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  • 深読みシェイクスピア

    深読みシェイクスピア

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    私の翻訳は、稽古場で完成する――。松たか子が、蒼井優が、唐沢寿明が、芝居を通して教えてくれた、シェイクスピアの言葉の秘密。それは、翻訳家の長年の疑問を氷解させ、まったく新しい解釈へと導いてくれるものだった。『ハムレット』『マクベス』『リア王』『ロミオとジュリエット』『夏の夜の夢』……。訳者と役者が名作の知られざる一面へと迫る、深く楽しい発見に満ち満ちた作品論。※新潮文庫に掲載の図版の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 複合汚染

    複合汚染

    工業廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれていく……。毒性物質の複合がもたらす汚染の実態は、現代科学をもってしても解明できない。おそるべき環境汚染を食い止めることは出来るのか? 小説家の直感と広汎な調査により、自然と生命の危機を訴え、世間を震撼させた衝撃の問題作!
  • 文車日記―私の古典散歩―

    文車日記―私の古典散歩―

    小説・文芸
    4.3
    1巻737円 (税込)
    こんなにも身近なところに、古典の世界が息づいている。私たちの人生そのままに、かつて、生きて戦い愛した人々がいる。――「古事記」「萬葉集」から若山牧水まで、民族の遺産として私たちに残されたおびただしい古典の中から、著者が長年いつくしんできた作品の数々を、女性ならではのこまやかな眼と、平明な文章で紹介し、味わい深い古典の世界へと招待してくれる名エッセイ集。
  • ふしぎな夢

    ふしぎな夢

    小説・文芸
    3.4
    1巻605円 (税込)
    『ブランコのむこうで』で星新一の世界を知ったあなたにも、ずっと愛読してきたあなたにも、おすすめの11編。没後の作品集『気まぐれスターダスト』を再編集。『ブランコのむこうで』のような味わいのショートショート「ふしぎな夢」、初期の力作「憎悪の惑星」「黒い光」「謎の星座」「月の裏側基地第1号」などを収録。――まだまだ楽しめる、星新一の異次元ワールド満載の一冊!
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

    不思議な羅針盤(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻649円 (税込)
    ふとした日常の風景から、万華鏡のごとく様々に立ち現れる思いがある。慎ましい小さな花に見る、堅実で美しい暮らし。静かな真夜中に、五感が開かれていく感覚。古い本が教えてくれる、人と人との理想的なつながり。赤ちゃんを見つめていると蘇る、生まれたての頃の気分……。世界をより新鮮に感じ、日々をより深く生きるための「羅針盤」を探す、清澄な言葉で紡がれた28のエッセイ。
  • 不思議の国のアリス

    不思議の国のアリス

    ある昼下がりのこと、チョッキを着た白ウサギを追いかけて大きな穴にとびこむとそこには……。アリスがたどる奇妙で不思議な冒険の物語は、作者キャロルが幼い三姉妹と出かけたピクニックで、次女のアリス・リデルにせがまれて即興的に作ったお話でした。1865年にイギリスで刊行されてから、世界中で読まれた傑作ファンタジーを、金子國義のカラー挿画でお届けするオリジナル版。
  • 不信のとき(上)

    不信のとき

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻671~715円 (税込)
    大手商社の宣伝部に勤める浅井義雄は結婚して15年。だが、妻・道子との間に子供はなかった。過去二度も、浅井に浮気された経験を持つ道子は、夫の愛情をつなぎとめようと必死だった。そんな折、取引業者の小柳と銀座で飲み歩くうち、浅井はマチ子というホステスに誘われるまま一夜を共にした。それが自滅へ至る第一歩だとも知らずに――。男の浮気に対する女の非情な復讐を描いた問題作。
  • 不実な美女か貞淑な醜女か

    不実な美女か貞淑な醜女か

    小説・文芸
    4.2
    1巻825円 (税込)
    同時通訳者の頭の中って、一体どうなっているんだろう? 異文化の摩擦点である同時通訳の現場は緊張に次ぐ緊張の連続。思わぬ事態が出来する。いかにピンチを切り抜け、とっさの機転をきかせるか。日本のロシア語通訳では史上最強と謳われる米原女史が、失敗談、珍談・奇談を交えつつ同時通訳の内幕を初公開!「通訳」を徹底的に分析し、言語そのものの本質にも迫る、爆笑の大研究。
  • 二つの祖国(一~四) 合本版

    二つの祖国(一~四) 合本版

    小説・文芸
    -
    1巻3,795円 (税込)
    アメリカに生まれ、アメリカ人として育てられた日系二世たち。しかし日米開戦は彼らに、残酷極まりない問いを突きつけた。アメリカ人として生きるべきか、それとも日本人として生きるべきなのか――。ロサンゼルスの邦字新聞「加州新報」の記者天羽賢治とその家族の運命を通して、戦争の嵐によって身を二つに裂かれながらも、真の祖国を探し求めた日系米人の悲劇を描く大河巨編! ※当電子版は『二つの祖国』(一)~(四)の全四巻をまとめた合本版です。
  • ふたつめの庭

    ふたつめの庭

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    保育園に〈平穏な一日〉なんてありません! 25歳の保育士・美南(みなみ)は、次々と起きる不思議な事件にふりまわされる日々。妻と娘が姿を消したと園児の父親が駆け込んできたり、園内に不審な足跡を見つけたり。解決のヒントは、えっ、絵本のなか!? 謎を解くべく奔走するうち、男手ひとつで園児・旬太(しゅんた)を育てる隆平に心惹かれて……。大人も子どもも一緒に大きくなる、恋と謎と成長の物語。
  • ふたりぐらし(新潮文庫)

    ふたりぐらし(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    元映写技師の夫・信好は、看護師の妻・紗弓と二人暮らし。映画脚本家の夢を追い続けて定職はなく、ほぼ妻の稼ぎで食べている。当の妻は、余裕のない生活で子供を望むこと、義母との距離、実母との確執など、家族の形に悩む日々だ。幸せになるために生涯を誓ったはずなのに、夫婦とは、結婚とは、一体何だろう。夫婦が夫婦になっていく“家族のはじまり”を、夫と妻交互の視点で描く連作短編集。(解説・友近)
  • ふたり(新潮文庫)

    ふたり(新潮文庫)

    お姉ちゃんは高校二年までしか生きなかった。でも、私が来年高校一年になり、二年になり、三年になったら、私はお姉ちゃんの歳を追い越してしまう。それでもお姉ちゃんは、ずっと私の中にいてくれる? 死んだはずの姉の声が、突然、頭の中に聞こえてきた時から、千津子と実加の奇妙な共同生活が始まった……。妹と17歳で時の止まった姉。絶対泣ける、二人の姉妹のほろ苦い青春ファンタジー。
  • 二人のクラウゼヴィッツ(新潮文庫)

    二人のクラウゼヴィッツ(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    ナポレオン戦争も終結し、士官学校校長となったクラウゼヴィッツ。取り組んだのは『戦争論』の執筆だった。宮廷女官長を務めた聡明な妻マリーに、六つの戦場を語っていく――。見えてくる戦争の変貌と軍事の要諦。国民皆兵制か傭兵か、制限戦争か絶対戦争か……。戦争について問い続けた夫と、理解者だった妻。二人で成し遂げた〈名著誕生〉の舞台裏を描く画期的小説。『フラウの戦争論』改題。(解説・佐藤賢一 )
  • ふたりの本多―家康を支えた忠勝と正信―(新潮文庫)

