小説 - 切ないの検索結果

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  • 僕は小説が書けない
    3.7
    なぜか不幸を招き寄せてしまう体質と、家族とのぎくしゃくした関係に悩む高校1年生の光太郎。先輩・七瀬の強引な勧誘で廃部寸前の文芸部に入ると、部の存続をかけて部誌に小説を書くことに。強烈なふたりのOBがたたかわす小説論、2泊3日の夏合宿、迫り来る文化祭。個性的な部のメンバーに囲まれて小説の書き方を学ぶ光太郎はやがて、自分だけの物語を探しはじめる――。ふたりの人気作家が合作した青春小説の決定版!!
  • 僕は■■が書けない 朽無村の怪談会
    3.5
    通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が甦る――そんな言い伝えが残る朽無村の名士・古柳哲郎氏が亡くなった。小説のネタ集めに通夜に参加することにした、ホラー作家「僕」と担当編集者の壱子。故人の遺言に則って集められた参加者と共に、曰くつきの会が始まる中、「僕」は披露される怪談に疑問を覚え……? 怪談に隠されていたものとは。驚き必至のホラーミステリー!
  • 僕は天国に行けない
    3.8
    死んだらすべて終わり なのになぜ生きてるんですか? 余命数ヶ月の親友が自殺した朝にはじまる 心が痛くなる祈りと救済のミステリー ☆☆☆ 「死んだらどうなるのかな、人って」親友の殉にそう聞かれた。 俺は何も言えなかった。 だって彼は、余命あと数ヶ月で死ぬ。 翌日、殉は子供を助けようと溺死した。 謎の少女・灯は、これはトリックを用いた自殺だと告げ、俺に捜査を持ちかける。 今なら分かる。灯との関係は恋じゃなかった。きっともっと切実だった。 生きるために理由が必要な人に贈る、優しく厳しいミステリー
  • 僕は失くした恋しか歌えない
    3.5
    1巻1,925円 (税込)
    これは、「僕」でなければ見つけられなかった景色、紡げなかった言葉。同級生男子への片思い、出会い系サイトでの冒険、そして人生初の大失恋に家族へのカミングアウト……。胸に湧き起る想いを短歌にしながら、御曹司として生まれた少年が数々の出会いと別れを経て歌人になるまでを描く、瑞々しく切ない自伝的青春小説。
  • 僕は何度でも、きみに初めての恋をする。
    3.8
    両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る――。それぞれが抱える痛みや苦しみを分かち合っていくふたり。しかし、逃れられない過酷な現実が待ち受けていて…。優しさに満ち溢れたストーリーに涙が止まらない!
  • ぼくはビート
    3.0
    黒のソフト帽が見てきた幾つもの色恋沙汰を追う表題作「ぼくはビート」、初めて悪態をつく事を知った激しい愛を描く「YOU KNOW WHO」、一日に一度、憎しみ合って別れる二人の「ぼくの愛は韻をふむ」ほか、男と女の間に漂う贅沢な恋の糸を甘く織り上げる、どこまでも心にしみいる恋のテン・ストーリーズ。
  • ボクはファミコンが欲しかったのに
    4.0
    1巻1,120円 (税込)
    マサミチは、団地に住む小学生。学校では目立たない少年だけれど、クラスのみんながハマってるファミコンに、やっぱり夢中。友だちの家だけじゃなくって、自分ちのテレビでファミコンをやりたい…でも、親にはなかなか言いだせない。そんなある日、お母さんがこっそりゲーム機を手に入れようとしているのを知るのだけれど…。 ファミコンをめぐる、「昭和な」ボクらの、純情物語。

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  • ぼくは本当にいるのさ
    4.0
    1巻1,595円 (税込)
    自身の過去やセクシャリティと向き合ってきた少年アヤが、なにもかも捨て、骨董品屋で働いていた日々を私小説として描く。「ぼく」が、ものや人を通じて「生」を組み立てていくものがたり。
  • 僕はもう憑かれたよ
    3.9
    ある夜、八木沼真知の部屋を見知らぬ男が訪ねてきた。初対面にもかかわらず、彼はなぜか真知の昔からのあだ名や好物を知っていた。一方、周囲で不可解なことが起きているのに気付く美門玲二。どうやら眠っている間に、別人格が勝手に行動しているようなのだ。本来交わるはずのない二人の運命を結び付けるのは、半年前のとある転落事故――。真知は恋人を失ったその事故について調べ始める。
  • ぼくもだよ。 神楽坂の奇跡の木曜日
    3.9
    「人は食べたものと、読んだものでできている」──書評家のよう子は、神楽坂に盲導犬のアンと暮らしている。出版社の担当の希子と隔週の木曜日に、打ち合わせを兼ねたランチをするのが楽しみだ。一方、神楽坂で〈古書Slope〉を切り盛りするバツイチの本間は、五歳になる息子のふうちゃんと、週に一度会えるのが木曜日だ。書物への深い愛と強い信頼、それを共有できる大切な人。本に込められた〝想い〟を伝えていく──。(解説・新川帆立)
  • ぼくらが死神に祈る日
    値引きあり
    4.8
    “教会跡地の神様”って知ってる? 大切なものを差し出して祈るの――。 突然の事故で姉を失った高校生の田越作楽。悲しみにくれる葬儀の日、それと出会う。 「契約すれば死者をも蘇らせる」 “神様”の正体は、人の寿命を対価に願いを叶える“死神”だった。 余命4ヶ月。寿命のほとんどを差し出し姉を取り戻した作楽だが、その世界はやがて歪み始める。 かつての面影を失った姉。嘲笑う死神。苦悩の果て、ある決断をした作楽に、人生最後の日が訪れる――。 松村涼哉も激賞! 第27回電撃小説大賞で応募総数4,355作品から《選考委員奨励賞》に選ばれた青春ホラー。
  • ぼくらが漁師だったころ
    4.0
    ロサンゼルス・タイムズ文学賞受賞。デビュー作にしてブッカー賞最終候補に選出された傑作長篇。ナイジェリアの小さい町に暮らす四人兄弟。厳しい父が不在の隙に兄弟は学校をさぼって魚を釣りに行く。しかし川のほとりで出会った狂人は、長男が兄弟の誰かによって殺されると予言した――九歳の少年の視点で生き生きと語られる、闇と笑いに満ちた悲劇の物語
  • ぼくらの最終戦争
    値引きあり
    3.5
    1巻352円 (税込)
    ついに迎えた中学3年生の3学期。教師たちはぼくらが卒業式で何かしでかすのではないかと戦々恐々とする中、ぼくらは頭を悩ませる。そんな時に、長らく刑務所にいたルミの父親が出所してきた。しかし彼は、刑務所で仕入れてきたという奇妙な話を残して失踪。どうやら大きな事件と関係あるらしい。そしていよいよ卒業式のカウントダウンが始まり、教師たちの厳戒態勢の中、果たしてぼくらがやらかしたこととは!? 
