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Posted by ブクログ
なんか不思議な話でした。伊岡さんの作品だから覚悟して読んでたけど、どうもいつもと違う。私は伊岡さんの作品を今までに数冊しか読んでなくてすごい知っているというわけではないのに、それでもいつもと違うと思った。
ファンタジー要素がほんのちょっとあり、読んでて昔話の『わらしべ長者』が頭に浮かびました。出会いって大切だな、みんな幸せになって結末を迎えるのかな?なんて思ってたけど、そこはやっぱり伊岡さん。闇が…。いつも登場するどうしようもないタチの悪い人間が出てきたり…。ラスボスみたいなのも出てくるし…。結局いつもみたいに"ズドン"と来るのか?と構えたけど、この作品は優しかった。
色んな事が起こったけど、最終的にどうなるのか気になり、あっという間に読めました。なんだかんだと面白かったです。
Posted by ブクログ
初見の作家さん。
読み始めは主人公がなかなかのクズっぷりを発揮してくれてまして、
面白いのかなコレ・・・と思いながら読んでました。
もう一人の主人公が現れてからもよくわからないままで、
何の話かと思ってたのですが主人公たちが交錯しだしてから、
だんだん読みやすくなってきましたね。
ファンタジーなのかなんなのかわからないままではありますが、
人物がよくかかれててよかったです。
そして一見いい人そうな人間がなかなか醜悪なのですが、
そういう人物ほどこの作家さんは書くのがうまいですね。
で、最後まで読んだわけですが、これはファンタジーなのかSFなのか・・・!?
なんと言えばいいのやら…(笑)
読者にゆだねられた形になってまして、
人によってどうとでも捉えられるようなラストになってました。
この本は実は選択によって様々な世界線があって、
私が読んだのは、いわば不幸編。
そして最後に見せられたのは不幸編とは違う選択をした場合の
幸福編の一旦だと私は解釈しました。
だって明確に都合よくタイムリープしたようには
書かれてませんもの。
面白かったー!!って作品ではありませんが、
考えさせられることもある作品です。
この作家さん実はミステリーの方がお得意らしいので、
またそちらも手に取ってみたいと思います。
Posted by ブクログ
東京に馴染めない25歳の青年と、関わりなどあるはずもなかった「チェリまほ」級の超能力を持つ男。
二人は、公園の炊き出しの場で偶然交錯する。
このまったく別々に生きてきた二人の物語が、章ごとに交互に綴られていく。
伊岡作品にはよく“クズ目の男子”が登場するけれど、本作も例外ではない。
彼らがジタバタともがく姿は決して爽快ではなく、むしろストレスが溜まる。
それなのに、なぜか読ませる。読んでしまう。
そしてタイトルの「祈り」。
読み進めてもなかなかその意味が定まらず、
最後の最後に、まさかの終焉を迎えることでようやくその意味がわかる。
単行本では『ひとりぼっちのあいつ』として改題・加筆修正されたそうだ。
ひょっとすると、ラストの印象も少し変わっているのかもしれない。
予約本がなかなか回ってこなくて、「今ならすぐ読める棚」に伊岡瞬さんの名前を見つけたので、読んでしまいました。
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