無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2017年05月18日
古典文学を、残虐性という面から抜き出して、昔の日本人の価値観や習慣が現代と比べていかにひどかったのかを記述した一冊。 ”昔は良かった”という論調に対して、”そんなことはない、昔の方が今よりずっとひどかった”という主張となっている。
残虐性という性質上、なかなか学校では詳しく扱えないという事情からか...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月19日
なかなか興味深かったです。
昔は良かったなんて、幻想。。。
あとがきにもありましたが、未来を今を前向きに見ることが出来そうな感じです。
本の中身はもっとおどろおどろしいところもありますが。
学生の時、古典は苦手だったけど、今と感覚が違うから理解できなかったから。けど、そこが面白いんだなと歳をとると理...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月14日
ある程度、古典や歴史の狭間でうごめいているのは
わかっていたけど、これだけの量で畳み込まれると、
やっぱり昔って酷いこと沢山あったんだなぁと、
現代に生きていることに感謝してしまう。
生類憐みの令が実は、捨て子、捨て病人の禁止をも
決めていたって知らなかったです。
あぁ読みが足りなかったな。もっと...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月01日
<目次>
はじめに
第1章 捨て子、育児放棄満載の社会~昔もあった大阪二児餓死事件
第2章 昔もあった電車内ベビーカー的論争~「夜泣きがうるさい」と子を捨てるようなシングルマザーに迫る村人たち
第3章 虐待天国江戸時代~伝統的「貧困ビジネス」の実態
第4章 本当はもろかった昔の「家族」~虐待...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月09日
捨て子ネグレクト満載、夜泣きがうるさいと子を捨てるよう迫る村人たち、伝統的貧困ビジネス、家族の虐待の連鎖、妊婦イジメ、独親だらけ、介護地獄、ブラック企業、家族同士の殺戮、ストーカー殺人、残酷な若者、心の病、動物虐待、見た目社会、金。
昔は良かった、のイメージだけの昔を、リアルに教えてもらいました。...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月25日
人間関係で最近話題になってるヒドイ話(ネグレクトやマタハラやストーカー)は、実は遥か昔からある、 と著者が古典を引き合いに出して説明する本。 確かに昔は人権なんて言葉なかったろうし、ヒドイ話はたくさんあったんだろうなと思う。 ただ、夜泣きで村を追い出される話にはちと驚いた。そこらへんはおおらかだと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月24日
とかく、昔はよかったと(特にお年寄りー読み手も含む笑)口にしてしまう人々に、著者は古典を解説しながら、そんなことはありませんと、解き明かす。
『古事記』から始まり、『日本霊異記』『宇治拾遺物語』、果ては『枕草子』『源氏物語』まで、日本の古典を渉猟し、原文と現代語訳を並列してくれる。
そして、育児放棄...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月08日
まあまあ、興味深い読書ではあった。
自分は、教育勅語に代表されるような体制迎合優等生的な儒教道徳へのアンチテーゼとして読んだのだが。
結果として、古典文学に日本人の残酷さが沢山見出されるんだなーと感心した。
ただ、古典文学だけをワラント(こんきょ)にしたクレーム(主張)は、理論的には弱い。
...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。