  • ぼくらの大脱走
    値引きあり
    3.4
    1巻308円 (税込)
    中学を卒業し、それぞれ別々の高校にいったかつてのぼくらグループ。その中の1人、麻衣は、父親がアルコール依存症のため、早くもぐれ始めた。そして学校が始まって1月たち、無理やり瀬戸内海に浮かぶ孤島にある矯正施設へ入れられる。そこは学校とは名ばかりの、暴力がまかり通る地獄だった。麻衣をそこから救い出すため、再び結集したぼくらグループ。しかし、ヤクザまがいの学園スタッフ相手に、果たして救出作戦は成功するか?
  • ぼくらの校長送り
    値引きあり
    3.4
    1巻330円 (税込)
    ひとみの友人のみえの姉・あすかは、新米教師として津軽の中学へ赴任した。そこで待っていたのは校長や同僚たちの陰湿ないじめ。話を聞いたぼくらグループは、さっそく津軽へ。そしてあすか救済のため、頭と力の両方を使った最新作戦を展開し、いじめ教師たちをやっつけていく……。津軽弁が飛び交うユーモアに満ちたシリーズの異色作。
  • ぼくらのコブラ記念日
    値引きあり
    3.3
    1巻330円 (税込)
    死期が近いという瀬川老人が、英治らぼくらグループに20年前に別れた息子の行方を捜してほしいと依頼してきた。瀬川が息子と離れたのは、さる大物財界人の秘密を知って、身の危険を感じたため。瀬川を狙う人物をやっつけ、息子を捜索するぼくらグループ。やがて息子と涙の再会を果たした瀬川は亡くなり、ぼくらは彼の遺言どおり涙のないさよなら会を開いた。そして、その会を忘れないよう、KOBURA記念日と名づけてこれからも継続していくことを誓い合う。学園ドラマの傑作・ぼくらシリーズの第20作目。
  • ぼくらの心に灯ともるとき
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    舞台は、瀬戸内の小さな街のジャズバー。さまざまな事情で孤立したり、行き詰まったりしている人たちが入れ替わり、マスター相手に自分語りを始める。なかには、まったく話さない人もいたが、やがて……。思春期・青年期精神医療で著名な精神科医・青木省三による初の小説。人と人とのふれ合いやぬくもり、絆への希望を生み出してくれる、素朴な祈りのような作品。
  • 僕らの空は群青色
    5.0
    大学1年の白井恒は、図書館で遠坂渡と出会い、なかば強引に友だちになる。だが、不思議な影をまとう渡が本当は何者なのかは、謎に包まれたままだった。 ある日恒は、渡には彼のせいで3年も意識が戻らず寝たきりの義姉がいることを知る。罪の意識を頑なに抱く渡は、恒に出会って光差すほうに歩み始めるが、それも束の間、予期せぬ悲劇が彼を襲って――。渡が背負った罪悪感、祈り、愛、悲しみとはいったい…。スターツ出版文庫大賞にて優秀賞受賞。
  • 僕らは風に吹かれて
    5.0
    1巻1,386円 (税込)
    ファッション系インスタグラマーであり、古着屋でバイトをしている湊は、ある日、人気上昇中のバンド『ノベルコード』のボーカル・蓮に誘われ、メンバーになる。  湊たちは時代の流れに乗り、大躍進を遂げ、大きく変化していく。それはまるで夢の世界にいるみたいに実感がなくて――。これから僕は、どこへ行くのだろう? 人や世界が変わっても、僕らの想いは届く。  人気ロックバンド・WEAVERのドラマーであり小説家の河邉徹がおくる、今を生きる人への応援歌。
  • 僕らは奇跡でできている(上)
    5.0
    高橋一生主演! カンテレ・フジテレビ系火曜よる9時放送中のドラマの小説版 生き物のフシギが大好きな主人公が、あなたの“フツウ”をざわつかせる! 飛べない鳥って、本当は“飛びたくない鳥”かもしれない!? 生き物の不思議が大好きな主人公が、常識にとらわれない発想で波乱を巻き起こすコミカル&ハートフルドラマ 【あらすじ】 相河一輝は、 動物行動学を教える大学講師。大好きな生き物のこととなると、ほかのことには目もくれず没頭してしまうため、ルールを守れず、職場では叱られてばかり。時間を守ることも苦手で、通い始めた歯科クリニックの院長・水本育実からは「常識っていうものがないんですか?」と言われる始末。しかし、常識や固定観念にとらわれず、自分の興味や好奇心に素直に従い、“毎日を心豊か”に過ごす一輝の姿勢に、周囲の人々も次第に影響を受けていき……。周囲を気にして本当の自分を見失っているすべての人に贈る“気づき”の物語。
  • 僕らはきっと、あの光差す場所へ
    5.0
    唐沢隼人が消えた――。夏休み明けに告げられたクラスの人気者の突然の失踪。ある秘密を抱えた春瀬光は唐沢の恋人・橘千歳に懇願され、半強制的に彼を探すことになる。だが訪れる先は的外れな場所ばかり。しかし、唯一二人の秘密基地だったという場所で、橘が発したあるひとことをきっかけに、事態は急展開を迎え――。唐沢が消えた謎、橘の本音、そして春瀬の本当の姿。長い一日の末に二人が見つけた、明日への光とは……。繊細な描写が紡ぎ出す希望のラストに、心救われ涙!
  • ぼくらは都市を愛していた
    3.5
    デジタルデータのみを破壊する「情報震」が地球上で頻発している。原因はおろか震源地すら特定できない。あらゆる情報が崩壊し、機能を失った大都市からは人の影が消えた。偵察のためトウキョウに進駐した日本情報軍機動観測隊は、想定外の「敵」と出会う……。円城塔、辻村美月、虚淵玄らが絶賛した渾身の長編が文庫化!
