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1940年、欧州戦線で英国スピットファイアに苦汁をなめていたドイツ空軍は極秘情報を入手した。日本で画期的な戦闘機が開発されたというのだ。驚異的な航続距離を誇る新戦闘機、その名は“タイプ・ゼロ”。三国同盟を楯に取り日本に機体移送を求めるドイツ。日本海軍の札付きのパイロット安藤、乾の二人に極秘指令が下った。張り巡らされた包囲網の下、零戦は遥かベルリンの灯を目指す!
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Posted by ブクログ
久々に寝食忘れて読んでしまった。 佐々木譲さんの第二次大戦3部作の第1作目だったようだ。「エトロフ~」を先に読んでしまっていた。順番通り読んでいたら、「エトロフ~」がもっと楽しめたのかも! この本は「エトロフ~」ほど難しくなく、物語に入っていきやすかった。そして、登場人物の誰もが自分の美学、信念を持...続きを読むっていてかっこよすぎる。それ故に、悲しい…。 海軍の中に、これほど現実を直視できる有能な人間がいたはずなのに、何故大戦を止められなかったのか残念でならない。そして、安藤、乾、柴田…その他多くの人々の命を賭し成功させた任務をなかったことにしてしまうなど…。安藤は…その後どうなったのだろう。エピローグには書かれていなかったが? 気力を回復してから第3弾を読むとしよう。 素晴らしい本に出会えたことを感謝する。
ありがたいことに、身近には“本選びの羅針盤”とでもいうべき友人が数人いる… もちろん、読書は個々それぞれが好きに感じる悦楽…その上、このひん曲がった性根からすれば、他人から進められた本の全てに、推薦した人の思惑通りに感動したり勉強になったりすることは、まず無い!のだが(苦笑)、何故かその数人の友人...続きを読むが推す本には、所謂“ハズレ”が無いどころかドストライクが多い…というか、おそらく私の性質を知った上で投げてくれる、優しい球だとも思うのだが(笑) で、先日も、その中の一人(元文芸出の編集者)と、不定期ながら唐突に始まるヤサグレ飲み会の折に、警察小説から、佐々木譲氏の『嗤う警官』に話が移ったときに、“第二次大戦三部作”を読まずには、佐々木譲を語れず!的な指摘を受け…いや、正に読めという“指令”を受けた。…そして、指令をうっちゃったまま、はや数ヶ月…仕事も無いヒマな日が目の前に広がると、粋な趣味的なものも持たず、多くの友人達のように“リア充”な食べ歩きやイベントに動くような、心や財布の余裕がある訳でもない身としては、活字世界に心の拠り所を求めたりする訳で(笑)…とりあえずは、おそらくドストライクであろうその球を受けたく、ようやく手を伸ばした。 そして、1日で読み終え…爽快な…かつ重厚な満足感を得ている。 歴史をベースにした、冒険小説…といったら軽々しいのか? やはり自分をワクワクさせてくれる一番のfactorは、登場人物の誰一人として捨て駒的な役回りが無いってことで、もちろん、実存した人名を使うってことは、その義理も果たさなければならないのだろうが、それにしても全ての人物像が生々しくスバラシイ… そのこと自体は、『嗤う警官』でも感じたことなんだけど、この話の舞台は、とかく同じような、国家の反省やら汚点として始終する実際の第二次大戦にまさに突入する際のこと…同じ零式艦上戦闘機がモチーフなのに、最近、ベストセラーになって映画もロングランになった、やたら文字数で読ませる放送作家さんとは違って、贅肉が無い展開の中で、国や組織では抑えられない飛行機乗りの気高さや、開戦の無意味さ、男女の心の機微がかえって肉厚に描かれていて、ほんとうに読んでよかったと思う。 まぁ、ここまでくっちゃべって、言うのもなんだけど… 未読で、これから読みたい人が居ると申し訳無いので、筋に関しては何も言いません(笑)が、人間は、もっとシンプルであって良いのでは無いか?とも考えさせられました。私も、“蛮行か愚行のどちらかを選べといわれたら、ためらうことなく愚行を選ぶ”…そんな安藤大尉でありたいと、今の日本が、近隣諸国を含め、諸外国に…いや内政にも行おうとしている様々な事柄は、銃弾を使わない“蛮行”のような気がしてならないと…そんな気持ちです。 とりあえず、元さん!次はエトロフ…行かせていただきます!(笑)
夏になると必ず戦争関連の作品を1冊読むことにしています。 本当にあったことを題材にしたものを手に取るようにしています。 笑う警官で知った佐々木譲さんの作品に、 歴史小説があったとは知らず、思わず手に取りました。 読み始めた時から次のページを早くめくりたくなる気持ちになりました。 歴史小説でこんな気...続きを読む持ちになるのははじめでです。 今年は映画でも零戦を扱っています。 戦争の中の零戦ではなく 零戦を作った人、ゼロ戦を操縦した人の モノづくりの心と扱う人の心を 自分なりにもっと知りたくなりました。 そして、本当にベルリンに零戦は行ったのでしょうか? 日本人パイロットがベルリンにいたのでしょうか? 日本の零戦はどれほど世界に影響を与えたのでしょうか? ドイツには採用されなかったと記されていましたが ほかの国では日本の飛行機は良く映ったのでしょうか? 作品は事実だけを語り終えたかのように閉めているため 色々な疑問や気持ちが湧き出てきて 「読んだ~」っという気持ちになりました。
なんとも躍動感に満ちた物語。 どこまでがフィクションなのか、判断は難しい。 三部作の第一部であり、登場人物たちは、続編にも複数登場する。 どうして、ベルリンまでの飛行が成し得るのか、 その好奇心に駆られて、ついついページを繰り続けてしまった。
余韻のある終わり方がいいね。 格闘戦のシーンは息がとまる。 いかにも映画になりそうだけど、まだなっていない。海老蔵なんかが出そうだけど。
ついに読み終わった。 正直三部のような冒険譚が続いていくような作品を想像していたので一部二部の仕込み編は長く耐えるような読者になってしまった。 しかし随分と氏の作品を読んでいる身としては、推して知るべし。いつもの調子ではないか。 そして一部二部が無かったら全く三部が活きてこない。長い下積みを経...続きを読むてブレイクするように構成されている妙。さすがとしか。 とはいえ不勉強ゆえ近現代の史実には知見が無いため、それも苦しむ要因となってしまった。誤解を恐れずに言えば知は力なり、だ。 さぁちょっとガチガチの頭になったから次は緩めのものを読もうか。
面白かったです。お話は日独伊三国同盟締結直後。イギリスの最新戦闘機に悩ませられたヒトラーは日本で開発された最新鋭戦闘機である零戦のライセンス生産の為に二機の購入を依頼す。安藤大尉と乾一空曹との命を賭けたベルリンまでの大飛行の物語です。
ずっと読みたかった佐々木讓さんの冒険小説。 面白かったが飛び立つまでがちょっと長い。 着陸の為の中継地点を築く話は面白い(インドの藩王国)が飛び立ってからが意外とあっさりと進む。 飛行士の2人は魅力的。 三部作の残りも読みたいと思う。
とても面白かった。零戦をベルリンまで飛ばせという戦時下における壮大な愚行…。戦線で蛮行に加担するくらいなら、飛行機に乗れるのならばと、指令に応諾した安藤大尉。唯一の居場所を追い求めた哀しくも誇り高い男の物語ですね
中学か高校のときに読んで以来の再読。のめり込みました。 乾の行方に涙した後の、グラーフとの再会がすごい救いになっている。ちょっとだけ救われた気分で読み終えられる構成に感謝。
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