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Posted by ブクログ 2023年07月20日
トノサマがえるのブンナは、ある日椎の木のてっぺんに登った。しかし、そこは鳶が餌を貯蔵するところだった。雀や百舌、鼠、へび、牛がえるが次々に運ばれてきて、誰もが生きたいと泣き、後悔し、あがき、そして鳶に食べられた。ブンナは恐ろしくて降りられなくなった。そして、生と死について考えるようになった。果たして...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月18日
時々、まさにちょうどそれを必要としていたんだ、というタイミングで、そういう本に出会う事があるけれども、この本はまさしくそういう本でした。
内容は全く知らずに、ただ単にカエルが主人公だという情報のみで手にとって読んだのですが、これはとても大事なことを教えてくれる本でした。
こどもにも読めるような語り口...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
水上勉の書き下ろし児童文学作品!!めっちゃオススメです。木登りが得意のトノサマガエル、ブンナが木の上まで得意になってのぼると、なんとそこは、鳶のえさ置き場だったのです。えさとして運ばれてきた動物たちの話が、人間の本性を表しているようで、とっても奥深いのです。水上勉が、母親が子どもに朗読してやるように...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月25日
舞台劇用に作られた作品ということで、舞台で演じられるところが目に浮かぶような内容だった。
カエルでありながら、椎の木のてっぺんを目指し、そこで遭遇するトンビに連れ去らわれてきた様々な生き物の様子を描く。
日頃、強さを装っているものでもあっても、そうした姿だけではないという一面を描くとともに、他者の気...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月18日
読む前は、童話であり、お寺近くに住まうカエルや動物たちが出てくる話だから、ホッコリするものかと思いきや、壮絶な物語でした。
冒険大好きで跳ぶことが得意なトノサマガエルは大きな木を見つけ、好奇心から高いところまで登りますが、危険な場所にたどり着き、そこから大きく物語が始まります。
色んな動物たちの優...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
タイトルも、主人公がカエルだという事も知っていたけれど、読んだ事のなかった水上勉さんの代表作。これは児童文学だけど、大人が読んでも面白い。
高い木に登ったブンナが、そこで見る(聞く)弱肉強食の世界。生きている物には平等に太陽は降り注ぐし、雨風は厳しい。でも平等だけど世の中は弱肉強食で、強い物は弱い物...続きを読む
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