  • ぼくらは、まだ少し期待している
    3.5
    町田そのこ氏、おすすめ! 「自分を誰かに明け渡さない。それが、誰かを救うことにもなるのだ」 札幌の進学校に通う土橋輝明は、数学と生物が得意な高校3年生。同学年の特進クラス国立文系で第一志望は北大文学部という秦野あさひとは、「優等生」同士ということで、学校行事にペアで駆り出されることも少なくない「腐れ縁」だ。ある日、あさひに相談を持ち掛けられた輝明は、予想外のディープな内容に驚き、思わず席を立ってしまう。翌日、彼女が失踪したことを知った輝明は、片親の違う弟で「料理研究部」では彼女の後輩でもある吉川航とともに、その行方を追い始める。あさひはどこへ消えたのか? 輝明は東京へ、そして沖縄へ向かう。徐々にあさひの過酷な生い立ちを知るにつれ、輝明は……。 単行本刊行時、朝日新聞、毎日新聞、北海道新聞、京都新聞、「本の雑誌」、「SUMISEI Best book」など各紙誌で絶賛された青春ロードノベルの傑作、待望の文庫化! 【目次】 前口上 起 二○一三年七月中旬、北海道札幌市 承 二〇一三年七月下旬、埼玉県所沢市 転 二○一三年七月下旬~八月上旬、沖縄県那覇市~慶良間諸島 結 二○一三年十二月下旬、北海道札幌市 納め口上  解説 藤田香織
  • 牡丹色のウエストポーチ~杉原爽香四十四歳の春~
    3.9
    「杉原爽香の娘を殺して」夜明け前の公園で交わされた契約が、危険な事件の連鎖を誘い込む。不穏な思惑などつゆ知らず、学校行事の一環で山間のキャンプ地に赴くこととなった爽香と娘の珠実。楽しいはずの旅行先で、殺意は着実に迫りつつあった……。新たな事件、移ろう人間関係、それぞれの成長。登場人物が読者とともに年齢を重ねる大人気シリーズ第30弾!
  • ボダ子(新潮文庫)
    3.4
    35歳で起業し、年商十億円を超える会社の社長となった大西浩平。だが、事業の成功の裏にあった家族を顧みない生活は、娘の境界性人格障害(ボーダー)の発症へとつながる。自傷行為を繰り返す娘につきっきりの生活により、事業は破綻。そして浩平は、東日本大震災の復興事業に起死回生をかけて、娘と元妻とともに被災地へと向かうが――。山本周五郎賞候補となった、実体験に基づく衝撃作。
  • 墓地展望亭・ハムレット 他六篇
    4.3
    人間心理の深奥に迫る名作「湖畔」「ハムレット」,恐怖と諦観の珠玉掌篇「骨仏」,純愛のモチーフが醇美な香気と洗練をみせる「墓地展望亭」など,彫琢につぐ彫琢により磨きぬかれた〈小説の魔術師〉久生十蘭の比較的長めの短篇あるいは中篇を集める.ほかに「生霊」「雲の小径」「虹の橋」「妖婦アリス芸談」を収録.(解説=川崎賢子)

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  • ボックス21
    4.3
    強制売春の被害者が起こした思いもよらぬ事件。グレーンス警部が直面する北欧の闇とは? スウェーデン警察小説シリーズ第二作。
  • BOXBOXBOXBOX
    3.4
    1巻1,650円 (税込)
    宅配所に流れる箱を仕分ける安(あん)。ある箱の中身を見た瞬間から次々に箱が消えていって――顔なき作業員たちの倦怠と衝動を描くベルトコンベア・サスペンス。第62回文藝賞受賞。
  • 墓碑銘
    3.0
    アメリカ人の父親と日本人の母親の許に生まれた、トーマス・アンダーソンこと浜仲富夫。日米開戦を機に、日本人として生きることを強いられる。坊主頭で国民服を着て、剣道を習い、国策映画では悪役アメリカ人を演ずる。そして入営。青い眼の初年兵は、異父妹への想いを支えに、軍隊生活のつらさに耐える。だが、山西省から米兵と対峙するレイテ島に転進。極限状況の中でアイデンティティを問う、戦争文学の白眉。異色の戦争文学……日米混血の日本兵、その壮絶な自己喪失の過程を描く。
  • 蹴爪
    3.4
    1巻1,771円 (税込)
    異国の少年たちの物語のはずが、これは、"ぼくたち"の姿だ――。デビュー作「甘露」が芥川賞候補になった新鋭、待望の初小説集!闘鶏場で胴元を務める父親が、悪魔から村を守る祠をつくる責任者となった日から、ベニグノの周囲は少しずつ変わり始めた。幼なじみのグレッツェンの大切な鶏が殺され、島で殺人事件が起こり、地震で祠が倒壊し――。東南アジアの島の少年を襲う熱くて不穏な暴力を描いた傑作。
  • ボラード病
    3.5
    日本中を震撼させた傑作がついに文庫化! B県海塚市は、過去の厄災から蘇りつつある復興の町。 皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、 港の清掃活動に励み、同級生が次々と死んでいく――。 集団心理の歪み、蔓延る同調圧力の不穏さを、少女の回想でつづり、 読む者を震撼させたディストピア小説の傑作。 (解説・いとうせいこう) 「誰も触れたがらないきわどいポイントを錐で揉みこむように突いてみせた、とびきりスキャンダラスな作品」(松浦寿輝) 「この作品に描かれた社会が、近未来の日本に現れないことを願っている」(佐藤優) 「世界をありのままに感じることがいかに困難であるかを描きだした魂の小説」(若松英輔)
  • ボロ家の春秋
    4.4
    「桜島」「日の果て」などの戦争小説の秀作をのこした梅崎春生のもう1つの作品系列、市井の日常を扱った作品群の中から、「蜆」「庭の眺め」「黄色い日日」「Sの背中」「ボロ家の春秋」「記憶」「凡人凡語」の計7篇を収録。諷刺、戯画、ユーモアをまじえた筆致で日常の根本をゆさぶる独特の作品世界。
  • 煩悩
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    友達でも恋人でもないけれど、私たちはほとんど一つだった。それなのに、どうして――? 過剰に重ねる描写が圧倒的熱量をもって人間の愚かさをあぶり出す、破壊的青春小説。
  • 煩悩の子
    3.3
    桐生極、小学五年生。膨らみはじめたココロと身体に翻弄され進むは、大人への階段か? いや、それとも――。世界と向き合いはじめた少女の瑞々しい感性を、シニカルなユーモアで描いた青春小説。
  • ボンベイのシャーロック
    3.9
    インドのシャーロック・ホームズが不可解な事件を解き明かす!1892年、ボンベイ。シャーロック・ホームズに憧れるジェイムズ・アグニホトリは、女性二人が転落死した事件の記事を見つける。関係者に話を聞くも、彼女らに自殺する理由はなかった。不思議に思った彼はホームズに倣って捜査を行うが、事件は一筋縄ではいかず……。
