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Posted by ブクログ 2021年08月07日
毎度この方の文章を読むたびに、文学、歴史、音楽等の広範な知識とそれに基づく深遠な視点と思想に驚かされる。ややニヒリスティックに感じることもあるけれど。ともあれ、圧倒的な知識をとっても、それを反映させる筆力をとっても、この方は本当に天才だと思う。同じ時代に生きていることを感謝するくらい。
本書が書かれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月21日
10年以上前の随筆集。日常的な生活の変化(進歩)が人間の思想、人間関係、感情に与える微妙な影響を考察し、それがやがて文明社会の在り方に変化をもたらしていく考察を丹念に行っている。そのため、全然古びていない。難解な文体を操る小説家は、自らの思考過程をこんなにもストレートに、かつ深く、それでいて簡潔に書...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月18日
芥川賞作家・平野啓一郎氏による時事に関するエッセイです。この本を読んでいてとき、狂牛病の話が九州であって、 平野氏はそれより先にこの話題を書いていた箇所を読んで 平野氏の先見の鋭さに驚いたことがあります。
実のところを申し上げますと、僕が平野啓一郎氏の一連の作品を読もうと思ったのは、ツイッターで平...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月29日
芥川賞作家・平野啓一郎のエッセイ集。
月刊誌「Voice」連載当時は、毎月、編集部からトピックス的な写真が
20~30枚送られてきて、平野氏が気になったものを直感的に選び、
思うままに書くというスタイルをとっていたらしい。
印象的だったのは「錠と鍵とを巡るイメージ」の章。
中国からのピッキング...続きを読む
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