    ふたりの本多―家康を支えた忠勝と正信―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.0
    1巻825円 (税込)
    生涯57回の合戦でかすり傷ひとつ負わず、「家康に過ぎたるもの」と敵将からも称えられた、徳川四天王のひとり本多忠勝。いったん家康に背きながらも、帰参後は家康が「友」と呼び、秀忠の老中も務めた本多正信。家康最大の危機の三河一向一揆から、三方ヶ原の合戦、関ヶ原合戦まで、戦国時代を彩る合戦を舞台に、武と智で家康の天下取りに貢献した「ふたりの本多」を描く、書下ろし長編歴史小説。
  • 淵の王(新潮文庫)

    淵の王(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻737円 (税込)
    中島さおりは“影”に憑依された幼児に襲いかかられる。堀江果歩のマンガには、描いた覚えがない黒髪の女が現れる。中村悟堂が移り住んだ西暁町の家の屋根裏部屋には、闇の穴が黒々と開いている。「俺は君を食べるし、今も食べてるよ」。真っ暗坊主――それはあなたの眼前にもきっと現れる。日常を浸食する魔、そして狂気。作家・舞城王太郎の集大成、恐ろしくて、切ない、傑作ホラー長篇。
  • 腹鼓記

    腹鼓記

    小説・文芸
    -
    1巻748円 (税込)
    天保八年、阿波徳島の奉行・浜島庄兵衛が染物屋大和屋の娘お美代を見染め、妾にしたいと無理難題を言ってきた。大和屋に命を助けられた狸の一家が恩返しに窮地を救うが、意外や意外、事態はエスカレートして狐族まで巻き込む化かし合いが勃発する。人と狸の恋、狸と狐の毛球試合、狸大学の化け学講義、狸対狐の屋島壇ノ浦の合戦など、珍談綺譚で展開する奇想天外大爆笑痛快長編。
  • ふつうがえらい(新潮文庫)

    ふつうがえらい(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    私嘘つきなの。嘘つくの大好きなのーーそう言って、佐野洋子はふっふっふっと笑う。オンオン泣いてゲラゲラ笑い、ホンネを吐いて生きるのを楽しむ。「正義」ってものが大嫌いで、好きな人とはめっちゃくちゃに愛し合う。ははは、だって勝手じゃん。嘘のようなホントがあれば、嘘よりすごいホントもある。男も女も子供も読め、涙がでるほどおもしろい、元気が出てくるエッセイ集。
  • 船乗りクプクプの冒険

    船乗りクプクプの冒険

    小説・文芸
    3.9
    1巻440円 (税込)
    宿題をなまけて本を読み始めたタローは奇妙なメマイとともに、物語の世界に陥ち込んだ。執筆途中で姿をくらましたキタ・モリオ氏のために大海原を漂うはめになった主人公クプクプに変身したのだ。物語の結末を求めて無責任作者を追うクプクプとその仲間の前に、つぎつぎと現われるメチャメチャの世界。読む人を思わず青い海へ、空想のたのしみへとひきこむユニークなメルヘン。
  • ふむふむ―おしえて、お仕事!―

    ふむふむ―おしえて、お仕事!―

    あなたがなりたかった職業は何ですか。靴職人、お土産屋、動物園飼育係、フィギュア企画開発、漫画アシスタントにフラワーデザイナー。夢を叶え、技能と情熱をもって働く15職種16人の女性に、作家が直撃インタビュー。時に持ち前の妄想力を炸裂させ、時にキレキレの自己ツッコミを展開し、時に物欲の鬼と化しながら、聞き取った素晴らしき人生の物語。さあ皆でレッツ“ふむふむ”!
  • 不明解日本語辞典(新潮文庫)

    不明解日本語辞典(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    「普通」って何? 「ちょっと」って何? 「っていうか」って何?……。毎日何気なく使っている日本語の意味を深くマジメに掘り進むと、摩訶不思議な言葉の作用に行き当たる。あまたの辞典類の頁をめくり、日本語の持つあいまいさ、難解さに真正面から果敢に挑む著者――時に茫然と立ち尽くしながらも、自ら選んだ32語を手掛かりに、言葉の海へと漕ぎ出して行く。ユニークな辞典風エッセイ。
  • 不毛地帯(一~五) 合本版

    不毛地帯(一~五) 合本版

    小説・文芸
    5.0
    1巻5,500円 (税込)
    拷問、飢餓、強制労働――11年に及ぶ地獄のシベリア抑留から生還した壹岐正は、第2の人生を商社マンとして生きる事を決意する。「商戦」という新たな戦いに身を投じ、戦後日本の高度成長を陰に陽に担った男を活写する、記念碑的長編。 ※当電子版は『不毛地帯』(一)~(五)の全五巻をまとめた合本版です。
  • 不愉快な本の続編

    不愉快な本の続編

    小説・文芸
    3.4
    1巻528円 (税込)
    フランス留学時代に女でしくじり、帰国後も生来のヨソ者として暮らしてきた乾ケンジロウ。東京でのヒモ生活から遁走し、新潟で人生初の恋に落ち結婚するも破局。富山では偶然再会した大学の女友達に、美術館で盗んだジャコメッティの彫刻を餞別に渡し、逃げるようにして故郷の呉へ――。『異邦人』ムルソーを思わせる嘘つき男の、太陽と海をめぐる不条理な彷徨。著者の最高到達点。
  • 冬の運動会

    冬の運動会

    小説・文芸
    4.0
    1巻814円 (税込)
    厳格な祖父、口やかましい父が支配する、冷たく思いやりのない家庭を憎み、菊男は町の小さな靴屋に出入りするようになった。子供のいない靴屋夫婦と菊男の間に、いつしか奇妙な疑似親子関係が出来ていく。二つの家庭を行き来する菊男は、やがて父や祖父も同じような場所を持っている事に気付いた──。祖父、父、長男の三世代の男達と、彼らを支える女達の愛を描く異色長編シナリオ。
  • 冬のかたみに

    冬のかたみに

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    どじょうや鮒を獲り、桑の実をつんだ幼少の一日、父の亡骸が帰ってきた。哀しみに凍った日々を、臨済の寺でひたすら禅の修業にうちこんだ少年時代。日韓混血の宿命を負って、いくたびか人生の岐路に立たされながら、厳しく自己を律した青年時代。父の自裁を、母の離反を、彼は超えられただろうか――。早世した著者が、自らの精神形成を端正な筆に刻んだ、感銘深い長編自伝小説。
  • 冬の鷹

    冬の鷹

    小説・文芸
    4.3
    1巻880円 (税込)
    わずかな手掛りをもとに、苦心惨憺、殆んど独力で訳出した「解体新書」だが、訳者前野良沢の名は記されなかった。出版に尽力した実務肌の相棒杉田玄白が世間の名声を博するのとは対照的に、彼は終始地道な訳業に専心、孤高の晩年を貫いて巷に窮死する。わが国近代医学の礎を築いた画期的偉業、「解体新書」成立の過程を克明に再現し、両者の劇的相剋を浮彫りにする感動の歴史長編。
  • 冬の旅

