白い闇の獣

白い闇の獣

880円 (税込)

4pt

小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。だが少年法に守られ、「獣」は再び野に放たれた。4年後、犯人の1人が転落死する。失踪した朋美の父・俊彦が復讐に動いたのか? 朋美の元担任・香織はある秘密を抱えながら転落現場に向かうのだが――。“慈悲なき世界”に生きることの意味を問う、著者集大成!

【文庫書き下ろし】

「やつは獣だ」
家族×愛情×憎悪×暴力×裏切り×誠実×応報×赦し
『代償』『悪寒』の著者渾身の衝撃作
伊岡ワールドの真髄!

すべては少女誘拐惨殺事件から始まった。
娘の父 元担任教師 フリーライターが、
慈悲も正義もないこの世界で、
圧倒的暴力に立ち向かう!

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白い闇の獣 のユーザーレビュー

3.8
Rated 3.8 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いくら寅ちゃんや多岐川さんが頑張っても、愛の少年法では今の少年犯罪には対処しきれないと思います。凶悪犯罪を犯した子どもは大人と同じように処罰すべき。むしろ大人より厳しい罰で良いくらいだと思います。たとえ家庭環境が悪い子供でもです。特にこの本のような犯罪者には更生の機会など与える必要はありません。こん

    0
    2024年10月11日

    Posted by ブクログ

    辛い話、少年法という難しい話ではあるが
    読み始めからあっという間に引き込まれ
    没頭した。とにかくおもしろい。

    0
    2024年07月09日

    Posted by ブクログ

    最後の最後で二転三転して面白かった。
    やはり悪者は子どもだろうが大人だろうが更生しないものなのか。少年だろうが何だろうが、悪意と殺意を持って犯行に及んだのであれば、厳重に罰せられるべき。
    しかし一夜の過ちの罪の意識だけで、我が身を投げ出せるものなのか、いつも理解に苦しむ。
    エンディングに少しだけほっ

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    『この世に神の慈悲などない。ただ、まっ白な闇が広がっているばかりだ。』
    この一行に震えました。

    小学六年生の少女・朋美が誘拐され殺された。しかし、捕まったのは少年3人で、彼らは少年法に守られ、再び世に放たれた...

    4年後、少年たちの1人が転落死する。果たして、遺族による復讐なのか?
    朋美の元担

    0
    2023年11月11日

    Posted by ブクログ

    少女殺害の描写が生々しく、子を持つ親の立場としてはとても読むのが辛い物語でした。
    ひとつの事件でどれだけ周囲の人間が苦しみを抱き続けなければいけないのか、気持ちが重くなるのですが、しかしストーリーは秀逸で一気に読み進めてしまいます。
    伊岡瞬さんの力作ですね。

    0
    2023年10月13日

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