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Posted by ブクログ
散りばめられた描写に装丁も相まって、一冊を通して淡い雰囲気が感じられる。
また、文章が独特である。一人称でありながら「ぼく」や「私」が知るはずのない相手の感情や状況を書くためどこか遠くの上の方から物語を見ているような感じがする。もはや「ぼく」の妄想なんじゃないかとさえ思われる。そんなふわふわした所も淡さを感じられる一つの要因かもしれない。
淡さとは裏腹にじっとりとしたものも書かれている。町中に蔓延る広告や東京のゾンビ、コンコースの人混みなどである。多くの人は流されるがままに順応できても、それができない人たちがいる。そんな人たちの逃亡や防御、抵抗、私はそこにブロッコリー・レボリューションを見た。
Posted by ブクログ
楽観的な方のケース
恋愛のあるあるとも言えるようなキーとなる文章が出てくると個人的に感じた。
ブレックファスト
この話も文の主体が登場人物それぞれを行き来している。
個人的には、広告についての描写が新鮮だった。私は普段電車の広告などをよく注目するようにして見ていてたまに感銘を受けたりもするから、ありさが思っているとされている東京の節操なさや東京の人たちの情のなさが伝わった気がした。"すりきれる寸前のクリエイティビティーの産物"という表現にも刺激を受けた。
どの話も独特な語り口だが、読んでる途中からこの話がどのような結末を迎えるのか、と楽しみになってくるものばかり。
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