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妄想といっては哀しく、純粋というには怪しすぎる初恋をした高校時代。一年浪人の末、九つの学部を受験して、めでたく早稲田大学露文科ダケに合格。さあ女のコにモテるぞ、と張切るが現実はきびしい。青春と恋とはギョーザとニンニクの如くセットのはずなのに、実にグヤジイ。園山俊二、福地泡介などとの愉快な漫研生活、白昼堂々、両親に見送られての“家出”をしたころや、プロを目指した辛い売込み時代などを回想する漫画チックな放浪記。ショージ君の原点がここにある。
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Posted by ブクログ
現在深刻な問題となっているNEETの先駆け的自伝小説。とは言っても『ひきこもり』がテーマというわけではない。青春時代誰もがやってしまうであろう馬鹿な行動、歪んだ妄想、その他もろもろ、ほろりとしてしjまうような場面もしばしば。 この本は、筆者が漫画家としてデビューするまでの人生を綴った作品である。 ...続きを読む少年時代に漫画を書くのが好きだったこと。 この本を読んで、誰もが『アハハ、コイツ馬鹿だなぁ』と思うだろう。どこか抜けていて、でも憎めない行動。漫画を出版社に持ち込んで、さも当然のようにそれが大ヒットすると信じ切っている。こんな無謀で間の抜けたショージくん。 だがこれはだれしももっている恥ずかしい体験ではないだろうか。 人間はいつも特別になりたいと考えている。程度の差はあれ、初めてやったスポーツで才能が認められたらどうしようとか、心の底では思っている。だけど理想は遠くて、現実は近くて。 部屋で日がな鼻毛を抜いたり映画を見に行ったり、ショージ君はそんな日々を過している。 だがある日、親友の福地泡介の家の牛乳受けをみて、そんな無駄で怠惰な日々からの脱出を決意する。『次の日から猛然と漫画を書き始めた』というほど人生は簡単ではなかったが、それでも人生は動き始めた。いや、彼が動かしたのだ。 初めて漫画が雑誌に載った時、掲載率がどんどん高くなっていった時、彼は少しずつ大人になっていくのだ。だれがなんと言おうとあの日、ショージくんは輝いていたのだ。 若さ、それは万人が持っていた日々、そして誰しもが無駄に過した日々。 人生の大抵は、そういうものでしかないのかもしれない。だがそれを帰るのはほんの少し、ほんの少しの努力でいいのだ。 若者必携の書。 特に中高生に読んでもらいたい作品である テーマ ・『若さ』 ・『僕はモテナイのだ』 ・『早稲田大学に入ってからの怠惰な日々』 ・『福地の家には牛乳が置いてあった』
新聞連載「あさってくん」などの作者にして、日本屈指の名エッセイスト東海林さだおの青春記を描いた私小説。 これほど方に力の入らない青春記があっただろうか?若人の青春時代の悩みに対する最もあたたかい回答がここにある。
「ショージ君の青春記」3 著者 東海林さだお 出版 文藝春秋 p91より引用 “大学に入学したてのころは、 どうも女学生対策にばかり心をくだいていたようである。” 漫画家でありエッセイストである著者による、 著者の青春時代の思い出を綴った一冊。 子どもの頃の疎開から大学漫研時代の仲間達について...続きを読むまで、 いつもながらの楽しい文体で書かれています。 上記の引用は、 大学に入学した時のエピソードが書かれた章の中の一文。 今も昔も男子大学生の頭の中は、 それほど変わりが無いのではないでしょうか。 けれどこの年代の男性がこうでなければ、 生物種としてのこの先の寿命に期待は持てないので、 これでいいのだと思います。 漫研のエピソードの中に出てくる仲間の名前が、 一度は聞いたことのある名前ばかりで、 漫画家の当たり年だったんだろうかなぁと思いました。 ーーーーー
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ショージ君の青春記
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