津村節子の作品一覧
「津村節子」の「愛する伴侶を失って 加賀乙彦と津村節子の対話」「石の蝶」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「津村節子」の「愛する伴侶を失って 加賀乙彦と津村節子の対話」「石の蝶」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
夫の吉村氏が舌癌で、一旦治ったと言われて改めて検査中に今度は膵臓癌がみつかる。最後は延命治療を望まず自ら点滴の管や、ポートを外し家族だけに看取られて亡くなった。静かな悲しみのこもったノンフィクション。
吉村昭氏の本はすこし読んだことがある。記憶に残っているのは「破船」と戦艦の話くらいだけれど。ほかに積み本に埋もれていたのを出して置きなおしたまま、まだ減らせていない。
舌癌は手術しない治療法を選んだが、ひどい痛みに苦しむ。少し回復し体調も良くなってきたところにみつかった膵臓癌は周りの臓器も一部を取る12時間半の大手術になった。自宅療養に切り替えて看病を続ける。
夫婦ともに世に認められた作
Posted by ブクログ
小説…とはいえ、ほぼノンフィクションと考えていい、津村節子が、夫吉村昭の舌癌発見から看取るまでの闘病記録的私小説。
死ぬことを克明につづった文章を読むのは、とてもストレスに感じる行為で、この本も読む前に覚悟をしたのだが、そのストレスは想像していたものとは違って、していた覚悟は別のものに変わっていった。
俺はどう死にたいのか?妻や家族を看取る時、どういう態度と行動をとりたいのか。観念的なものもそうだが、もっと行動に落とし込んだ具体的な気持ちの持ちようを考えるきっかけを作ってくれたと感じた。
俺も家族もいつ死に至る病気になってもおかしくないし、まして俺も妻も半世紀以上生きてきてるわけで、世間
Posted by ブクログ
吉村昭が好きで、よく作品を読んでいる。若いころ結核で死を宣告されたも同然の時期があり、吉村昭の死への思いはとても強い。
その作家の最期はすさまじく、自分で呼吸器を外しての死だった。自分で安楽死した、というと語弊があるかもしれない。
その光景を見た妻がどう感じていたのか知りたくて購入したのだが、ここに現れない様々な苦労が滲んでいて、読み進めるのがつらかった。
あの年代だから、女性が作家として生きていることへの後ろめたさ、でも作家として生きていること、夫への思い、そしてそれらに全部寄り添ってきた夫。
うらやましい夫婦であると同時に、吉村昭は彼の作品にあるような死生観を、そのまま自分の最期に実行させ