【感想・ネタバレ】蹴りたい背中のレビュー

あらすじ

第130回芥川賞受賞作品。高校に入ったばかりの“にな川”と“ハツ”はクラスの余り者同士。やがてハツは、あるアイドルに夢中の蜷川の存在が気になってゆく……いびつな友情? それとも臆病な恋!? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く、待望の文藝賞受賞第一作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人によっちゃあ「ハァ?」って感じかもしれんが、私とっては最高で大切な作品です。どこがそんなにいいかと聞かれたらうまく答えられません。中学生の時に初めて読んでから、10年以上経った今でもたまに読み返します。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

純文学は、一か所でも知っている感情に出会えればいい。

というわけで私が知っていた感情。↓

「自分の内側ばっかり見ているから、何も覚えていない。学校にいる間は、頭の中でずっとしゃべっているから、外の世界が遠いんだ。」

ここだ。
これはまさしく高校生の時の私だ。
なんならおばさんになった今でも若干そうだ。

綿矢りさと同世代なので、雑誌を集めたり、ラジオを聴いたり、ライブに行ったり…あの感じがリアルに想像できた。まぁ同世代じゃなくても想像できるだろうけど、90年代後半~00年代前半のあの感じ。
ていうか、主人公よりもにな川にシンパシーを感じてしまっている(笑)
好きなアーティストに心酔して、痛いことしちゃうよね。はたから見たら引くよね。

主人公への共感ポイントはまだある。
運動部ではなかったのでスポーティな格好ではなく制服だが、夏に部活のあとお店に入ってひんやりする感じ、懐かしかった。少し場違いな変な感じ。

思春期の学生生活特有の、グループ面倒臭い、人間関係面倒臭い、というか他人をとことん見下している、基本いら立っている、そのくせ認められたい。
わかる。わかりすぎる。もう戻りたくないな、と思いながら読んだ。
しかし読後、「こういう感情の時期はもう戻らないのだな」とちょっと寂しくなった。

そして「好き」という単純明快な表現では絶対に収まりきらない「蹴りたい」という感情。なったことはないけどわかる気がする。

こういう人間は20代になってもこじらせた恋愛をしそうに思えてきた。
やっぱり戻りたくない(笑)

忘れていた感情を思い出して懐かしむことができるから、読書ってやっぱりいいよね。

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2026年05月25日

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ネタバレ

主人公・ハツの心の弱さを描いた作品だと思った。

グループ行動する高校の同級生を低レベルだと決めつける。部活動をうまくサボる陸上部を軽蔑する。クラスメイトに迎合していると思われないために笑いをこらえる。
全ては自分が特別でありたい、上位の存在でありたいと思う故の行動なのではないかと思う。

自分が異種であるかもしれないという可能性を意識的に排除している。にな川に同級生が低レベルであることを告げるシーンがそれを表してると思った。

でも、やっぱり心の隅では自分は高いレベルの人間なのではないと考えてしまうときがあるのだろう。そこで明らかに自分より下位のにな川に目をつけた。
自分よりも下位の存在の彼が悲しむ姿を見たい。痛ぶられてる姿が見たい。そしてそんな彼の背中を蹴りたい。そんな話なのだと思った。

高校生らしい捻くれ方を丁寧に描いた作品。下位のグループに染まってしまった親友との決別、にな川への依存が高まるラスト。この作品を締めくくるのに美しいラストだと思った。

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2026年03月13日

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進学して環境が変わった途端、周囲が急に低レベルに見えてしまう。旧友に誘われても、どこかで「自分はもうあんな集団とは違う」と思い込み、みんなが笑ってる中でも同じ土俵に立ちたくなくて笑いをこらえる。

他人を見下していたのに、実際には特別だと思っていた己のほうが視野が狭く、他人の友情や関係性まで打算に見えて軽蔑する心の弱さ。

あまりにも学生時代の自分に似ていて、ちょっと涙が出ちゃった。

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2026年02月22日

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『蹴りたい背中』
綿矢りさ

高校生の ハツ はクラスに馴染めず孤立している。
同じく浮いた存在の 椎名 は、アイドル“ミイコ”に異常なほど熱中しており、その一途さにハツは戸惑いながらも強く惹かれていく。

二人は近づくようで近づかず、
ハツは椎名の“背中”に向けて、
恋とも憧れとも違う、説明できない衝動を抱くようになる。

物語は、孤独な二人がすれ違いながらも互いに影響を受け、
ハツが自分の感情と向き合い始める瞬間を描いて終わる。

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2026年01月17日

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他人には、興味がない。周囲の学生たちに比べて、どこか達観したハツは、人一倍不器用で、人一倍寂しがり屋だった。男子の部屋に呼ばれれば、掻き立てられる妄想に胸を躍らせるし、友達が他の誰かと話していれば、ヤキモチも焼く。思春期特有のモヤモヤを思い返しながら、すこしくすぐったく思いながら一気に読み切ってしまった。