  • ボヴァリー夫人
    3.6
    田舎医者ボヴァリーの美しい妻エマが、凡庸な夫との単調な生活に死ぬほど退屈し、生れつきの恋を恋する空想癖から、情熱にかられて虚栄と不倫を重ね、ついに身を滅ぼすにいたる悲劇。厳正な客観描写をもって分析表現し、リアリズム文学の旗印となった名作である。本書が風俗壊乱のかどで起訴され、法廷に立った作者が「ボヴァリー夫人は私だ」と言ったのは、あまりにも有名である。

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  • ボーイミーツガールの極端なもの
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    恋愛未経験のおばあさんが喫茶店の店主に出会い、管理栄養士を目指す大学生は野球選手との結婚に憧れ、子育てを終えた中年の女性がファッションデザイナーと巡り合う。引きこもりニートは松田聖子に恋慕し、その弟は誰に対しても自分から「さようなら」を切り出せず、兄弟の父親は妻と再会する。人と接するのが苦手な少女は思いがけず人気アイドルになって、アイドルの付き人は嫉妬に苦しみ、三流俳優は枕を濡らす。植物屋の店主は今日も時間を忘れてサボテン愛に耽る。年齢も性別も境遇も異なる男女が出会い、恋をし、時には別れを経験する。「絶対的な恋なんてない」不格好でも歪でもいい、人それぞれの恋愛の方法を肯定する連作小説集。人気多肉植物店・叢-Qusamura-の店主・小田康平が植物監修を務める。
  • ボーダレス
    3.6
    〈教室の片隅で密かに小説を書く女子高生と、彼女に興味を惹かれる同級生〉〈事故で失明した妹と、彼女を気遣い支える姉〉〈音大入試に挫折して実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女に反発する妹〉〈年上の女性に熱い思慕を抱く令嬢〉交わらないはずの彼女たちの人生が一つに繋がるとき、待ち受ける運命とは!? 4つの物語(ストーリー)が交錯し、スリリングに展開する青春ミステリー。
  • ボーダー 負け弁・深町代言
    4.1
    テレビでも人気の若手弁護士・深町代言は、ある事件をきっかけに東京を去る。流れ着いた伊勢で所属したのは、志は高いが裁判で勝てない“負け弁”が集まる貧乏法律事務所。刑事事件への情熱を失った深町だが、ニート強殺事件の被告人の無罪を信じる同僚・実花の窮地に再び立ち上がる。
  • ボートと鏡
    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    末期癌の宣告を受けた父は安楽死を望むが、日本ではそれが叶わない。残された日々の家族像を描いた「ボート」。虎の脱走事件、美術館で見たベラスケスの絵画のエピソード等を、緊急待機中のF15パイロットが独白する「鏡」。異なる二つの物語が絡み合ってはほどけ、まったく新しい見え方を立体的に浮かび上がらせる。
  • ボーンズ・アンド・オール
    3.7
    好きになった相手を食べ殺してしまう16歳の孤独な少女は、父親を捜す旅に出て同類の少年に出会う。衝撃のカニバリズム・ロマンス
  • ポストカード
    4.3
    2003年、パリ。ある朝、著者の自宅にポストカードが届いた。差出人名はなく、1942年にアウシュヴィッツで亡くなった著者の曾祖父母とその子どもの名前のみが書かれていた。誰が、何のために出したのか。差出人の謎と戦争の記憶を著者が辿る、実話に基づく物語。
  • ポップコーン・ラバーズ あの日出会った君と僕の四季
    3.0
    ごく普通の大学生である森園真広は、ある春の日、学内の図書館で印象的な女性を見かけた。友人の紹介で始めたアルバイト先のミニシアター【ボニー&クライド】で、殺人事件があったことを知るが、その時の被害者こそが、図書館で見かけた女性だった。幽霊になった彼女の名前は、明神みなも。それから真広は、みなもと奇妙な生活を送ることになって……?
  • ポップ・フィクション
    3.7
    1巻2,000円 (税込)
    エンタメの深層をつかめ。 大正時代、出版華やかなりし頃。 「市民公論」編集部の松川は、窮地に立たされていた。 担当した企画のせいで、筆者が大学を追われることになったのだ。 奔走する松川に、主幹は驚きの決断を下す。 同じころ、当代きっての人気作家・菊谷は、 「書きたいものを書く」ための雑誌を立ち上げようとして…… 「100万部突破の常勝雑誌を作る」宿願は叶うのか? 徳川夢声、谷崎潤一郎―― 作家や文化人たちが侃々諤々の議論を交わしながら、 面白いものを作ろうと奮闘する様を描く。 刊行点数200冊に迫るエンタメ界のトップランナーが送る、出版お仕事小説。
  • 鉄道員(ぽっぽや)
    4.0
    娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた……。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録した傑作集。日本中、150万人を感涙の渦に巻き込んだ空前のベストセラーに、あらたな「あとがき」を加えた。第117回直木賞を受賞。
  • 戯作・誕生殺人事件
    5.0
    東京から北関東へ移住した、ミステリ作家の牧薩次とキリコ夫妻。高齢出産を決意したキリコは、地元の中学生・美祢に住み込みで手伝いをしてもらうことに。やがて臨月間近の秋祭の日、キリコにボールペンで手書きされた生原稿が手渡される。担当の助産師の息子が書いた時代ミステリ作品らしい。それが、キリコたちに新たな事件をもたらすことになろうとは――。折しも薩次は北京に出張中、キリコは大きなお腹を抱え難事件に挑む。台風19号の来襲、そして陣痛、さらに牧家を狙う怪しい影……。〈ポテトとスーパー〉シリーズ最終巻。/解説=青崎有吾
  • ポニーテール
    4.3
    1巻693円 (税込)
    小学四年生のフミと、六年生のマキ。ふたりは、お互いの父と母の再婚できょうだいになったばかり。おねえちゃんと仲良くなりたいフミだったが、無愛想なマキの心がわからずに泣いてしまうことも。マキはマキで、新しくできた妹に戸惑っていた。そして、姉妹を見守る父と母も、「家族」の難しさに、迷ったり、悩んだり……。四人家族ひとりひとりの歩みを見つめた、優しさあふれる物語。
