、興味がない。周囲の学生たちに比べて、どこか達観したハツは、人一倍不器用で、人一倍寂しがり屋だった。男子の部屋に呼ばれれば、掻き立てられる妄想に胸を躍らせるし、友達が他の誰かと話していれば、ヤキモチも焼く。思春期特有のモヤモヤを思い返しながら、すこしくすぐったく思いながら一気に読み切ってしま

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    群れからはみ出した高校生2人の、息苦しさと不器用な共鳴。
    「蹴りたい」衝動に滲むのは、
    苛立ちと憧れが混じる思春期の本音。
    自分でも説明できない感情が、誰にもあると気づかされる一冊。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    2004年第130回芥川賞受賞作

    初版は2003年、丁度20年前。
    芥川賞受賞19歳という最年少記録はいまだに破られていない。

    冒頭の「さびしさは鳴る。」という一文は有名だが、時期を逃して未読のまま時は過ぎ…。

    いやー、語彙力なくて申し訳ないが、すごい。
    19歳かよ、本当かよ。

    まだスクール

    0
    2023年08月22日

    Posted by ブクログ

    「若さ」は大人になるにつれて、良い感情、良いイメージしか抱けないものだ。しかし、真っ只中にその身を置いている人間にとっては、決して明るいものばかりではない。クラスで孤立している少女が、同じ立場の少年と交流を持つことによって生まれた感情を丁寧に綴っているこの物語は、あまりにも刺々しく、痛々しい。決して

    0
    2023年08月03日

    購入済み

    とてもよい

    0
    2021年01月26日

    購入済み

    むき出しの自意識

    オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。
    思い出すとこそばゆい。
    このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。

    2
    2013年12月04日

    Posted by ブクログ

    ハツはにな川のこと好きだったのかな
    それとも自分より惨めな人を見てたかったのかな
    どっちもなのかな

    蹴るという行動は好きな人に意地悪するという思春期特有のものなのかな
    それとも自分がいじめる側になってるような感覚を得るためのものなのかな
    どっちもなのかな

    こんなに行間たっぷりな本、久々に読んだや

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    初版から22年程経っていることを知り、時の流れの速さに愕然としつつ初めて読みました。
    長谷川と絹代と、にな川の3人の高校生が、アイドルのライブに行く。出来事はそれぐらいしかない。
    高校生活が始まり、少なくとも馴染めているとは言い難い長谷川と友達グループを見つけ活発的な絹代、クラスどころか家族とも馴染

    0
    2025年10月04日

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