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2025年10月26日

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群れからはみ出した高校生2人の、息苦しさと不器用な共鳴。
「蹴りたい」衝動に滲むのは、
苛立ちと憧れが混じる思春期の本音。
自分でも説明できない感情が、誰にもあると気づかされる一冊。

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2025年05月31日

a

購入済み

あ

とてもよい

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2021年01月26日

購入済み

むき出しの自意識

オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。
思い出すとこそばゆい。
このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。

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2013年12月04日

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蹴りたい気持ちが理解できずに検索かけてみたら同じ人がいて安心した。理解できないのは幸せなことかもな。

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2026年09月12日

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「さびしさは鳴る」という印象的な書き出しはとても有名ですね。
クラスに馴染もうとしない女子高校生の長谷川。同じく溶け込めないにな川の様子が気になります。
恋愛感情も含め、その他いろんな感情が混ざり合った複雑な気持ち。彼の一面を知る度にカエル化したり嫌悪感を感じたり、冷たく当たって反応をみたり。とにかくにな川から目が離せない長谷川。
長谷川の思考、あの頃特有のプライドや拗らせもわかりすぎて「ヒャー!」となります。
これを言語化したのがすごい、「蹴りたい背中」ってワードのハマり方もすごい、何より著者・綿矢りさが当時19歳というのがすごい…

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2026年08月25日

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ネタバレ

令和の推し活文化がすっかり浸透した現代に読んだわけだが、当時のオタクってこんなに肩身狭かったのかぁと思いながら読んでいた。

とにかく人と群れていないとこちらが変わってる人扱い。そこは現代も当時も変わらないところかもしれない。多少受け入れられるようにはなったが…

主人公のハツちゃん、孤独こそ感じるが、レベルの合わないクラスメートに合わせるよりも一人でいることを選べるしっかりした芯のある子という印象を受けた。
にな川に対して感じるそれは今でいうところの、キュートアグレッシブなのだろう。
フェチが開花するお話なのかと思いながら読んだが、見当違いでした。





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2026年04月04日

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初めての綿矢作品。
今思えば、発刊当時に読まなかったのは、賞まで獲ってしまうような同い年の人への嫉妬からだろうなw

やっと他人のすごさを認められる年齢になって読んでみて、高校生時代の激しく揺れ動く感情を言葉にするとこんなにも印象的な文章になるものなのか!?と驚いています。

昔の自分を見ているような気持ちにもなり、少しざわついたけど、それも受け入れられる年齢でよかった。

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2026年04月02日

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高校生特有のクラスで1人で居る時の孤独感が、読んでいて恥ずかしさもあり、懐かしさもあり、不思議な気持ちになった。にな川へは、自分と同じ孤独を味わっていて、一歩引いてクラスメイトを見ている仲間だと思ってたけど、オルちゃんという自分の世界を持っていて、それに対する憧れや嫉妬みたいな気持ちがあったのかな?だから蹴りたいのかな?と思った。

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2026年03月31日

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綿矢りささんの著書は本当に早く読める。不思議なくらい。本作も1時間ちょっとで読み切った。
たまにティーンズ文学に分類されていることがあるけど、ティーンズを題材にした成人向け小説だと思った。ハツの蹴りたい衝動に共感はしないけど、キュートアグレッションに近かったりするのかな。
中学高校ならではの、自我と周囲との差を痛くも気持ちよく思う感覚がこんなに具体的に表現できるなんてさすがです。プールの着替えの喩えとか、男性は共感できるかわからないけど女性には刺さる気がする。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

特に何がいいたいとかはわからなかった。
だけど、今まで誰にも話していない、誰からも聞いたことのない話や感情が綴られていて、好感持ちました^_^

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2026年03月02日

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p140
「川の浅瀬に重い石を落とすと、川底の砂が立ち上って水を濁すように、あの気持ちが底から立ち上ってきて心を濁す」

この比喩がとても気に入った。ゆっくりじわじわと砂が立ち上ってくるようなそんな気持ちってすごくわかるんだけど、こんな比喩思いつかない…

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2026年02月14日

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ハツはにな川のこと好きだったのかな
それとも自分より惨めな人を見てたかったのかな
どっちもなのかな

蹴るという行動は好きな人に意地悪するという思春期特有のものなのかな
それとも自分がいじめる側になってるような感覚を得るためのものなのかな
どっちもなのかな

こんなに行間たっぷりな本、久々に読んだや

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2025年11月28日

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初版から22年程経っていることを知り、時の流れの速さに愕然としつつ初めて読みました。
長谷川と絹代と、にな川の3人の高校生が、アイドルのライブに行く。出来事はそれぐらいしかない。
高校生活が始まり、少なくとも馴染めているとは言い難い長谷川と友達グループを見つけ活発的な絹代、クラスどころか家族とも馴染めないにな川。
中学とも大学とも違う、狭間の時代。
大人から見ると、不器用が過ぎる2人と、背伸びをしたがる普通の高校生。自己管理はできないが欲情を発散したいと感じていた頃。
私も昔を思い出し、つい当時の後悔と懺悔が頭をもたげそうになる。

