【感想・ネタバレ】しょうがの味は熱いのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年05月05日

"愛"とはなんだろうか、他人から評価されるようなものなのだろうか?それとも自分の意思で評価するものなのだろうか?そんな曖昧な愛に悩む20代の心を繊細に描く綿矢りささんの作品です。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月30日

もう、今の私には、自分の日記でも読まされてるのかと思う内容だった。
分かる、分かる。

そう、がんばったらどうにかなることとそうじゃないことがあるのよね。
ペースが合わないのは、性差の問題?それとも相性?

彼の存在が重要すぎて集中できない

あともう少しがんばれば、幸せになれるかもしれない。でも、...続きを読む愛や結婚は、あともう少し、と努力するものなのでしょうか?

0

Posted by ブクログ 2024年04月09日

奈世の性格に行き過ぎがあるとはいえども、程度の違いがあれ複雑な心境をとてもリアルに表現されていて心がえぐられた。
私は女はだけれど、男性はそんな風に考えているのかというところもあったり。

結婚は焦ってするものではない。
二人の関係がどっしりしている者がうまくいく。
奈世のお父さんがはなしていた言葉...続きを読む、実はそれに尽きる気がした。

0

Posted by ブクログ 2024年02月01日

読んでいると凄くもどかしくなるけど
かなりリアルだと思う。

結婚という言葉を使わずに
相手の意思を知るには確かにどうしたらいいんだろう。

0

Posted by ブクログ 2024年01月28日

星をつけるときにいつも思うけど、大体いつも4になっちゃうな。そうだよ!なんか変だよ!出て行きなよ!と思う一方で、次の日のちょっとしたことで希望を見出してしまう気持ちとか、すがりたくなる気持ち、追ってきてしめしめと思う気持ち?そのどちらにも共感できた。ねぇ、でもそんなの上手くいかないんじゃない?と第三...続きを読む者目線なら思えるのにね。断ち切るのもずるずる続けるのもエネルギーがいる。今の私は、ずるずるよりも断ち切る方が自分にとっていいと思ってる。でも辛い!(失恋中)

0

Posted by ブクログ 2024年01月18日

解説にトホホ笑いの果てにってあるけど本当か?笑うところなかった おしまいなふたりの全力破滅って感じでよかった

0

Posted by ブクログ 2024年01月13日

正直めんどくさ!って思ってしまったけど、恋愛とか結婚ってたぶんこんな感じなんだろうなって思いました。

0

Posted by ブクログ 2023年11月07日

所々の2人の結婚への考え方や、客観的に見て絃くんと奈世ちゃんは絶対上手くいかないと思うけど本人たちは突っ走っていく所がめっちゃリアルな恋愛だなぁと感じた。

0

Posted by ブクログ 2023年07月31日

奈世と同じ26歳なのであるある、、と思って胸がキュッとなった。
結局、結婚してして!っていうよりスッと相手から離れてみるほうが男としてはいいんだろうな。
押してダメなら引いてみろ。

0

Posted by ブクログ 2023年07月27日

絃と奈世の年齢まであと数年しかないけれど、結婚に対して決断ができるかどうかとても怪しい。現時点では、なかなか厳しい。
経済力や生きる力が、そのときに備わっていたとしても、絃のように見て見ぬふりをしてしまうかもしれない。奈世は戻ってきてくれたが、僕の場合、そのまま失ってしまう可能性の方が高いと思う。
...続きを読むとりあえず好きっていう気持ちを尊重して結婚するのは間違ってないけど、果たして踏み出せるかな。

0

Posted by ブクログ 2022年09月02日

阿部公彦の後書きが良い。
綿矢りさは「変な女」を文學的表現に乗せて、純文学に痰を吐いていくのがうまいよね。

0

Posted by ブクログ 2021年10月21日

結婚への道のり。
自然にスムーズに行く方が運命っぽいけど、じっくり向き合って揉めに揉めての結婚でも、2人が出した結論ならうまく行くよ!!
色んな形や道のりがあってもいいと思う。
幸せになれればすべてヨシ!

