古道具 中野商店(新潮文庫)

古道具 中野商店(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち……。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。

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古道具 中野商店(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間描写が面白くてどんどん読み進めていけた。自分も中野商店で働けたら面白いのになと思わずにはいられなかった。

    0
    2019年03月01日

    Posted by ブクログ

    ずっと、同じでなんていられないんだなぁ。
    どんなに居心地がよくても、同じところに同じようにはいられない。
    悲しいなぁ。寂しい。
    そしてまた、昔みたいに、って思っても、それはたぶんできないことなんだ。

    0
    2017年12月07日

    Posted by ブクログ

    時間が止まっているようで、一瞬のみずみずしさに溢れた美しい物語。みずみずしさは魔法で、思い出せばいつでもその瞬間に戻ることができる青春だ。ヒトミちゃんに似てる友だちに、この本をプレゼントしたい。

    0
    2016年09月03日

    Posted by ブクログ

    川上さんの中でもいちばんすき。
    ヒラヒラしていて古道具やさんの立ち位置として正しいしゆるやかでたのしい。

    0
    2016年06月25日

    Posted by ブクログ

    【2022年63冊目】
    「センセイの鞄」を読んだときにも「あぁ、この作家さん好きだなぁ」と思ったのですが、本作を読んでより理由がわかりました。

    登場人物の感情、間合いを含むテンポ、空気感、性格…その表現がとても豊かで、ずっと主人公を中心に繰り広げられているかつ章ごとに副題は変わるのに飽きさせること

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    雑多なものが所狭しと詰め込まれた空間って、
    無条件にときめいてしまうたちなので、
    古道具屋という舞台設定にまず惹かれた。

    だからさあ、が口癖の適当店主中野さん、
    中野さんのお姉さんで芸術家のマサヨさん、
    少々ぼんやりしたアルバイトの男の子タケオ、
    中野さんの愛人?らしき“銀行”ことサキ子さん、

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    再読。川上弘美さんの文章が好き。自分と全く違うタイプの登場人物たちの中に自分と同じ部分を感じた瞬間の棘が刺さる感覚がよい。

    0
    2021年02月14日

    Posted by ブクログ

    学生の頃読んでとても好きになった一冊。
    久しぶりに読んで、こんなに恋愛してる話だったかとびっくりした。
    あの頃は大人の世界を楽しんでいたけれど今は別のことを思う。
    大人だって子どもみたいなちゃんとしてないところを抱えて生きているのだ。
    可愛い大人たちが集う中野商店。
    改めて好きになった。

    0
    2020年10月19日

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。最初は、日常の出来事をつらつら書いてるだけ⁇と思った。昔は苦手だったなぁと。誰も殺されないし謎もないし探偵もいない。でも最近は歳のせいかf^_^;意外とこういうのも好きになってきた。特に言い回しがステキだなと。水をはきだすホースのようにしゅるしゅると話をする、とか、そういう言い回し

    0
    2019年08月31日

    Posted by ブクログ

    中野商店の人たちが、あたたかく、個性あふれる人ばかり。
    ふつうの企業に勤める人間模様とは少し違う、
    縛り合わない関係、楽で居心地のいい関係を見ているようで、ほっこりする気持ちになった。

    うまく生きることができないというタケオの成長が、自分と重なった。
    うまく生きるってなんだろう、と思うけれど。

    0
    2019年08月30日

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