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ある日学校の帰り道に、「もうひとりのぼく」に出会った。鏡のむこうから抜け出てきたようなぼくにそっくりの顔。信じてもらえるかな。ぼくは目に見えない糸で引っぱられるように男の子のあとをつけていった。その子は長いこと歩いたあげく知らない家に入っていったんだ。そこでぼくも続いて中に入ろうとしたら……。少年の愉快で、不思議で、すばらしい冒険を描く長編ファンタジー。
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Posted by ブクログ
この本すごく好きだ。 夢の中で会う人たちの夢の中の世界と現実の世界。その差が大きければ大きいほど気持ちがぎゅっとしめつけられる。 だけど夢の中だからこそ叶えられることはあって、その世界が守られているから現実をなんとか過ごすことができる。 子供目線で書かれている本だからこそ大人の心にグッと迫ってくるの...続きを読むかな。 ファンタジーなんだけど極めて現実的だとも思う不思議な小説。
不思議で、切なくもあり、温かくもあり…現実を生きるため、夢の国でバランスをとっているんだな。お祖父さんにあった話、王子の話、さびしい街の話は少し涙ぐんでしまった。そして、彫刻の話はどう言葉に表したらいいかわからないけれど、ものすごく胸がつまる思いでいっぱいになった。もっと早くこの本に出会いたかった。
自分も小さい頃、目が覚めた時に一瞬ここがどこか分からなくなり、少しずつ現実の世界に馴染んでいく感覚を経験したことがある きっと、夢の世界でいろんな体験をしてたんだろうな ブランコの向こうの世界。 本当にあるかわからないけど、あったらいいなぁと思いました。
すごく良かった。星新一にこんな長編があったのかという嬉しい驚きがあった。子供向けのファンタジックなお話のようだけど、どこか達観した目線がある。主人公の優しい男の子の年相応の言動と不意に漏れる客観的な言葉がすごく良い。星新一だなぁといった感じ。 社会に根ざした個人的な夢からだんだんと規模の大きな仏教...続きを読む的な、観念めいた夢へ移っていくのが面白い。 「あのさまざまな夢の世界も、この現実の世界があればこそなんだ。ここが、ずっとぼくの生きてゆく世界なんだ…。」が印象的。
ある日「ぼく」が自分そっくりの少年を追いかけていたら夢の国へ入り込んでしまって・・・。 最初に入り込んだパパの夢の国では「ぼく」のおじいさんに夢の国のことを教えてもらい、わかったようなわからんようなと思っていたら今度は別の人の夢の国へ行き、また別の人の夢の国へ行きを繰り返ししていくのがなんか『不思...続きを読む議の国のアリス』みたいやと思ったちょうどその後に「ぼく」自身が「まるで不思議の国のアリスみたいだ」というようなことを言ったものですから、ワタシ、嬉しくなっちゃったよ。 現実世界で上司にいじめられてる会社員が夢の国で絶対王政の皇帝になってたり、笑顔を取り戻したことであの世行きのバスに乗り損ねた女の人がいたり。道の途中で彫刻を作り続けてるおじいちゃんがやがて達観する様子は人生を暗示しているようでもありました。 子供向けに書かれた作品のようでありますが42歳のハートに実に響きました。じーーーーん。
子供に読ませたい小説として最適。 中学の時に、なにげに勧めた友達が大絶賛していたのがいまだに記憶に残っている。
ショートショートで有名な星新一先生のめずらしい長篇作品 といっても文庫170ページくらいで、長篇というよりは今で言う連作短編集のようなつくり しかもこれまためずらしい一人称視点 学校の帰り道にもうひとりの「ぼく」と出会った少年が次々といろんな人の夢の世界に入り込み…というストーリー なんていう...続きを読むか当たり前の話すぎて恐縮なんですが、星新一先生はどこまでいっても星新一先生で、世界観というか受ける感じは全然違うんだけど、やっぱり人間というか、人生というか、生きるってこういうことなんだってところがなんとなくに込められている 「示唆に富んでいる」って書けば座りがいいんだろうけど、なんかそんなんとはちょっと違うんよ そういう上からの感じじゃないんよ 星新一先生は 朽ちないなー
どんな夢を見ようが自由であること、どんな夢も現実世界があってこそ成り立つことを教えてくれる。優しい文体だからこそ大人により刺さるような。
読み始めは、わくわくしましたが 主人公の置かれている状況を冷静に 考えると、すごい怖いなぁと感じました。 他人の夢の中から抜け出せないなんて 怖すぎます。 こども時代に読んでたらどんな感想を 持つのだろう。
素直な心を持ったまま、これまでの出会いを振り返ってみませんか? だれもがこどもの頃には素直な心を持って、身近な人に接していたと思うんです。 でも、大人になって社会に出て、それこそいろいろな人に出会うことで、素直な心でいることは、時に自分自身が傷ついてしまうことに気づくのでしょうか。そのまま他者を...続きを読む受け入れることができなくなってしまうんですね。 作中では、主人公がちょっとしたきっかけで、いろいろな人に出会い、素直な心のままに大人の世界を覗き込んでいます。 彼と同じ目線に立って、これまでの出会いを振り返ってみるのも、悪くないかもしれませんね。
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