Posted by ブクログ
2012年02月25日
この本は「丸かじり」シリーズの第二弾です。タンメンの魅力を語ってみたり、のり弁を懐かしみ、カップ麵の言い訳の出来なさに悩みつつ、素朴な疑問を追及します。ただ、空腹時に読むのはお勧めしません。
今、僕のお気に入りとなっている東海林さだおの『丸かじりシリーズ』その第2弾でございますが、これを読んでい...続きを読むたときは無性におなかが減っていたときで、空腹時にこの本を読むべきではないということを自分で実証する形に相成ってしまいました。鍋焼きうどんは病床で食べるものであったり、タンメンの魅力について語っているところにいたっては『ああ、今すぐにでも日高屋に飛び込んで大盛りライスと一緒にズルズルモリモリと食したい!あの野菜と申し訳程度に混ざっている豚のバラ肉がたまらん!』と身もだえをし、カツ丼の魅力をこれでもかと語る部分や、いわゆる『大衆魚』と呼ばれるサバが以下にうまいかと切々と語る回にいたっては、僕の頭の中はサバの塩焼き、味噌煮定食。バッテラ、サバの握り寿司と、おいしそうな食べ物があれこれと頭の中を駆け巡って、なんとも難儀をしました(笑)。
普段だと何気なく通り過ぎてしまうような素朴な疑問をここまで考察する筆者も筆者ですが、それを読んでふむふむなるほどなぁ、などといっている僕も僕です。しかし、一読はしてもビジネスのヒントになったり、自己啓発には一切役にはたたないものが、意外と人生にとっては必要である。そういったことを読みながら考えました。僕は牛丼にもかなり紅しょうがを入れたクチですが、皆さんはいかがですか?