新月譚

新月譚

896円 (税込)

4pt

ベストセラー作家はなぜ筆を折ったのか?

突然筆を折ったベストセラー作家・咲良怜花。その理由は、一人の男との煉獄のような恋愛関係だった。甘く残酷で痛ましい恋愛物語。

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新月譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月30日

    元々読書が好きなタイプではなかったが、これを読んでから読書っていいかもと思えるようになった、そんな本。
    人間の醜い心理が上手く現れていて、恐ろしさすら感じる。それが面白かった。
    どんどん次が読みたくなって止まらなかったので、短い話ではないがおすすめ。

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    Posted by ブクログ 2019年09月06日

    作者も書いてた気がするけど別にミステリではないけど、話が純粋に面白いので引き込まれます。で、最後まで読んでました。恋愛モノになるのかな?

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    Posted by ブクログ 2016年07月04日

    恋愛小説というのはもっと上手くいくものではなかったか。もっと安心して読めるものではなかったか。読みながらそんなことが頭をよぎった。容姿に自信のない女性が恋を経て、整形をし華やかな美貌を手に入れ、持て余し、翻弄される…。どこか既視感があったような気もしたが、そんなものは一瞬にして吹き飛んでしまった。理...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月18日

    『乱反射』のような多人数視点とは対極で一人の女性の生を丹念に描いたメロドラマ的作品。個人的には、こういう人の持つ資本や価値に引っ張られてしまう感覚は自分にも身に覚えがある(大して資本や価値がないだけに)。実際、その相手と価値が釣り合うかどうかは恋愛の大きな要素の一つであるし生殖本能として人類にプリセ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月13日

    ある美人作家が引退した理由。
    そこには誰にも言えずにいた過去とある一人の男性への強い想いがあった。
    それは幸せと言いながらも辛く寂しい恋愛だった。
    圧倒的な世界観に、震えた。

    女性の深い深い部分であるはずのものを、男性作家がここまで書くのか…と思わずにいられない。

    2021.7.13

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    Posted by ブクログ 2021年05月29日

    すごく良かった、鬼気迫る感触。男性作家が女性の心理描写に挑むってすごく勇気がいると思うのやけど、改めて見事だった。蛇口の話もすごく凄みがある。小説家として何かを表現することが蛇口だと、そして自分は情念の蛇口になるのだ、と。
    貫井徳郎は慟哭とプリズム以来だと思うが、ほぼ一人称で心理描写していく、こうい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月09日

    読みやすかったので、一気読みしました。
    サスペンスではないかな?
    大恋愛の話なような。。
    恋愛話は好きではないけど、よかったです

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    Posted by ブクログ 2017年09月09日

    貫井徳郎は微笑む人に続き2冊目。整形をしてそれまでの人生を捨て、女流作家になっていく主人公。執筆に掛ける作者の気持ちを代弁している感じ。ボリュームがあり、読み応えはあった。一人称で進んでいくので、これだけの量を読むと主人公と同化していく。結末はほの悲しく、主人公への共感が増して幕が閉じます。
    普段使...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月15日

    2017.5.15-44
    女性に対して不誠実である木之内の為に小説を書きまた筆を折る怜花の半生。ミステリーとは違う方向性であり重みもあるが一気読み。

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    Posted by ブクログ 2017年05月03日

    【内容紹介】

    美貌と壮絶な作品世界で一世を風靡した作家、咲良怜花。だが彼女は突如として筆を折った。なぜ彼女は執筆をやめたのか。彼女が隠し続けてきた秘密とは何か。沈黙を破り、彼女は語り始める―目立たない娘だった彼女を変貌させた、ある男との恋の顛末を。恋愛の陶酔と地獄を活写し、読む者の呼吸を奪う大作。

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