  • ポプラの秋
    4.1
    父が急死した夏、母は幼い私を連れて知らない町をあてもなく歩いた。やがて大きなポプラの木のあるアパートを見つけ、引っ越すことにした。こわそうな大家のおばあさんと少しずつ親しくなると、おばあさんは私に不思議な秘密を話してくれた──。大人になった私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに蘇る。『夏の庭』の著者による、あたたかな再生の物語。
  • ポム・プリゾニエール
    値引きあり
    3.5
    1巻825円 (税込)
    物語性で人を惹きつけ、考察の渦に巻き込んだ人気曲を、自ら再解釈し小説を執筆。 大ヒット曲「トラフィック・ジャム」「紗痲」「ナイトルール」の3曲のテーマから創られた物語を一冊にまとめた、煮ル果実の世界観に迷い込める短編集。 ◎「トラフィック・ジャム」 社会の歯車として味気ない生活を送っていた男の世界は、自身が起こした交通事故を境に一変する。襲ってくる人々の目に浮かんでいたのは、黄色と黒の警告色であった。 ◎「紗痲」 女子刑務所に収容された少女は、同室の蛇女の課す試練を乗り越え、仲間として迎え入れられる。ある出来事を機に確かな主従の関係を結んだ二人は、ひとつの計画を企てる。 ◎「ナイトルール」 18時から24時迄を繰り返す世界に閉じ込められた男は、彷徨い歩いた末に、一人の少女に出会う。彼女とならこの夜を生き抜ける、初めてそう感じた矢先、彼女は夜に取り込まれる。 ※「ナイトルール」は、著者が過去にホームページにて公開した小説に、加筆修正を施し収録しています。 ■出版社からのコメント 「生きていて良かった」 煮ル果実さんの小説を初めて読んだ時、率直にこう感じました。 流麗で詩的な文体と、社会に向けるシニカルな視線。それでも溢れ出る、人生への肯定感。 加えて、物語の展開が本当に面白く、本書が果たして初著書なのか、実はもう小説家なのではないかとずっと疑っていました。 それくらい豊かな文才で、音楽で表した激情を小説にも載せられる、稀有な存在です。 煮ル果実さんの記念すべきデビュー作、心してご覧下さい。
  • ポリアンナの青春
    3.3
    『少女ポリアンナ』から6年後.成長したポリアンナは,ポリーおばさんといっしに滞在先のドイツから帰国した.幼友だちのジミーは見違えるような青年になっており,恋が芽生える.みずみずしい青春編.

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  • ポリス・アット・ザ・ステーション
    5.0
    刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ最高傑作 クロスボウで射殺された麻薬密売人。事件の裏には北アイルランドを揺るがす秘密があった。ショーンは捜査中、IRAに襲われ……
  • ポリティコン 上
    3.8
    1~2巻730~740円 (税込)
    充たされぬ魂の行き先は、破滅か、新天地か? 芸術家たちの理想郷「唯腕村」を舞台に繰り広げられる、絶望郷のごとき愛憎劇! 理想社会の実現を目指し、東北の寒村に建設された唯腕村は、もはや時代遅れとなったユートピア思想の残滓である。村の人間関係に倦み、強烈に女を求める青年・高浪東一は、謎の男と村に流れ着いた美少女・マヤを我がものにしようともがき、自らの運命を狂わせてゆく。 ユートピア思想の崩壊、性の乱れ、高齢化――様々な問題を抱えた村は、徐々に綻びを見せていき……。 ※この電子書籍は2011年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版(上)を底本としています。
  • ポルトベーロの魔女
    3.5
    悪女なのか犠牲者なのか。詐欺師なのか伝道師なのか。実在の女性なのか空想の存在なのか――。謎めいた女性アテナの驚くべき半生をスピリチュアルに描く傑作小説。
  • ぽろぽろドール
    3.7
    かすみの秘密は、頬をぴしりと打つと涙をこぼす等身大の男の子の人形。学校で嫌なことがあると、彼の頬を打つのだ(「ぽろぽろドール」)。美しい容姿のあきらは事故で顔に酷い火傷を負う。事故前と全く違う人生を送る彼は、醜い恋人と別れた後、昔の恋人によく似た美しい人形に出会う(「僕が人形と眠るまで」)。人形に切ない思いを託す人々の物語。
  • ポールとヴィルジニー
    3.8
    インド洋に浮かぶ絶海の孤島で、美しい自然と慈母たちに囲まれ心優しく育った幼なじみのポールとヴィルジニー。思春期を迎え、互いに愛の感情が芽生えた矢先、二人は無情にも引き離され……。19世紀フランスで一世を風靡し、かのナポレオンも愛読した幼なじみの悲恋の物語。
  • マイクロバス
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    口のきけない青年は、入り組んだ海岸線に沿って、ただバスを走らせ続けることしかできなかった。まるで、世界を縫い合わせるかのように――。芥川賞候補となった表題作と、自身が人魚であると信じる老婆の物語「人魚の唄」を収録。寂れた漁村が特異な輝きを帯びる、神話的な二篇。三島賞受賞作家、渾身の野心作。
  • 舞妓さんと怪盗大旦那
    値引きあり
    3.6
    福井の田舎から祇園へ出てきた一花。どこかどんくさい少女で、やっと仕込みから舞妓になれたばかり。 お座敷は失敗の連続。落ち込む一花が夜道で出くわしたのが、なんと怪盗だった。怪盗夜行──最近、京を騒がす義賊である。人の好い一花は、追われている夜行を逃がす手助けをするのだった。 その日から、一花の運勢は上向いていく。なぜか、一花をひいきにする青年が現れたのだ。石川総司は若くして祇園の大旦那と呼ばれる青年実業家。だが、禍福はあざなえる縄のごとし。時を同じくして、一花は驚くような事件にまきこまれていくのだった。
  • 舞妓はレディ
    3.5
    「舞妓になりたい!」。京都の花街に、鹿児島弁と津軽弁のバイリンガル少女・春子がやってきた。風変わりな大学教授の計らいで舞妓見習いになった彼女だが、京ことばに四苦八苦、舞踊や鼓や三味線の稽古では失敗ばかり。それでも春子は前を向く。京の花街に生きる本物のレディになる日を夢見て――。豪華絢爛に描く舞妓エンターテインメント小説!