0

Posted by ブクログ 2021年09月09日

つらつらと綴られたメンヘラと冷酷男(言葉悪)の話

どんなけ相手のことが好きでも、
相手を取り巻く全てが好きでも、
やっぱりわたしはわたしが向ける目線に気づいてくれない人はいややなあ、、
でも彼に何もかも委ねられる奈世のことを羨ましくも思う。そういう人とはまだ出会ってない気がするので

0

Posted by ブクログ 2021年06月08日

イライラしたり、共感したり、納得したり、自分の友達のリアルな悩みに首を突っ込んでる気持ちになった。
良くも悪くも心変わりは女性の方が早いよね、単純

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月16日

3.8
奈世の気持ちもわかる
弦の木気持ちもわかる
恋人とはいえ、同棲しても、所詮は他人同士
100%わかりあえることなんてないもんなぁ

0

Posted by ブクログ 2021年01月09日

文章のリズムが心地良くサクサク読むことができた。
奈世の考え方、その時の感情に動かされる様子は幼稚じみているようにも思えるが、時々合間に挟まれるポエムのような表現には少しドキリとさせられる。
また、急にですます口調になる語り口から感じられる自分のことなのにまるで他人事であるかのような必死なようでどこ...続きを読むか冷めている視点の不安定さにヒヤリとする。

0

Posted by ブクログ 2024年01月02日

どこかですれ違って、それも分かっていて、でもどうしようもなく好きで。

察してくれよと、分かってるでしょうと、相手に理解を求める。

お互いに勝手だけど思いやりも持っている。

0

Posted by ブクログ 2023年09月29日

はじめは絃くんこだわり強すぎじゃない?本当にこんな人と暮らしていくの?と思いながら読むけど、だんだん奈世ちゃんも奈世ちゃんでやばいな…と察しがついてくる。
解説で「変な女」と断言されていてちょっと面白かった笑
綿矢りささんが描く、どことなく危ういところのある女性像が好き。

奈世ちゃんとご両親の喧嘩...続きを読むのシーンはつらかった。。
優しいご両親のもと愛情を受けて育ったんだろうなと思いつつ、大学を卒業した娘が一度もていしょくについてないことをわりと受け入れてるところ、誕生日プレゼントの相談をするところは、なんだか甘やかしてるなあと感じた。

自室で泣いている奈世の気配を察知する両親に関する描写が好きだった。

0

Posted by ブクログ 2023年03月27日

気になっている作品が多数ある綿矢りささん。
初読みです。

女性!!をプンプン香らせている文章がとても好みでした。脳内で目まぐるしく考えを巡らせている他人の頭の中を覗き見するのはやはり楽しい。燃えた男女がそうでなくなっていく様の表現や、同棲生活での些細な一コマに共感できる部分もあったが、奈世と絃カッ...続きを読むプルは好きではない。

寂しく感じて連れ戻したいからプロポーズ、実家の前にいるのに親に挨拶もしない、帰りのバスの中ですぐに結婚延期。ここで親に謝罪できない男なんて結婚しても上手くいかないんじゃない?
でもそんな絃よりも、好きにのまれすぎてそういうことを絃にきちんと言えなかったり、違和感を持つべきところでそれを感じれない奈世の方が問題あり。
父親があれほど怒る気持ちがわかるよ。絃はそれほど奈世のこと好きではないもん。結婚が地獄に変わってしまうか、ぶつかって成長していくのか、この二人の三十代が気になる。

奈世が友達なら、とりあえず仕事しな?の一言に尽きる。笑

綿矢りささん他の作品も読みたい。

0

Posted by ブクログ 2023年03月23日

味が、熱い。悔しいくらい言葉の組み合わせが巧い。味なのに熱い。でも共感できる。同棲カップルの煮え切らない共同生活、日常は日常の連続だよなあといういい意味でがっくりした気持ちになった(笑)

0

Posted by ブクログ 2022年10月25日

「婚期」に対峙した男女をとても冷静に描写している。(作品とはズレた感想になるかもしれないが、)改めて「結婚」って不思議な制度だなと思う。

0

Posted by ブクログ 2022年07月26日

同棲中のカップル、奈世と絃のお話。
2人とも変。絃の性格に難アリだなぁと思うけど、絃の難アリな部分さえも愛おしく感じている奈世も難アリ。
奈世の素直さ、恋に対する真っ直ぐさは共感できる人も多いのかもしれない(私は共感できないけど…)。
後半の方が比較的読みやすかった!