当時は史上最年少の芥川賞受賞者ということで、メディアで随分取り上げられた一冊だったかと記憶しています。
読みやすく、シンプルな文体です。読み終えてみると、「蹴りたい背中」という不思議さは、長谷川のチグハグな感情と行動にとても良く当てはまる言葉です。これ以外に当てはまるタイトルが無い気がしてきます。

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2025年10月04日

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人の背中を蹴りたい、という思い、相手と関わりたいだけど、普通の関わり方が分からなくて、少し暴力性を持って、絶対に反応してもらえる方法を選ぶ感じ、めっちゃ分かるな〜と思ったりした。

私はそれを恋人に対してやるけれど、このような友達?の距離感の人にやるのは意外な気もした。

でも、この気持ちを丁寧描き切ってくれたことを嬉しい、と思った

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2025年09月19日

ネタバレ 購入済み

ハツが自分に向ける感情に気づいていながらも、それを何でもないことのように受け止めるにな川の感じがいいですね。

#感動する

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2021年06月24日

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高校生になって一人ませた気持ちになって孤独を貫く主人公ハツと、あるモデルの熱烈なファンである蜷川を通して描かれる思春期小説。

主人公は大人びている(と思っている)から、群れないし生徒に媚びる先生も嫌う。でも心の中ではそんな風に人を遠ざけている自分が幼く見えてもどかしい。一方狂気的なファンを貫く蜷川は、主人公にとっては幼稚で恥ずかしくも感じる。だから蹴りたくなる。でもその蹴りたくなる心情は、自分自身を疎ましく思う部分を蜷川に見出すからだろう。蹴りたい背中は蜷川であり、自分自身。そんなアンビバレントな感情を綴った小説だった。

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2026年08月07日

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確かに人物表現は他に例を見ないような表現で、それでいて的を得ている気がしたものの、完璧には付いて行けなかった感じが残りました。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

再読
のはずなんだけど、ぜんぜん覚えていなかった。
人間の心理描写は、この当時から詳細で丁寧だったのですね。ここではクラスで疎外される高校生が描かれる。
なかで主人公の「わかった気でいたい。わかられたくない。」はよく分かる感覚だなぁ。

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2026年07月02日

Posted by ブクログ

最年少芥川賞!まして綿矢りさは当時美少女と言っていい。ただ、この作品、理解されてない。恋愛小説だと思ってるでしょ、みんな。違います、主人公は蜷川に恋してないよ。恋愛というものは両者の熱量が必ず食い違う。だから、相手の背中を蹴りたくなることはある。でも、外界と折り合えない主人公は傷つき、狂ってしまえたらどんなに楽かと思っている。そして主人公から見て、蜷川は狂っているんですね。だから、お前だけずるい、という気持ちが「蹴りたい」になるんです。

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

クラスメイトのレベルが低いと見下し、部員のおしゃべりや顧問への媚売りをくだらないと軽蔑し、孤立は怖いくせにイキがっている主人公ハツは、拗らせ、まさに中二病。

思春期特有のもどかしい感情がみずみずしく描かれており、衝動に駆られて抱く「背中を蹴りたい」という不思議な感情こそ、第二次性徴を表現しているのかな。
その表現力すごいなぁ19歳綿矢りさ!!

ハツが観察する、にな川に対する気持ち悪さ、
口から唾をとばして話してくる、
着古して襟ぐりの内側が垢で汚れて茶色くなってるシャツ、
しゃぶりかけの飴を口から落とす、切符を噛む…
これらの気持ち悪い描写は、性への目覚め的なエロさを感じるし、背中を蹴る行動は、衝動的な性欲。

個人的には、

エアコンから出るちょっと生臭い鰹節のようなにおいの冷気

が漂うにな川の部屋の感じが一番気持ち悪い(笑)


ハツはもともとは空気の読める子だった。
無印でオリちゃんと会った際、一緒にいた外国人カメラマンから、
餌を与えられるようにコーンフレークを食べさせられ、無様な恰好でコーンフレークを食べて見せたら、気味悪がられたという一節が、私の胸を締め付けた。
やらなかったらしらける空気が怖いから、ノリ良く付き合っただけなのに。
これがきっかけなのかは定かではないけれど、
高校生になったハツは、5人組を作れと言われればあぶれてしまう、お昼の弁当はカーテンの中で一人で食べる、孤独な学校生活になっていく。

自分と同じように、友達もいないちょっと変わった男子にな川への歪んだ愛情は、やっぱりどこかで人とのつながりを求めている気持ちがあり、それは恋心にはまだ発展しきれない思春期の複雑な感情。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

悔しい…
この作品を面白いと思えなかった自分に残念。
共感もできず、
理解も難しく、
自分の過去をふり返って思い出を弄って探ってみても、楽しめなかった。
悔しい。
自分の感性がいかに乏しいか思い知らされた。

でも、
でも!
綿矢りささんの文章というのか、リズムというのか、表現がとても好き。
だからきっといつか「グッときたぜ」って思える綿矢さんの作品に出会いたい…!