  • 迷子宮女は龍の御子のお気に入り ~龍華国後宮事件帳~
    値引きあり
    3.5
    第7回カクヨムWeb小説コンテスト、〈恋愛部門〉特別賞受賞の新・後宮恋愛ファンタジー!  失踪した姉を捜すため、龍華国後宮の宮女となった鈴花。ある日彼女は、銀の光を纏う美貌の青年・コウレン(※)と出会う。官正として働く彼の正体は、皇位継承権――《龍》を喚ぶ力を持つ唯一の皇族だった!  そんな事実はつゆ知らず、とある能力を認められた鈴花はコウレンの側仕えに抜擢。後宮を騒がす宮女殺し事件の犯人探しを手伝うことに。後宮一の人気者なのになぜか自分のことばかり可愛がる彼に振り回されつつ、無事に鈴花は後宮の闇を暴けるのか!? ラブロマンス×後宮ファンタジー、開幕! 【登場人物】 ・鈴花(りんか) 人の纏う「色」が視える不思議な目の持ち主。 健気で努力家だが方向音痴が悩みの種。 ・コウレン 皇位継承権を持つ絶世の美青年。しかし現皇帝との関係は微妙なようで……。 心優しい鈴花に次第に惹かれていく。 ※コウレン:「王へんに光」「王へんに連」
  • 迷子の魂
    4.4
    あるところに,忙しすぎて魂をなくしてしまった男がいた.男は医師の助言にしたがい,迷子になった魂をじっと待つことにする.すると――.ノーベル文学賞作家トカルチュクが,コンセホのノスタルジックな絵とともに贈る,子どもたちと,忙しい大人たちのための,大切な魂のものがたり.2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 迷子の眠り姫
    3.0
    1巻942円 (税込)
    一回死んで不思議な「力」をもった女子高生・笹倉里加は、同級生の心中事件、父親の不倫騒動解決に「力」を発揮するが――。16歳は笑って、泣いて、恋して、オトナになります。
  • 埋葬
    3.5
    1999年、河口湖町の廃ホテルで起きた母娘の死体遺棄事件。犯人と目された少年の死刑確定後、被害者の夫は謎の手記を発表し失踪。10年後、ジャーナリストが再取材を行うが、関係者達の告白は事件の構図を次々と塗り替えてゆく……。 読者を幻惑・酩酊させる仕掛けで、純文学×ミステリ×フェイク・ドキュメンタリーの歴史的達成として小説界を騒然とさせた衝撃作、ついに文庫化。 本作ははたして、現代の「藪の中」か、奇書か、あるいは小説の極北か―― 酉島伝法さん(小説家・イラストレーター)推薦! 文庫化にあたり、ボーナストラックとして、著者独自の犯罪小説二篇(「トンちゃんをお願い」「私の娘」)を書籍初収録。 【目次】 Ⅰ 埋葬(2010) Ⅱ トンちゃんをお願い(2011)/私の娘(2019) 〈解説〉岡和田晃
  • 埋葬された夏
    4.3
    1984年6月。16歳の少女コリーンは殺人容疑で逮捕される。イギリスの海辺の町アーネマスの異分子だった彼女は、有罪となり治療施設に収容された。そして20年後、進歩した科学技術が当時の証拠品から未知の人物のDNAを検出し、勅撰弁護人が再審を求めて動きだす。調査を依頼された私立探偵が町を訪れ、かつての関係者たちと会うことで甦る日々。悲劇に至るまでの1年ほどのあいだに何があったのか――現在と過去が交錯する構成が読者に投げかける、被害者捜しの趣向と衝撃の真相――そして鮮烈な幕切れ。感嘆をもたらす傑作英国ミステリ。/解説=霜月蒼
  • マイ・ダディ
    4.3
    ムロツヨシ初主演! 映画『マイ・ダディ』9月23日(木・祝)全国公開に先がけ小説版発売! 確かめようのない過去。それでも愛する娘を救いたい――。 娘を救うため必死に奔走する父親の姿を描くヒューマンドラマを完全小説化。 御堂一男(ムロツヨシ)は、中学生の娘・ひかり(中田乃愛)と2人暮らし。 最愛の妻・江津子(奈緒)は8年前に他界。一男は小さな教会の牧師をしながら、 ガソリンスタンドでアルバイトに励みつつ、ひかりを男手ひとつで育てている。 思春期に突入したひかりはちょっぴり反抗的な時もあるが、優しくて面白いお父さんのことが大好き。 牧師として多くの人に慕われ、たまに娘と些細な喧嘩をしながらも、2人の穏やかで幸せな日々は続いていくと思っていた。 ある日、突然ひかりが倒れる。病院で下された診断は“白血病”。 混乱し事実が受け入れられない一男だったが、なんとか自らの口で病名をひかりに伝える。 「私……頑張るね」覚悟を決めたかのようにつぶやくひかりに、 「あぁ。頑張ろう」と力強く応える一男。 つらい闘病生活をなんとか乗り越え、退院できることになったひかり。 喜びでいっぱいの一男だったが、担当医師からある衝撃的な事実を告げられ――。
  • 舞面真面とお面の女
    値引きあり
    3.6
    工学部の大学院生・舞面真面(まいつらまとも)は、ある年の暮れに叔父の影面(かげとも)からの呼び出しを受け、山中の邸宅に赴く。そこで頼まれたこととは、真面の曽祖父であり、財閥の長だった男・被面(かのも)が残した遺言の解明だった。 ―― 箱を解き 石を解き 面を解け ―― よきものが待っている 従姉妹の水面(みなも)とともに謎に挑んでいく真面だったが、謎の面をつけた少女が現われたことによって調査は思わぬ方向に――? <メディアワークス文庫賞>受賞者、野崎まどが放つ怪作登場!