    冬の旅

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,023円 (税込)
    美しく優しい母を、義兄修一郎が凌辱しようとした現場を目撃した行助は、誤って修一郎の腿を刺して少年院に送られる……。母への愛惜の念と義兄への復讐を胸に、孤独に満ちた少年院での生活を送る行助を中心に、社会復帰を希う非行少年たちの暖かい友情と苛烈な自己格闘を描き、強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う力作長編。
  • 冬の虹

    冬の虹

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    親子三人の平穏な生活を送っていた家庭から、夫が莫大な借金を残して蒸発した。妻・暁子の前につぎつぎと明かされる、夫の知られざる過去、悪質サラ金業者の執拗な追及……。苛酷な現実にさらされながら、民芸店に勤めた暁子は、古い藍染めの布に出会い、その美しさと、しなやかな強さに惹かれていった。無我夢中で歩きまわっていた暗闇のかなたに見た、かすかな一条の光――。
  • 冬の日誌/内面からの報告書(新潮文庫)

    冬の日誌/内面からの報告書(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,155円 (税込)
    君がまだ3歳か4歳だった頃、君と地面はもっと近かった。君の父親がついた小さな嘘。母親が打った特大のホームラン。心揺さぶられた映画。性の目覚め。学生運動。パリでの暮らし。妻との出会い。外見はまるで変わっても、君はまだかつての君なのだ――。人生の冬にさしかかった著者が、身体と精神の古層を掘り起こし、自らに、あるいは読者に語りかけるように綴った、温かで幻想的な回想録。
  • 冬の派閥

    冬の派閥

    小説・文芸
    3.5
    1巻880円 (税込)
    御三家筆頭として幕末政治に絶大な影響力を持つ尾張藩の、勤王・佐幕の対立は、ついに藩士十四人を粛清する〈青松葉事件〉へと発展し、やがて明治新政府下、藩士の北海道移住という苦難の歴史へと続く。尾張藩の運命と不可分の、藩主徳川慶勝の「熟察」を旨とする生き方を、いとこ一橋慶喜の変り身の早い生き方と対比させつつ、転換期における指導者のありかたを問う雄大な歴史小説。
  • 冬の優しさ

    冬の優しさ

    小説・文芸
    -
    1巻539円 (税込)
    青年時代にリヨンの広場で出会った老夫婦の、秋の果樹園にさす午後の陽のようなあたたかな微笑。齢をとったらそんな老人になりたいと思ってきたが、私もその年齢にたどりついたようだ……。優しさを、心のふれあいを、そして思いやりを求め、著者は真摯に人間を見つめてきた。青年時代から今日までの“私の歳月”と“人生の出会い”をふり返り、人間と愛と生と死を綴る愛のエッセイ集。
  • 冬を待つ城(新潮文庫)

    冬を待つ城(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻990円 (税込)
    小田原の北条氏を滅ぼし、天下統一の総仕上げとして奥州北端の九戸城を囲んだ秀吉軍。その兵力はなんと15万。わずか3千の城兵を相手に何故かほどの大軍を擁するのか。その真意に気づいた城主九戸政実は、秀吉軍の謀略を逆手に取り罠をしかける。あとは雪深い冬を待つのみ――。跳梁する間者、飛び交う密書、疑心暗鬼、そして裏切り。戦国最後にして最大の謀略「奥州仕置き」を描く歴史長編。
  • フランケンシュタイン

    フランケンシュタイン

    小説・文芸
    4.2
    1巻880円 (税込)
    若き科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、生命の起源に迫る研究に打ち込んでいた。ある時、ついに彼は生命の創造という神をも恐れぬ行いに手を染める。だが、創り上げた“怪物”はあまりに恐ろしい容貌をしていた。故郷へ逃亡した彼は、醜さゆえの孤独にあえぎ、彼を憎んだ“怪物”に追い詰められることになろうとは知る由もなかった――。天才女性作家が遺した伝説の名著。
  • フランス革命の女たち―激動の時代を生きた11人の物語―(新潮文庫)

    フランス革命の女たち―激動の時代を生きた11人の物語―(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻825円 (税込)
    永遠の名作『ベルサイユのばら』から50年を越え、今、新たな真実の歴史が詳らかになる――。ロココの薔薇マリー・アントワネット、美貌の画家ヴィジェ=ルブラン、暗殺の天使シャルロット・コルデー……。美貌と愛によって、才気と知性によって、歴史の表舞台へと躍り出た女たちに寄り添い、その激しい人生を豊富な絵画と共に活写する。マンガでは語り尽くせなかったフランス革命の物語。(解説・鹿島茂)
  • フランドルの冬(上)

    フランドルの冬

    小説・文芸
    -
    1~2巻440円 (税込)
    フランドル地方の精神病院に勤務する日本人留学生コバヤシは、無期懲役のごとき現実世界から脱出しようと蠢きもがく異国人たちと接触するうち、徐々に精神科医としての自己と患者との境界が消え去り、正気と狂気の間をさまように至る――。芸術選奨新人賞を受賞した人間の根元を抉る重厚な心理長編。
  • 俘虜記

    俘虜記

    小説・文芸
    4.1
    1巻990円 (税込)
    著者の太平洋戦争従軍体験に基づく連作小説。冒頭の「捉まるまで」の、なぜ自分は米兵を殺さなかったかという感情の、異常に平静かつ精密な分析と、続編の俘虜収容所を戦後における日本社会の縮図とみた文明批評からなる。乾いた明晰さをもつ文体を用い、孤独という真空状態における人間のエゴティスムを凝視した点で、いわゆる戦争小説とは根本的に異なる作品である。横光利一賞受賞。
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

    古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.3
    1巻605円 (税込)
    「本をつくり、とどける」ことに真摯に向き合い続けるひとり出版社、夏葉社(なつはしゃ)。従兄の死をきっかけに会社を立ち上げたぼくは、大量生産・大量消費ではないビジネスの在り方を知る。庄野潤三小説撰集を通して出会った家族たち、装丁デザインをお願いした和田誠さん、全国の書店で働く人々。一対一の関係をつないだ先で本は「だれか」の手に届く。その原点と未来を語った、心しみいるエッセイ。(解説・津村記久子)
  • 古手屋喜十 為事覚え

    古手屋喜十 為事覚え

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻605円 (税込)
    お江戸は浅草のはずれ、田原町で小さな古着屋を営む喜十。恋女房のおそめと二人、子がいないことを除けば日々の暮らしには不満はない──はずだったのに、何の因果か、たまりにたまったツケの取り立てのため、北町奉行所隠密廻り同心・上遠野(かとの)平蔵の探索の手助けをする破目になる。人のぬくもりが心にしみて、思わずホロリと泣けてくる、人情捕物帳の新シリーズ、いよいよスタート!
  • 古道具 中野商店(新潮文庫)

    古道具 中野商店(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻649円 (税込)
    東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち……。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。
  • 浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)

    浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)

    1945年の終戦直後、焦土と化した東京では、家も家族もなくした浮浪児が野に放り出されていた。その数、全国で3万以上。金もなければ食べ物もない。物乞い、窃盗、スリ……生きるためにあらゆることをした。時に野良犬を殺して食べ、握り飯一個と引き換えに体を売ってまで――。残された資料と当事者の証言から、元浮浪児の十字架を背負った者たちの人生を追う。戦後裏面史に切り込む問題作。
  • 武打星

    武打星

    小説・文芸
    3.8
    1巻770円 (税込)
    武打星=アクション・スターのこと。世界中を熱狂させたブルース・リーに憧れた青年、長岡誠は、大学卒業後、徒手空拳で香港に渡った。少年時代から続けてきた空手を活かし、アジアの新たな武打星となるために――。猥雑で魅力的なこの都市で、誠は時に喜び、時に苦悩しながら、栄光への階段を一歩ずつのぼってゆく。ストーリーテラー・今野敏の魅力が弾ける、痛快エンタテインメント。
  • 部長の大晩年

    部長の大晩年

    小説・文芸
    3.0
    1巻572円 (税込)
    彼の人生は、定年からが本番だった。三菱製紙高砂工場では、ナンバー3の部長にまでなり、会社員としても一応の出世をした永田耕衣。しかし、俳人である永田にとって会社勤めは「つまらん仕事」でしかない。55歳で定年を迎えた永田は、人生の熱意を俳句や書にたっぷり注いで行く。異端の俳人の人生を97歳の大往生まで辿りながら、晩年をいかにして生きるかを描いた人物評伝の傑作。
  • ブラック オア ホワイト(新潮文庫)

    ブラック オア ホワイト(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.6
    1巻781円 (税込)
    「どうぞお試しくださいませ。ブラック・オア・ホワイト?」スイスの湖畔のホテルで、バトラーが差し出した二つの枕。パラオ、ジャイプール、北京、そして京都。エリート商社マンに人生の転機が訪れる度に、黒と白の枕が現れる。悪夢、それとも美しい夢。それは、実現しなかった人生の一部分なのか。夢と現(うつつ)の境は曖昧になり、夢が現実を呑み込んでいく。現代日本の実像に迫る、渾身の長編小説。
  • ブラック・ジャパン

    ブラック・ジャパン

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    ソウル・オリンピック最終日、メインスタジアムにわきあがる歓声とどよめき。なんと胸に日の丸を付けた黒人が男子マラソンで優勝!?――五輪とナショナリズムの問題を扱った表題作はじめ、日本全土が5日間、全ての経済活動を停止する「無名の日」、住宅展示場のモデルハウスに住む家族の顛末を描く「ホモ・アピアランス」ほか、「日出ずる国のトポフ君」「草の上のボート」の、大胆な設定で常識のイカガワシさを突く短編5作。
  • ブラックライダー(上)

    ブラックライダー

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻737~825円 (税込)
    「世界は瀕死だが、まだ息絶えちゃいない」。〈六・一六〉により文明を失ったアメリカ大陸。生き残った者は人と牛を掛け合わせた“牛”を喰って命を繋ぐ。保安官バード・ケイジは、四十頭の馬を強奪したレイン一味を追い、大西部を駆ける。道すがら出逢ったのは運命の女コーラ。凶兆たる蟲の蔓延。荒野に散るのは硬貨より軽い命。小説の面白さ、その全てを装填した新たなる黙示録。
  • ブラッディ・ファミリー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

    ブラッディ・ファミリー―警視庁人事一課監察係 黒滝誠治―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.1
    1巻781円 (税込)
    女性刑事が命を絶った。彼女を死に追いつめたのは、伊豆倉陽一。問題を起こし続ける不良警官だ。そして、陽一の父、伊豆倉知憲は警察庁長官の座を約束されたエリートだった。愚直なまでに正義を貫く相馬美貴警視と、非合法な手段を辞さぬ“ドッグ・メーカー”黒滝誠治警部補。ふたりは監察として日本警察最大の禁忌に足を踏み入れてゆく。父と息子の血塗られた絆を描く、傑作警察小説。
  • ブラバン(新潮文庫)

    ブラバン(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻737円 (税込)
    一九八〇年、吹奏楽部に入った僕は、管楽器の群れの中でコントラバスを弾きはじめた。ともに曲をつくり上げる喜びを味わった。忘れられない男女がそこにいた。高校を卒業し、それぞれの道を歩んでゆくうち、いつしか四半世紀が経過していた――。ある日、再結成の話が持ち上がる。かつての仲間たちから、何人が集まってくれるのだろうか。ほろ苦く温かく奏でられる、永遠の青春組曲。
  • ブランコのむこうで

    ブランコのむこうで

    ある日学校の帰り道に、「もうひとりのぼく」に出会った。鏡のむこうから抜け出てきたようなぼくにそっくりの顔。信じてもらえるかな。ぼくは目に見えない糸で引っぱられるように男の子のあとをつけていった。その子は長いこと歩いたあげく知らない家に入っていったんだ。そこでぼくも続いて中に入ろうとしたら……。少年の愉快で、不思議で、すばらしい冒険を描く長編ファンタジー。
  • ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    ぶらんこ乗り(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。――天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて……。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。(解説・増田喜昭)
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

    ブラームスはお好き(新潮文庫)

    パリに暮らすインテリアデザイナーのポールは、離婚歴のある39歳。美しいがもう若くないことを自覚している。恋人のロジェを愛しているけれど、移り気な彼との関係に孤独を感じていた。そして出会った美貌の青年、シモン。ポールの悲しげな雰囲気に一目惚れした彼は、14歳年上の彼女に一途な愛を捧げるが――。二人の男の間で揺れる大人の女の感情を繊細に描く、洒脱で哀切な恋愛小説の名品。
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

    ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.3
    1巻990円 (税込)
    六十歳を前に、離婚して静かに人生の結末を迎えようとブルックリンに帰ってきた主人公ネイサン。わが身を振り返り「人間愚行(フォリーズ)の書」を書く事を思いついたが、街の古本屋で甥のトムと再会してから思いもかけない冒険と幸福な出来事が起こり始める。そして一人の女性と出会って……物語の名手がニューヨークに生きる人間の悲喜劇を温かくウィットに富んだ文章で描いた家族再生の物語。
  • ブルー ハワイ(新潮文庫)

    ブルー ハワイ(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻781円 (税込)
    哀しみの中にいる人を支えるのは、特別でもなんでもない、ささやかな記憶の断片なのかもしれない。「とにかく体には気をつけなさい」と言い続けた母。反抗期の頃に通った駄菓子屋のじいさん。五反田のラブホ街で泣いている僕にセブンスターを差し出した入れ墨の男。情けなくも愛おしい日々のきらめきを掬いあげたエッセイ集。大橋裕之氏のマンガとBE:FIRST・LEO氏が著者に宛てたエッセイも収録。(解説・俵万智、LEO)
  • BRAIN VALLEY(上)