0

Posted by ブクログ 2022年04月12日

audibleにて拝聴。

こういうカップル、世の中に沢山いるだろうなぁ〜〜と思った…笑

綿矢りさ先生の文章は「独り言がぐるぐると目まぐるしく回っている人の頭の中」を覗き見てるようだなと思う。

他の作品でも、ああ〜この脳内の独り言やあっち行ったりこっち行ったり1人でぐるぐる考えてる感じ…分かるな...続きを読むぁ〜と頻繁に思わされた。


ナヨが敬語だったのが何か怖かったけど、別にホラーでは無くてほっとした笑

0

Posted by ブクログ 2022年03月09日

よくあるんだろうな〜っていう男女のお話。
奈世が少し前の自分を見ているみたいで少しきつかった。客観視してやっと切羽詰まっていて自分じゃなくなってしまっていたんだなと改めて思った、、執着って怖いけど好きすぎて楽しかった頃にちょっとだけ戻りたくなった

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年06月11日

うーん!読んでいてとてもイライラした!
絃の目線、奈世の目線でストーリーは進んでいく。
同棲する2人の物語。
明らかに結婚の意思のない絃に依存する奈世。
もう別れたら良いのにってずっと思いながら読んでいたW(`0`)W
奈世からプロポーズして、誤魔化されるシーンでは見ていられなかった。
実家に帰るシ...続きを読むーンでも、奈世は実家に対して冷たいなーって思ってしまい、自分勝手の行動にもやきもき。どうやら奈世が苦手らしい 笑 

最終的に結婚したことに驚いた!!
えーーー!結婚するの!?と何度も心の中で二度見する感じ。

でも、綿谷りささんの作品は、やはり読みやすくて、人間をよく観察されてる人だなと思った!人の心理状態をここまで丁寧に書けるなんて凄い!

0

Posted by ブクログ 2021年01月13日

私が死んだら 骨のかけらをあなたの身体に収めてほしい
いつもつないでいた左手の薬指の骨 そしたらあなたに内蔵されて
カルシウムになれる
私あなたのカルシウムになりたい
なんて、ちょっとこわいかな


めちゃくちゃ怖いっす。笑
ほかの全部が同じだからこそ1つだけの違うところがすごく悲...続きを読むしい。みたいなはなし。でも最終的には、その人と違うところまで全部愛せるような関係を。家族、友達、好きな人、どんな人とでもそういう関係を築きたいな。

0

Posted by ブクログ 2020年11月29日

結婚に対して非常識なほど夢見心地な奈世が、なんだか見ていられなかった。

「絃が全て」という言葉に対して、
そんなに依存して楽しいの?あなたの人生それでいいの?
と読んでいてイライラすることが多かった。1人でも立派に生きていける人こそ結婚に向いているんだと思う。
でも、結局恋愛すると客観性を失って相...続きを読む手しか見えなくなりがちで…
だから恋愛は好きになれない、現実に期待なんかしちゃダメだって思うようにしています。ちょっと悲しいけど。

0

Posted by ブクログ 2020年11月23日

奈世は同棲中の絃との結婚を望んで、日々相手の機嫌を損ねないようガマンの生活を送っている。神経質なところのある絃は、奈世の雑なところがイチイチ気になって、円形脱毛になりながらも一緒に暮らしていたが、ある日奈世が実家に戻る。3ヶ月経ってやっと奈世のいない暮らしが寂しいと感じて、プロポーズする。
二人はと...続きを読むもに東京に戻ることにするが、奈世の両親に反対されたこともあり、結婚はしばらく様子を見てから、ということに。
ホントにこのまま結婚できるのか、どっちに転んでもおかしくない終わり方で、読者の解釈に委ねられているんだと思うが、個人的にはもう少し希望の持てる終わり方が好きだなぁ。

0

Posted by ブクログ 2020年11月01日

綿矢りささんの本はこれが初めて。
そういえばインストールも蹴りたい背中も読んでなかったな。。。

結婚したい女性と結婚するのが面倒な男性の話。
前半が同棲、後半が再び一緒になるまで。

前半の
 私あなたのカルシウムになりたい
や後半の
 年齢はいっているのに、全身を羽毛で覆われている、むくむくのひ...続きを読むな鳥
は、よくこんな表現思いつくなーって感じです。
前半は重たい女性を、後半はおばさんの表現です。