  • マイ・ディア・キッチン
    3.8
    ~『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の 大木亜希子が贈る最新作は、“人生が愛おしくなるお料理エンタメ”~ 「ずっと、人に振り回されてきた。私さ、心が空っぽなの。 これからはもっと、自分のために生きたい」 元料理人の主婦・白石葉は、夫のモラハラに耐える日々を送っていた。 財布の紐、交友関係、食事、体型まで徹底的に管理されてきたが、 ある日事件が起きる。家から逃げ出した葉が辿り着いたのは、 街の小さなレストランだった。 ☆大人気料理家・今井真実さんのレシピつき!☆ 自立とはなにか。その答えを葉とともに追う、旅のような物語――寺地はるな(作家) 食べることは、生きること。一つのお店を通して交差するいくつもの人生を追体験して、 何度も心が揺れました。――深川麻衣(女優)
  • 毎年、記憶を失う彼女の救いかた
    3.9
    第54回メフィスト賞受賞作! わたしは1年しか生きられない。毎年、わたしの記憶は両親の事故死直後に戻ってしまう。空白の3年を抱えたわたしの前に現われた見知らぬ小説家は、ある賭けを持ちかける。「1ヵ月デートして、ぼくの正体がわかったら君の勝ち。わからなかったらぼくの勝ち」事故以来、他人に心を閉ざしていたけれど、デートを重ねるうち彼の優しさに惹かれていき――。この恋の秘密に、あなたは必ず涙する。
  • 毎日世界が生きづらい
    3.9
    できないことを、数えないで。 どうやって生きていいのか分からない。 自分を責め続ける、小説家志望の私。 夢を抱いた仕事に躓く、会社員の夫。 そして、インコのピピ。 心理サスペンス『誰かが見ている』でメフィスト賞を受賞した著者が挑む新境地。 小さな家族の幸せをめぐる物語。 ――美景はうまいことやったよなー。 旦那に稼ぎがあるから、なんの心配もないだろ? パートでお小遣い稼いでたらいいんだし。(略) 傍から見れば、なんの悩みもなく、苦労もなく、ぼんやりと生きているように映るのだろう。(略) うまくいかない自分を責める妻の気持ちを、想像することもできないのだろう。――本文より 美景と雄大は結婚して十年。 ある日、妻の書斎に入った夫は何か様子が違っていることに気づく。 ままならない毎日をどのように生きてきたかを語り出す二人。 小説家になる夢を叶えたかった美景。 夢を抱いた仕事に躓く雄大。 二人をつなぐインコのピピ。 メフィスト賞作家の新境地となる、小さな家族の幸せを探す物語。
  • 舞姫
    無料あり
    3.8
    1巻0円 (税込)
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  • 舞姫・うたかたの記 他三篇
    3.9
    1巻627円 (税込)
    日本人留学生とドイツの一少女との悲恋を描いた『舞姫』、他に『うたかたの記』『文づかひ』と名訳『ふた夜』、いずれも異国的な背景と典雅な文章の間に哀切な詩情を湛える。加えて鴎外作品の初期から中期への展開を示す『そめちがへ』を収め、難読語には、できるかぎり振仮名を付して読者の便に供した。 (解説 稲垣達郎)

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  • 舞姫通信
    3.5
    1巻649円 (税込)
    ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーンを始めている。17歳で死んだ〈自殺 志願〉のタレント城真吾にとっては、16歳は晩年だった。城真吾は教えてくれた。人は死ねる。いつ。いつか。いつでも――。でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、ずっとずっと、遠い日でありますように。教師と、生徒と、生と死の物語。
  • 舞姫――恋愛今昔物語
    3.5
    1巻440円 (税込)
    演劇界での成功を夢見ながら、フリーター生活にピリオドを打てない一谷黎(りょう)。ところがある日、黎のアパートに美しい少女が飛び込んできた。「あなたをたずねて参りました。今夜からお世話になります。」夕香と名のる少女は献身的に黎に尽くすが、その瞳は哀しい光にみちていた……。「鶴の恩返し」に着想を得た、恋愛長篇。

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  • まいまいつぶろ
    4.2
    口がまわらず、誰にも言葉が届かない。歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろと呼ばれ、蔑まれた第九代将軍・徳川家重。常に側に控えるのは、ただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫だった。「もう一度生まれても、私はこの身体でよい。そなたに会えるのならば」――。二人の絆を描く、落涙必至の傑作歴史小説。
  • マウントドレイゴ卿/パーティの前に
    4.3
    家柄と知性、すべてに恵まれた外務大臣は、自分が見た恥ずべき夢を格下のライバルに知られていると悩んだ末に……「マウントドレイゴ卿」。南方駐在員の夫を亡くして帰国した長女が明かした夫の秘密とは……「パーティの前に」。みずからも様々な側面を持つ文豪モームが、偉大と卑小、高貴と下劣、引き裂かれた人間性を鋭く描き、その不可解さを浮き彫りにする珠玉の6編。
  • マウンドの死
    2.7
    日本シリーズ2戦目、人気投手小野が突然、マウンドの上で殺された。犯人は試合直前に飲み物を渡した婚約者の疑いが濃い(「マウンドの死」)。ほかに、首なしの女の裸体写真を片手に、弟殺しを探し出す男(「裸の牙」)、犯人にしたてられた営業マンが真犯人を追いつめる(「バイヤー殺人事件」)など、珠玉作満載の傑作ミステリー集。

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  • 前の家族
    3.9
    トラウマ級の結末!恐怖のマイホーム奇譚。 引越し後の鍵交換は、お済みです…よね? 中古マンションの購入から全ては始まった。 トラウマ級の結末が待ち受ける、芥川賞作家による恐怖のマイホーム奇譚。 三十七歳にしてマイホーム購入を思い立った小説家の猪瀬藍。気になるマンションへ内見に行くと、そこにはまだ、若い夫婦と幼い姉妹の小林一家が暮らしていた。彼らは十二年間住んだこの部屋を離れ、近くの新築一軒家に引っ越すという。 すっかり気に入った藍は購入を決意。リフォームも完了し、新生活を満喫していたある日、新居に小林姉妹が押しかけてくる。以来、食事やお泊まり会に招かれ、小林家との交流に甘美な幸福を感じる藍。だが、新居では奇妙な出来事が次々と起こり始め……。 日常を侵食していく不安と、衝撃の結末。芥川賞作家によるノンストップ・マイホーム奇譚。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『前の家族』 の文庫版となります。
  • 魔王城殺人事件
    3.8
    星野台小学校5年1組の翔太たちは探偵クラブ「51分署捜査1課」を結成。いくつかの事件を解決した後、町外れにある「デオドロス城」にまつわる怪しいうわさの真相を確かめるために探検を開始する。悪魔の巣窟と言われる屋敷に潜入直後、突然ゾンビ女が出現する。庭にあった小屋も翔太らの目の前で消失! 謎の解明のために再度潜入した「51分署捜査1課」は消失したはずの小屋で死体を発見するが……。はじめての本格ミステリに最適!
  • 魔王伝(1)双鬼編
    3.7
    1~3巻607~770円 (税込)
    十五年の眠りから甦った魔人・浪蘭幻十。〈封印〉を巡り、秋せつらと宿命の戦いが始まる。同じ頃、魔界医師メフィストのもとを訪れた奇妙な母子。彼女たちこそ、幻十が求める〈封印〉なのか!? 超伝奇小説の金字塔、待望の電子化!