    BRAIN VALLEY

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻781~825円 (税込)
    脳研究のために、各分野の気鋭の学者が巨大施設ブレインテックに集められた。そこで脳科学者・孝岡護弘が遭遇した奇怪な現象の意味とは、そしてこのプロジェクトの真の目的とは――。
  • ブロッコリー・レボリューション(新潮文庫)

    ブロッコリー・レボリューション(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.4
    1巻649円 (税込)
    近所にあるパン屋をめぐる彼の変化を私が描く「楽観的な方のケース」。突然の訪問者が繰り広げるラップに衝撃を受け、横浜の街に思いを巡らす「ショッピングモールで過ごせなかった休日」。人はいつだって誰かの思いや言葉、記憶の中の場所に思いをはせるものだ――。実存や不可能性を超越した、第35回三島由紀夫賞受賞の表題作を含む全5編の短編集。多和田葉子氏との特別対談も収録!(解説・高橋源一郎)
  • 文学の淵を渡る(新潮文庫)

    文学の淵を渡る(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻693円 (税込)
    聖なるものと優れた小説がともにもつ、明快にして難解な言葉の有り様を語り、鴎外から中上健次まで百年間の名作小説を、実作者の眼で再検証する。また、外国詩を読み、翻訳する喜びを確認し合う傍らで、自らの表現を更新するたび「+(プラス)1」を切望する、創作時の想いを明かす。日本文学の最前線を半世紀を超えて走り続けた小説家が、それぞれの晩年性(レイトネス)から文学の過去と未来を遠望する対談集。
  • 文豪たちの友情(新潮文庫)

    文豪たちの友情(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.6
    1巻649円 (税込)
    佐藤春夫と堀口大學は、仲良しすぎて恋人だと疑われた? 芥川龍之介は友達を思って己のパンツを貸した? 国木田独歩と田山花袋はケンカばかりなのに同居していた? 「ぼくのお父さんになって」と懇願される夏目漱石? 近現代史にその名をとどろかせる文豪たち。彼らの人間関係は一口に友情と呼ぶのもはばかられるほど濃厚な魅力に満ちていた。文庫化に際し、新章を加え大幅改稿した完全版。
  • 文士の料理店

    文士の料理店

    小説・文芸
    4.0
    1巻814円 (税込)
    「松栄亭」の洋風かきあげ(夏目漱石)、「銀座キャンドル」のチキンバスケット(川端康成)、「米久」の牛鍋(高村光太郎)、「慶楽」のカキ油牛肉焼そば(吉行淳之介)、「武蔵」の武蔵二刀流(吉村昭)──和食・洋食・中華からお好み焼き・居酒屋まで。文と食の達人厳選、使える名店22。ミシュランの三つ星にも負けない、名物料理の数々をオールカラーで徹底ガイド。『文士の舌』改題。
  • 文章心理学入門

    文章心理学入門

    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    「文章心理学とは何か」「文章心理学の原理」「現代文章の諸相」「作家の文章心理」「文章の創作心理」「文章の改善と心理学」「日本のレトリック」より成る。新聞、文学作品など種々の文章を例にあげながら、日本語の表現価値についての科学的な研究の諸成果と、そこから導き出される日本文改善の意見を提出すると同時に、読者の、自己の文章観と文章技術を向上させてくれる好入門書。
  • 文章読本

    文章読本

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻605円 (税込)
    文章を書くというのはどういうことか。現代における文章とはどのようなものか、また、その望ましい姿とは。――森鴎外・夏目漱石など明治の作家から、安部公房・大江健三郎・井上ひさしら現代作家まで、豊富な文例をあげながら、近代百年の口語文の歴史のあとを辿る。文章を素材にした近代日本文学史であると同時に、文章表現の心構えを分りやすく説いた、万人のための文章講座。
  • 文人悪妻

    文人悪妻

    小説・文芸
    3.8
    1巻638円 (税込)
    夫に殉死した女優妻・松井須磨子、谷崎から譲渡された佐藤春夫の妻、精神錯乱の教師妻・杉田久女、夫に絶縁状を書いた華族出身妻・柳原白蓮、四回の人妻を経験した宇野千代。漱石、鴎外、鏡花、芥川の妻、そして与謝野晶子、林芙美子から幸田文、武田百合子まで、明治・大正・昭和の文壇を彩る53人。逞しく、したたかでパワフルな人妻たちの正体を描く、画期的な評伝集。『人妻魂』改題。
  • 文人悪食

    文人悪食

    小説・文芸
    4.2
    1巻935円 (税込)
    「何か喰いたい」臨終の漱石は訴え、葡萄酒一匙を口に、亡くなった。鴎外はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、こってりした食事を愉しんだ。そして、中也は酒を食らって狂暴になり、誰彼構わず絡んでいた。三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、それは作品そのものと深く結びついている。
  • 文人暴食

    文人暴食

    小説・文芸
    4.1
    1巻869円 (税込)
    野人・怪人と謳われた南方熊楠の好物はアンパン。本職が牛乳屋の伊藤左千夫は丼飯に牛乳をかけてもりもり食べたそうな。人肉嗜好の金子光晴は口腔内の頬肉を食いちぎって試食したというから驚きだ。そして美食家の折口信夫は若い頃のコカイン常用で殆ど嗅覚がなかったし、アル中の極みは若山牧水だった。ああ、食は人なり。三十七文人の食癖にみる近代文学史。『文人悪食』の続編。
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

    文鳥・夢十夜(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻473円 (税込)
    人に勧められて飼い始めた可憐な文鳥が家人のちょっとした不注意からあっけなく死んでしまうまでを淡々とした筆致で描き、著者の孤独な心持をにじませた名作『文鳥』、意識の内部に深くわだかまる恐怖・不安・虚無などの感情を正面から凝視し、〈裏切られた期待〉〈人間的意志の無力感〉を無気味な雰囲気を漂わせつつ描き出した『夢十夜』ほか、『思い出す事など』『永日小品』等全7編。(解説・三好行雄)
  • ブンとフン

    ブンとフン

    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    「ブンとは何者か。ブンとは時間をこえ、空間をこえ、神出鬼没、やること奇抜、なすこと抜群、なにひとつ不可能はなく……」フン先生が書いた小説の主人公、四次元の大泥棒ブンが小説から飛び出した! たちまち全世界に、奇怪なしかしどこかユーモラスな事件が……。あらゆる権威や常識に挑戦する奔放な空想奇想が生む痛烈な諷刺と哄笑の渦。現代戯作の旗手、井上ひさしの処女作。
  • ブンナよ、木からおりてこい

    ブンナよ、木からおりてこい

    小説・文芸
    4.3
    1巻539円 (税込)
    トノサマがえるのブンナは、跳躍と木登りが得意で、大の冒険好き。高い椎の木のてっぺんに登ったばかりに、恐ろしい事件に会い、世の中の不思議を知った。生きてあるとは、かくも尊いものなのか――。作者水上勉が、すべての母親と子供たちに心をこめて贈る、感動の名作。本書は《青年座》で劇化され、芸術祭優秀賞をはじめ数々の賞を受賞した。巻末に「母たちへの一文」を付す。
  • 文明の憂鬱

