ベージュ(新潮文庫)

ベージュ(新潮文庫)

506円 (税込)

2pt

虚空に詩を捧げる/形ないものにひそむ/原初よりの力を信じて(「詩の捧げ物」)。弱冠18歳でのデビューから70余年。谷川俊太郎の詩は、私たちの傍らで歌い、囁き、描き、そしてただ在り続けた。第一詩集『二十億光年の孤独』以来、第一線で活躍する谷川がくりかえし言葉にしてきた、誕生と死。若さと老い。忘却の快感。そして、この世界の手触り。長い道のりを経て結実した、珠玉の31篇を収録。(解説・斉藤壮馬)

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ベージュ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    言葉の持つ自由さと、無力感をひしひしと感じました。もう谷川俊太郎さんの新しい著作に出会えないと思うと、頁を捲る手がゆっくりになってしまいました。

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    詩をどう楽しむか?は近年の課題だった。
    この詩集を読んで、その悩みを突き抜けたように感じる。

    言葉で読むのだけど、そこにあるのは言葉ではない。言葉にできない、言葉にならない、何か。例えば空気、感情、見えるもの聴こえるもの。

    “詩”という存在を捉えようとするけれど、言葉にしようとすると指の間からこ

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    谷川さんの詩集を文庫の新刊で見つけて、買ってきました。『ベージュ』というタイトルは、あとがきを読むと、谷川さんのお茶目な面が伺えました。

    書き手の想いがダイレクトに読み手の心に響くのが、詩だと思っています。谷川さんのこの詩集の言葉たちは、長年書いてこられてきたから、ここまでのものになったように思い

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    繰り返し読めば、きっと良さが染みてくる
    詩ってサラッとら読めるようで、結構集中しないといけないんだなとも、思った。

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    ベージュという色が好きだったし、何か面白そうだったので、手に取った。
    谷川俊太郎さんが米寿の時に刊行された詩だそうだ。
    あふれる感性と研ぎ澄まされた言葉を選ぶセンスがちりばめられていて、想像力がはばたく感じ。「あさ」「イル」「にわに木が」どれも胸にじんときた。
    谷川俊太郎さんの詩っていいなといつもう

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    はじめて谷川さんの詩に触れた。
    ひらがなの使い方、行を変えるタイミング
    わたしにはこういうのがどういうことかを考えるのはむずかしいけど、
    素敵な言葉に巡り会えた!

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    谷川俊太郎さんの詩を、じっくり読むのは学生のとき以来でした。これまで短歌や俳句の本と違い、詩の味わい方が分からないというか、とっつきにくい感じで。

    でも、今回は詩世界に浸っている自分がいました。特に「川の音楽」が好きです。

    0
    2025年01月15日

    Posted by ブクログ

    先ごろ亡くなられた谷川俊太郎さんの、おそらく最新、最後の文庫本。19歳から88歳までの詩を収録。老年期の詩はなんとなくわかります。穏やかで柔らかで、少し寂しげで。時に、ひらがなで詩を書きたくなるという谷川さん。冒頭と最後に印象深い詩が収められています。詩は静けさや自然の中にあって、存在していて、詩人

    0
    2024年12月21日

    Posted by ブクログ

    幼い頃から触れてきた谷川俊太郎さんが亡くなって寂しい気持ちはあるのだが、不思議と悲しくはないのは、氏の詩では死ぬことを自然の摂理として受け入れ、死をそれ以上でも以下でもなく捉えているからだろうか。たくさんの著書を残されているからいつでも言葉に触れられるというのも勿論あると思うけれど。この本はタイトル

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    詩集というものはふだん手にとらないのだけど、子どもが学校の国語の授業で詩を書いているというので親しみたくて購入。

    短い言葉にぎゅっと意味が詰まってる感じのする独特の世界。
    その分余白が大きいから、意味をとろうとすると、そこには面白さも難しさもある。

    「黒はこの世からの出口」とか、死者に対して「も

    0
    2025年07月16日

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