0

Posted by ブクログ 2020年10月15日

綿矢りさ 著

タイトルからして、もっと家庭的な温かいものを
少し想像していたが、そうではなかった。
流石、綿矢さんらしい観察力の鋭さが際立つ。
最初は、何だか暗いという感じとは違う、ネチネチした感じの女性、奈世の登場から始まり、どうやら、絃という繊細な…神経質な?男性と同棲生活を送ってるらしい 明...続きを読むるい同棲生活の始まりのはずが何故か不穏な空気に包まれた感覚で物語は展開される。
しかしながら、解説でも最初触れてたように、綿矢さんの才能溢れるものに、期待感しか抱けず読んでしまっていた。
奈世は不思議な女だ…観察力凄いのに、KY的な雰囲気だ それに比べて、常識的かと思えば、観察されてる事に怯えてさえいる同棲相手の絃も変な奴だって気もする。
こんな相性合いそうにない2人が、よくもまぁ…同棲する気になったなぁ、なんてことが気になった。

しかし、恋愛って付き合い始めは勿論、恋人として付き合ってる時は、多分、相手の良い部分しか見えないものだと思うし、嫌だなと思う部分さえ愛おしく誤解?いや感じて盲目的になってしまうものだ。

でも、一緒に生活することは現実的で、相手の見えなかった部分、アラ…?本性みたいなものが垣間見えるものだ こんな事を気にする人だったのか?とか、自分の神経質さを棚に上げて相手の気楽さに苛々したり…しかし、それも慣れて 慣れる事自体愛情かと思えたり?しかし、最初は、本当はよく知りもしない他人と暮らすのは、ウキウキというより面倒な事が際立ってくる。
この、登場人物のカップルは何だか不思議で不穏な雰囲気に包まれているものの、それは第三者から客観的に見ているからだという事に気付かされる。

奈世の感じ取る絃の所作や考え…
絃の感じ取る奈世の所作や感じ方に対する人間像

これは、小説ならではの二人称になっているから
どちらの考えにも不満を持ち、共感したりする。

男と女の感じ方の違いさえも顕になる

もともと、自分という個体と相手とは違う人間なんだから、違ってて当たり前だし、付き合ってる間は、お互いが相手に必死に合わせようとしているから、気が合う、相性が合うと思い込んでしまうものだけど、やはりそれは、似ていて非なるものなのかもしれない。

斯く言う、自分自身も、思い当たる節はある
よくつまらない事で、諍いを起こして、相手に(主人)に怒りを覚えても、10秒我慢して、深呼吸してから次に繋げよって耳にするが、怒ってる時に、そんな余裕はない事の方が多い(笑)

文面の中に 奈世が思うこんなのがあった…
「あれ、そういえば絃が起き出す前は何を考えてい
 たんだっけ。大切なことを考えて考え過ぎて、
 皺のよった眉間の感触だけ残っている。
 あることをいっしんに考えていたのに、ふっと
 別の事に気を取られた瞬間、何を考えていたのか
 忘れてしまうことはよくある…」

なんて…そんな事は私にも、しょつちゅうある。
結局…何にそんなに怒ってたのかも、話を逸らされただけで、それにも腹が立って、最初何について争っていたのかも、、だんだん、どうでもよくなってくる。
つまり、元を正せば…きっと、そのくらいつまらない揉め事に過ぎないのだって思ってしまう。
家族に対しては…何故か、そこに引っかかって、
何それ?って気分を害す事あっても、
不思議と外の世界では人に寛容な気分で接する事が出来、冷静でいられる(つまらない事に、怒りの感情が起こらない)
なら、何故って思うが、同居人に対して厳しい。
同じ空気の中で長い間生活しているというのに、
自分の事をこんなにも知らなかったのか?理解してないのか?って愕然としてしまう事がある。
それとは、反対に一緒に長く居るからこそ、気が許せるというか、意外に相手の性質を知って思いやったり思いやられて、嬉し恥ずかしくも思ったりするものなのだが…。

しかし、小説の中で お互いの思惑を二人称で描いてくれている、この作品を読んで、自分もそんなふうに、相手を冷ややかに見たりショックを受けたりしてる分…相手も自分に対して、そうなのかもしれないなぁって 何だか、久しぶりに謙虚な気持ちになれた作品でした(変な感想だけど…(笑))

それにしても、綿矢さんは作風は違っても冴えているなぁって思った。

0

「小説」ランキング