    文明の憂鬱

    小説・文芸
    3.7
    1巻594円 (税込)
    AIBO、皇太子妃ご懐妊報道、略字体、口蹄疫、ピッキング、大リーグ、臓器移植、世界同時多発テロ、加工食品……。私たちを取り囲んでいるモノ、技術、現象、事件、情報……そうした文明のちっぽけなしっぽの一端から、巨大な憂鬱が見えてくる。明晰な論理と非凡な視点、そして鋭い感覚で日常に潜む微細な欺瞞をも見抜いてゆく。単行本未収録の24編を加えた全49編の文明批評エッセイ。※文庫版に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
  • ブータン、これでいいのだ

    ブータン、これでいいのだ

    小説・文芸
    3.9
    1巻649円 (税込)
    クリーニングに出したセーターの袖は千切れているし、給湯器は壊れてお湯が噴出するし、仕事はまったく思い通りに運ばない。「幸せの国」と言われるブータンだけど、現実には社会問題も山積みです。それでも彼らは、「これでいいのだ」と図太くかまえ、胸を張って笑っている――初代首相フェローとしてブータン政府に勤務した著者が、日本人にも伝えたい彼らの“幸せ力”とは。
  • プライド

    プライド

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    電子書籍版オリジナル特典! 書き下ろし最新刊『当確師』の試し読み付き! 確信犯的に期限切れ食材を使った菓子職人の胸中に迫る表題作、変人官僚が事業仕分け人と対決する「一俵の重み」。逆境を支えるのがプライドなら、人を狂わせるのもまたプライド。現代を生き抜くために、絶対に譲れないものは何か。社会問題の深層に潜む、現場の人々の一筋縄ではいかない思いに光を当て、深層心理まで描きこんだ極上フィクション六編と掌編「歴史的瞬間」を収録。 ※当電子版には新潮文庫『プライド』所収の作品のほか、巻末に真山仁『当確師』(2015年秋刊行・中央公論新社)の試読版を収録しています。
  • プリンシパル(新潮文庫)

    プリンシパル(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    非情と外道がこの家の規律だった。1945年、東京。関東最大級の暴力組織、水嶽(みたけ)本家の一人娘・綾女(あやめ)は、父の訃報に呼び戻され「組長代行」となることを余儀なくされた。戦後混乱期を牛耳るヤクザたちの熾烈な抗争、利権を貪るGHQ、それらを利用しようとする大物議員。流血も硝煙も権力の策謀も懼れぬ究極の「悪女」と化した綾女が、最期に目にするものは。一気読み必至の超弩級ピカレスク・ロマン。(解説・末國善己)
  • 陛下

    陛下

    小説・文芸
    3.3
    1巻550円 (税込)
    陛下、金木犀の香りに包まれて、あなたに愛されたい……陸軍中尉・剣持梓は、幼い頃から繰り返し見る幻の中で、陛下への熱い思いを募らせてきた。青年将校たちの間で昭和維新が熱っぽく語られる時代、心ひかれる存在・北一輝との交流を経て、梓は静かに“叛乱”に身を投じてゆく……。史上希有な“官能的事件”ともいうべき二・二六事件の外伝、そして甘美で衝撃的な恋愛物語。
  • 閉鎖病棟

    閉鎖病棟

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった……。彼を犯行へと駆り立てたものは何か? その理由を知る者たちは――。現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた。山本周五郎賞受賞作。
  • 兵士に聞け 最終章(新潮文庫)

    兵士に聞け 最終章(新潮文庫)

    頻発する中国の領空侵犯にスクランブル発進を繰り返し、常態化する領海侵犯に24時間態勢で哨戒活動を行なう自衛隊。そして国内の災害派遣では最も過酷な現場へと向かう。激しさを増す任務の中で隊員たちは何を思うのか。取材開始から24年、これまでインタビューした自衛隊員は1000人超。自衛隊の実像を追い、最前線の声を聞き続けたノンフィクションの金字塔、「兵士シリーズ」ついに完結。(解説・関川夏央)
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

    兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

    津波に呑まれながらも濁流の中を自力で泳ぎ、人々を救助した隊員たちがいた! 自らの家族の安否も確認できないままでの救助活動、遺体と向き合う苛烈な日々……。そして非常事態に陥った福島第一原発では、世界が注視する中、全国からさまざまな部隊が召集されていた――。自衛隊を追い続けた著者二十年の歳月が生み出した緊迫と感動のノンフィクション。兵士シリーズの最高傑作。※新潮文庫版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 平凡(新潮文庫)

    平凡(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    妻に離婚を切り出され取り乱す夫と、その心に甦る幼い日の記憶(「月が笑う」)。人気料理研究家になったかつての親友・春花が、訪れた火災現場跡で主婦の紀美子にした意外な頼みごと(「平凡」)。飼い猫探しに親身に付き添うおばさんが、庭子に語った息子とおにぎりの話(「どこかべつのところで」)。人生のわかれ道をゆき過ぎてなお、選ばなかった「もし」に心揺れる人々を見つめる六つの物語。(解説・佐久間文子)
  • へそのない本

    へそのない本

    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    〈へそのない本〉の身体各部は次のとおりです。――1 野の花にふれて幼い頃の思い出や終戦直後のひもじかった青春の日々を語る花物語。 2 オホーツクの氷海をゆく航海日記などの紀行文。 3 女性の愛らしさと意地悪さを皮肉とユーモアで綴るエッセイ。 4 「宵」「童女」「うつろの中」「意地悪爺さん」等の空想の愉しさあるれる短い10の物語。――以上、郷愁と幻想にみちた一巻。
  • ヘタウマな愛

    ヘタウマな愛

    小説・文芸
    4.0
    1巻484円 (税込)
    遺影となった女房が微笑んでいる。俺は涙を止められなかった――。郷里の長崎で知り合った俺と女房は東京で再会。初デート、同棲時代、結婚生活、漫画家デビュー、芸能活動、賭け麻雀で逮捕……。いつも傍で支えてくれた女房のいない毎日が、こんなに淋しいなんて。ひとりぼっちじゃ生きられんから、新しい嫁さんが欲しい……。自由人・蛭子能収が綴る前妻との30年。感涙の回想記。
  • ヘッセ詩集

    ヘッセ詩集

    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    ひたすら詩人になりたいと願い、苦難の道のりをひとり歩み続けたドイツ最大の抒情詩人ヘッセ。仮借ない自己探求の賜物である淡々とし飄々とした風格は、われわれ日本人の心に深く共鳴するものを備えている。18歳のころの処女詩集より70余歳の晩年に及ぶ彼の全詩集から、その各期にわたる代表作をすべて抜萃し、ノーベル賞に輝く彼の小説に勝るとも劣らぬヘッセの詩境を紹介する。
  • 辺境・近境

    辺境・近境

    小説・文芸
    3.9
    1巻737円 (税込)
    久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町……。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃! 旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。ご存じ、写真のエイゾー君と、讃岐のディープなうどん紀行には、安西水丸画伯も飛び入り、ムラカミの旅は続きます。電子版特典!『辺境・近境《新装版》』に掲載された、松村映三カメラマン撮影のカラー口絵写真を追加収録!
  • 変見自在 サダム・フセインは偉かった