ところで、絹代ちゃんは普通にいい子じゃない?絹代ちゃんに感じる妬ましさみたいなモヤッとしたものこそ、長谷川が拗らせてる原因な気がするよ。
でもまぁ、絹代ちゃんの悪気ない決めつけみたいなセリフが「あぁなんか学生って感じ」って、自分の過去にも同じようなものがあったなぁと思い出したりなんかした。あの頃はなんか、自分が見えてるもの・感じてるものがすべて正義って感覚があったよねぇ、うんうん。

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2026年02月18日

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綿矢りささんの作品は初めて読んだ。主人公は自分と似てると思って読み進めた。分かる、分かる!ってなった。特に大きな出来事があるわけでなく、普段の日常が描かれていた。ラストもこれで終わっちゃうの〜?って感じで、物足りなさを感じた。

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2026年01月25日

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文章のリズムが、普段読まない感じ
スクールカーストの話はあまり好きじゃなくて刺さらなかったけど
表現力が尋常じゃなかった

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2025年11月10日

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陰キャと陽キャ。

陰キャと陽キャは決して交わらない。
自分の自意識過剰さ加減は自分では気づけない。

いろんな感情が入り交じって「蹴りたい」気持ちに繋がるのだけど、そういった鬱屈した感情ってなかなか人には理解されないかな。

気持ちは少し分かる気がするけど、まぁ、背中は蹴らないよね。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校1年生の初美(ハツ)とにな川を中心に展開していく。主人公ハツには中学からの友達だった絹代が同じクラスメイトだが、すでに絹代は他の仲間を見つけ、その対比が切ない。自分と合わない人間と馴染む気はないが、一匹狼にはなりきれないハツからは未熟な感じが伝わる。一方で、にな川は推しのオリちゃん以外に関心がなく、同じクラスの余り者のハツとは対照的で、そこにハツも興味を持ったのだと思う。思春期特有のもどかしさを感じつつ、蹴りたい気持ちは理解しきれなかった。ただ、それくらい衝動的な心の動きがあったということかな。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ力がなくて不安や劣等感に押し潰されそうなのに、妙にプライドが高くて弱さや自分の置かれている立場を上手く認められない絶妙な思春期の心情を上手に表していると思った。
可愛いとは昔、かわいそうから来ていた言葉だったらしい。可哀想と相手を見下しているのに、それが可愛いというような肯定的?な感情を巻き起こしてしまったのかなーと。そしてそんな可哀想で好きな彼をいじめたくなるような感情が生まれてしまったのかなと。
可愛いものをいじめたくなる、分かるような気がする。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

主人公はどこか周りと馴染めずにいる女子高生の絹代。そんな彼女はクラスメイトの所謂陰キャラの男の子と仲良く?なる。
絹代はその男の子の家に何度か遊びに行ったりするうちに、色んな意味で気になる存在になっていく。
彼には推しが居た。ファッションモデルのオリチャン。絹代が部屋に遊びにきていても気にせずにオリチャンオリチャン。今からオリチャンのラジオ聞くから、って絹代は放置されて、彼の背中を見つめていると「蹴りたい」という感情が芽生えてほんとに蹴飛ばしてしまう(´∀`)

好きとか嫉妬とかムカつくとか気持ち、そういうの全部ひっくるめての「蹴りたい」だったのかな?

絹代は一度も彼のことを好きと認識していないけど、絹代の唯一の友達からは「彼のこと本当に好きなんだねっ!」と冷やかされるほど、側から見たら片思いでしかなかった。こんな気持ち悪い推し活してる男に片思いしてると認めたく無い「蹴りたい」でもあるのかなぁっと!

この解釈が正解なのかは分かりませんが、
青春時代に経験したことあるような、甘酸っぱいグミを食べたときのキュッとしたような気持ちになりました。若い時しか経験できない、言語化が難しいあの感情o(`ω´ )o

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2025年10月04日

購入済み

現代の文学作品が読みたいと思い購入。
作品としては面白いし、当時未成年の作者が書いたということを踏まえればよく出来ていると思う。
ただし、近代の文学作品をこよなく愛する立場としては、どこか軽さを感じずにいられない。「これが文学?」と思わざるを得ない。

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2025年06月02日

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