    変見自在

    小説・文芸
    3.5
    1~5巻473~539円 (税込)
    イラクを救った英雄サダム・フセインをわざわざ倒し、再びアラブを混沌とさせたバカなアメリカ、ありもしない事件をでっちあげ、堂々と反日を推進する朝日新聞、日本から多大な恩恵を受けておきながら、それを何倍もの仇にして返す下劣な中国──。世にはびこるまやかしの「正義」とそれを持ち上げる無能なジャーナリズムを一刀両断する、「週刊新潮」の大人気辛口コラム。
  • 変見自在 朝日は今日も腹黒い(新潮文庫)

    変見自在 朝日は今日も腹黒い(新潮文庫)

    下山事件では古畑鑑定を鵜呑み、全日空羽田沖墜落事故では山名説を盲信し、日露戦争を曲解する。「地上の楽園」キャンペーンに、美濃部都政の無策には頬被り、自作自演の落書き珊瑚。慰安婦の捏造報道、福島作業員脱走の虚報。嘘がばれても御用学者で固めた第三者委員会で躱(かわ)し、東大と白人に靡(なび)き、歴史を直視せず、国益毀損を励行する。そんな大新聞への熱いエールに満ちた人気コラム集。(解説・藤岡信勝)
  • 変見自在 習近平は日本語で脅す(新潮文庫)

    変見自在 習近平は日本語で脅す(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    5.0
    1巻605円 (税込)
    暇さえあれば日本人を罵倒し、平然と歴史を歪曲し、軍事力の強化に狂奔する中国。ところが中国語の70%以上は、日本から輸入した言葉なのだ。尖閣の領有権を主張し、日本をも乗っ取ろうとしている「赤い皇帝」の演説も、ほぼ日本語。他に日本の新聞なのに反日を売りにし事実をねじ曲げ恬として恥じない朝日新聞や、世界中で悪行の限りを尽くす米国など。巷の嘘とデタラメを一刀両断する。(解説・百田尚樹)
  • 変見自在 習近平と朝日、どちらが本当の反日か(新潮文庫)

    変見自在 習近平と朝日、どちらが本当の反日か(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    -
    1巻539円 (税込)
    中韓の領土主張、日本企業に対する米国の根拠なき賠償請求――ただでさえ敵は多いのに、珊瑚落書、吉田調書、慰安婦以外にも朝日の捏造や誤報は枚挙に暇がない。韓国機、全日空、李香蘭、コスタリカ……。国家国益を毀損し続ける自虐報道の数々。習近平の発言「我我は平和を愛する民族」が可愛く見えてくる。歴史の真実に光を当てる大人気コラム集。『習近平よ、「反日」は朝日を見倣え』改題。(解説・福島香織)
  • 変見自在 トランプ、ウソつかない(新潮文庫)

    変見自在 トランプ、ウソつかない(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    -
    1巻605円 (税込)
    移民大国を気取っていたはずなのに、白人優越主義を唱えるトランプを大統領に選んだ米国人。彼の言動を「暴言」「口先だけ」と思ったら大間違い。そこには米国人の黒い本音が潜んでいる――。民主主義の仮面を被り、単なる復讐を「正義の報復」として暴力沙汰に走ってきた米国の悪の歴史から「フェイクニュース」をお家芸とする朝日新聞まで。世に蔓延るウソを見極め真実の見方を知る一冊。(解説・金美齢)
  • 変見自在 ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪か(新潮文庫)

    変見自在 ロシアとアメリカ、どちらが本当の悪か(新潮文庫)

    黒海の要衝クリミアがロシアに併合された。米国はここぞとばかりにロシアを盗っ人呼ばわり。だがテキサスやハワイを暴力で強奪し、各地で略奪強姦を繰り返す世界一のワル・米国に比べれば、“帝国”なんぞまだまだか――。邦人虐殺写真を731部隊の仕業とでっち上げる中国。ベトナム人大殺戮は知らん顔の韓国軍。ウソが蔓延る世の真実を明かす人気コラム。『プーチンよ、悪(ワル)は米国に学べ』改題。(解説・屋山太郎)
  • 変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ(新潮文庫)

    変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ(新潮文庫)

    「中東の狂犬」カダフィは、欧米に媚びる王政を倒し、宗教のくびきから国民を解放、潤沢な石油資源の恩恵を人々に与えた「名君」であった――。世間は今日もウソで溢れている。恬として恥じない“一流紙”朝日新聞。GHQの犬と化したNHK、世界に病原菌をばら撒いている、あの赤い国……。世界情勢は新聞では決して学べない。まやかしを見抜けば本質が見えてくる。週刊新潮大人気コラム。
  • 変見自在 マッカーサーは慰安婦がお好き(新潮文庫)

    変見自在 マッカーサーは慰安婦がお好き(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻539円 (税込)
    コーンパイプを咥えて厚木に降り立ったマッカーサーが第一に我が国に命じたのは、米兵のための慰安所を設けることだった――。嘘が今日も世界を侵食する。とにかく因縁をつけて日本にタカる韓国。犯罪といえば例の赤い国だし、朝日新聞の常連「市民」が全国津々浦々に出没し暴れ回る。日本人は譲歩も妥協もするな。そして朝日の言うことは聞くな! 世の欺瞞を看破する週刊新潮名物コラム。(解説・門田隆将)
  • 変見自在 サンデルよ、「正義」を教えよう(新潮文庫)

    変見自在 サンデルよ、「正義」を教えよう(新潮文庫)

    ビジネス・実用
    2.0
    1巻539円 (税込)
    「正義」を売り物にするハーバード大学のサンデル教授。曰く、ハリケーンで崩壊した屋根の修理を通常料金の50倍で請け負った場合、これは悪徳商法かそれとも需給関係を反映した当然の商行為か――。商売は阿漕に、金持ちは命を惜しむもの。それを正義で包むのがこのセンセイのやり口だ。正義とやらは、悪いヤツほど振りかざし、非道国家こそ口にする。世の正しい見方が分かる、大人気シリーズ。
  • 編集長の条件―醍醐真司の博覧推理ファイル―(新潮文庫)

    編集長の条件―醍醐真司の博覧推理ファイル―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.5
    1巻825円 (税込)
    転落死を遂げたマンガ雑誌編集長、南部正春。悪名は高かったがマンガを深く愛していた。フリーの凄腕編集者・醍醐真司は彼の死に疑問を抱きつつ、後継編集長に就任する。一方、“出版専門の探偵”水野優希も南部の調査を依頼される。やがて昭和史最大の謎「下山事件」が見え隠れし始めて。『20世紀少年』などのヒット作を手がけた元編集者が創作の原点と現場のリアルを描く、傑作エンターテインメント。(解説・澤田康彦)
  • 偏食的生き方のすすめ

    偏食的生き方のすすめ

    小説・文芸
    3.0
    1巻638円 (税込)
    卵は黄身と白身が分かれていると食べられず、完全にゴチャゴチャに撹乱しなければならない。それで作ったオムライスは楕円形でなければダメ――。理不尽でありながら明晰な「食わず嫌い」を語りつつ、騒音公害や過照明など日常生活の「イヤなこと」に敏感に反応する。社会と自分の感覚とのズレを最大限に愉しむための、マイノリティの処世哲学。
  • 変なおじさん【完全版】(新潮文庫)

    変なおじさん【完全版】(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻737円 (税込)
    女の子が大好きで、正体がバレるとヘンテコな踊りをするコントの役柄、それがご存じ「変なおじさん」。でも、僕は、この自分の分身が大好き。なぜなら僕も、ずっとお笑いにこだわってきた変なおじさんだから。子供の頃、コメディアンになろうと思い、ドリフの付き人から「全員集合」「加トケン」「だいじょうぶだぁ」「バカ殿様」とお笑い一直線。そんな僕の人生をちょっとだけふり返ってみたヨ。
  • へんろ宿(新潮文庫)

    へんろ宿

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻649円 (税込)
    江戸回向院前の「へんろ宿」には訳ありの旅人がやってくる。旗本の嫡男で剣の達人だった市兵衛と一弦琴の名手の佐和夫婦が安い宿賃ながら心を込めてもてなす――。死期迫る浪人が江戸で最後の願いを遂げるべく投宿するが(表題作)。江戸藩邸内で消息を絶った父親を救いに関所を躱してやってきた娘(「名残の雪」)。実直そうな紙商人が宿に戻ってこない(「通り雨」)。こころ打つ人情ものの傑作四編。(解説・縄田一男)
  • ベティさんの庭

    ベティさんの庭

    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    「樹も草も鳥も風も空も、みんなみんな、わたしのものではない。どこを見廻してもわたしの肌にぴったり寄りそってくるものはない」……。異国に嫁いで二十年、日本の戦争花嫁〈ベティさん〉の切々たる望郷の念を描く芥川賞受賞の表題作をはじめ、『魔法』『わがままな幽霊』など、華麗なイメージと静謐なタッチで、独自の文学空間を築く話題の女流作家の傑作短編、ほかに『魔法』『雨の椅子』『老人の鴨』の3編を収録する。
  • ベルリン飛行指令

    ベルリン飛行指令

    小説・文芸
    3.9
    1巻957円 (税込)
    1940年、欧州戦線で英国スピットファイアに苦汁をなめていたドイツ空軍は極秘情報を入手した。日本で画期的な戦闘機が開発されたというのだ。驚異的な航続距離を誇る新戦闘機、その名は“タイプ・ゼロ”。三国同盟を楯に取り日本に機体移送を求めるドイツ。日本海軍の札付きのパイロット安藤、乾の二人に極秘指令が下った。張り巡らされた包囲網の下、零戦は遥かベルリンの灯を目指す!
  • べんけい飛脚(新潮文庫)

    べんけい飛脚(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻825円 (税込)
    前田家の参勤交代は四千人の大移動。五代藩主前田綱紀は禁を破る数の鉄砲隊の同道を突如命じた。関所通過には公儀の許可証が要る。隊列は既に藩邸を発った。迫る時間の中、漸く吉宗決済の許可証が下りた。予め先々の宿場で待ち受けていた浅田屋の飛脚たちは参勤隊列を目指して文書を繋いでいく。艱難辛苦を極める難事に命を懸ける飛脚たち。使命を遂行する男の意気地に心打たれる傑作時代長編。
  • ベージュ(新潮文庫)

    ベージュ(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻506円 (税込)
    虚空に詩を捧げる/形ないものにひそむ/原初よりの力を信じて(「詩の捧げ物」)。弱冠18歳でのデビューから70余年。谷川俊太郎の詩は、私たちの傍らで歌い、囁き、描き、そしてただ在り続けた。第一詩集『二十億光年の孤独』以来、第一線で活躍する谷川がくりかえし言葉にしてきた、誕生と死。若さと老い。忘却の快感。そして、この世界の手触り。長い道のりを経て結実した、珠玉の31篇を収録。(解説・斉藤壮馬)
  • ペインレス(上下)合本版(新潮文庫)

    ペインレス(上下)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻1,474円 (税込)
    野宮万浬、ペインクリニックで患者の痛みと日々向き合う優秀な医師。彼女には、秘密があった。心に一切痛みを感じないのだ。一方、数々の国際プロジェクトを手掛けてきた貴井森悟は、爆弾テロに遭って痛覚と情熱を失い、無為に生きていた。謎めいた老人、曾根雅雄の導きにより、ふたりは運命の邂逅を果たす──。人間の根源を抉るサスペンスにして、最もスリリングな医学エンターテインメント。 ※当電子版は新潮文庫版『ペインレス』上下巻をまとめた合本版です。
  • ペインレス(上)―私の痛みを抱いて―(新潮文庫)

    ペインレス(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻737円 (税込)
    野宮万浬、ペインクリニックで患者の痛みと日々向き合う優秀な医師。彼女には、秘密があった。心に一切痛みを感じないのだ。一方、数々の国際プロジェクトを手掛けてきた貴井森悟は、爆弾テロに遭って痛覚と情熱を失い、無為に生きていた。謎めいた老人、曾根雅雄の導きにより、ふたりは運命の邂逅を果たす──。人間の根源を抉るサスペンスにして、最もスリリングな医学エンターテインメント。
  • ペスト

    ペスト

    小説・文芸
    3.9
    1巻935円 (税込)
    アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。
  • 法師蝉

    法師蝉

    小説・文芸
    4.0
    1巻385円 (税込)
    少年時代に眼にした法師蝉の羽化の情景。僅か十日ばかりの残された時間を過ごすために幼虫の固い殻を脱ぐとき、蝉は体内のすべてが透けて見える儚げな姿をしていた。人もまた、逝く時が近づくと淡く透きとおった様子になってゆくものなのだろうか――。平穏な日々に忍び込む微かな死のイメージを捉えた表題作ほか、人生の秋を迎えた男たちの心象を静謐な筆致で描く短編「海猫」「チロリアンハット」「手鏡」「幻」「或る町の出来事」「秋の旅」「果実の女」「銀狐」全9編。
  • 方丈の孤月―鴨長明伝―(新潮文庫)

    方丈の孤月―鴨長明伝―(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻781円 (税込)
    齢五十余にして粗末な庵で想う。私の一生とは何だったのか。下鴨神社の神職の家に生まれながらも、不運と挫折の連続。孤独を抱え、災禍に遭った都を悶々と歩き回る。やがて歌の才が認められ「新古今和歌集」に入撰するのだが――。晩年、独り方丈に坐し、筆を執る。「ゆく河の流れは絶えずして…」。人はどこから来てどこへ行くのか。世の無常と、生きる意味を見つめ続けた長明の不器用で懸命な生涯。(解説・細谷正充)
  • 放浪記

    放浪記

    小説・文芸
    3.6
    1巻869円 (税込)
    第一次大戦後の困難な時代を背景に、一人の若い女性が飢えと貧困にあえぎ、下女、女中、カフェーの女給と職を転々としながらも、向上心を失うことなく強く生きる姿を描く。大正11年から5年間、日記ふうに書きとめた雑記帳をもとにまとめた著者の若き日の自叙伝。本書には、昭和5年に刊行された『放浪記』『続放浪記』、敗戦後に発表された『放浪記第三部』を併せて収めた。

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