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  • 魔王の島
    4.4
    ――彼女のはなしは信じるな。   2019年度コニャック・ミステリ大賞受賞、 幾重もの罠を張り巡らせた真のサイコ・ミステリー。 祖母の訃報を受け、彼女は孤島に渡った。終戦直後に祖母とここで働き始めた者たちだけが住む島。本土への船が来る日までを島で過ごす彼女は、やがてこの島に漂う不吉な影に気づきはじめる。ここには何か忌まわしい過去がある。そして若き日の祖母の手記にも謎の「魔王」の影が……。 島で行われていたというナチスの実験。 この島に逗留し、やがて海で死んだ子供たち。 何かを封じた開かずの扉。 すべての核心となる「サンドリーヌの避難所」事件。 積み重なる謎。高まりゆく不安と恐怖。 誰かが誰かを欺こうとしている。 誰が誰を欺こうとしているのか? いったい何が真実なのか? 読めば読むほど深まる謎また謎。曲折しながら突進する行先不明のストーリー。反則スレスレの大驚愕。――この種の不敵なミステリーの名産地といえばフランス。そこから新たな鬼才が登場しました。不吉なイメージの乱舞と恐ろしい出来事の連打の中に編み込まれた幾重もの罠!  『その女アレックス』のルメートル、『黒い睡蓮』のビュッシ、『パリのアパルトマン』のミュッソに続くフランスの刺客、ジェローム・ルブリ。その大胆不敵な怪技をご体験ください。
  • 魔界行・復讐編
    3.0
    1~4巻628~770円 (税込)
    〈バイオニック・ソルジャーとは、先端科学による生体強化戦士である〉愛する妻子を惨殺されたバイオニック・ソルジャー=南雲秋人は、復讐を決意。標的は日本最大の暴力団瓜生組だ。だが、組長義和の背後には、死霊(ゾンビー)戦士を操る不死の魔人義龍が。さらに瓜生組は、なぜか首都圏を避け僻地に進出する謎の動きを見せていた。一方、公安特捜部も瓜生組壊滅目指し、戦士を送り込んだが…!著者の名を一躍高めた超(スーパー)伝奇の傑作シリーズ、第一弾ついに電子化!

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  • 魔界都市ブルース〈妖花の章〉
    3.8
    1~18巻607~1,210円 (税込)
    〈魔震〉に襲われ妖獣や異能の犯罪者たちが巣食う〈魔界都市〉へと変貌した新宿。この街でせんべい店を営む美青年秋せつらは、超一流の人捜し屋でもあった。実験動物として売られた女、麻薬中毒にされた美人歌手…魔界に迷い込んだ女たちの行方を追うせつらの指が優雅に舞うとき、彼もまた“非情の魔人”と化す!人気シリーズ待望の電子化!

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  • 魔界都市ブルース5〈幽姫の章〉
    3.0
    1~18巻607~1,210円 (税込)
    希望なき闇に魅入られた〈魔界都市“新宿”〉。命を狙われる青年が魔都に消えた。──報われぬと知りつつ背信の元恋人のために闘う美女。その哀しくも果てない愛を守るため、“非情の魔人”秋せつらが断罪の妖糸を放つ!妖美と詩情溢れる超人気ベストセラーシリーズ第五弾。
  • 魔界都市ブルース 餓獣の牙
    5.0
    〈魔界都市“新宿"〉と周囲を画する巨大な〈亀裂〉の底から、餓えた人狼の群れが出現し、三日のうちに観光客、〈区民〉、老若男女の別なく四十余人を貪った。 彼らの圧倒的な不死能力に、美貌の人捜し屋・秋せつらが、吸血鬼の長・夜香が苦闘し、生死の理を極めたはずの〈魔界医師〉メフィストすらも瀕死の重傷を負う。 〈魔震〉直後に東欧から妖魔の天地を求めて来襲した人狼の末裔が、地上に殺戮の嵐を呼ぶ策謀の目的は? そして、芳香とともに現われる謎の女西夜の正体は? やがて果てなき闘いは〈新宿区民〉殲滅に向けて暴走する!
  • 魔界百物語1 妖精鬼殺人事件
    値引きあり
    -
    1~3巻363~759円 (税込)
    精神分析医・氷室想介の女性患者の息子が転落死した。その原因を調査する氷室だったが、その背後には"QAZ"の影が……。悪魔の書『陰陽大観』を携え殺人者を生み出す殺人狂QAZとの対決が幕を開ける!
  • 真壁家の相続
    3.4
    大学生の真壁りんに届いた、祖父の死の知らせ。急いで葬儀会場へ向かうと一人の青年が現れる。彼が祖父の「隠し子」と名乗ったことを皮切りに、相続の話し合いは揉めに揉めることに。マイペース、しっかり者、自由人、冗談好き、ゴシップ通…。一人一人はいい人なのに、火種が次々と浮上し家族は崩壊寸前。解決に奔走するりんだったが……。笑って泣けるホームドラマの傑作。
  • マカロンはマカロン
    4.0
    下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルはカウンター七席、テーブル五つ。フランスで料理修業をしてきた変人シェフ三舟さんの気取らない料理が大人気。実はこのシェフ、客たちの持ち込む不可解な謎を鮮やかに解いてくれる名探偵でもあるのです。消えたパティシエが残したことば「マカロンはマカロン」の意味するものは? 蝶ネクタイが似合う素敵な大学教師が経験した悲しい別れの秘密とは? 豚足をめぐる少年と母親の再婚相手との物語等々、胸を打つ話ばかり。メインディッシュもデセールも絶品揃い。きっとご満足いただけます。【収録作】「コウノトリが運ぶもの」/「青い果実のタルト」/「共犯のピエ・ド・コション」/「追憶のブーダン・ノワール」/「ムッシュ・パピヨンに伝言を」/「マカロンはマカロン」/「タルタルステーキの罠」/「ヴィンテージワインと友情」/解説=若林踏
  • 巻きぞえ
    3.2
    夫、息子と幸せに暮らす宏美(ひろみ)は9年前に恋人を飛び降り自殺の巻きぞえで失っていた。しかし、時を経て浮かんできたのは、その自殺の裏に隠れていた衝撃の真相だった。(表題作「巻きぞえ」) 書下ろし「解剖実習」を含みすべて死体から始まる珠玉の短編ミステリー7編を収録。なにげない日常にこそ潜んでいる恐怖を描く「デイリーサスペンスの女王」渾身(こんしん)の短編集。
  • マキリ
    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    男はミイラとなり女の棲む黄泉へと向かう。即身仏伝承の残る山形を舞台に、男女のもつれ合う情念と因縁を、濃密な官能と斬新怪異な物語で綴るホラー恋愛小説。ベストセラー『モルヒネ』の著者が描く究極愛。
  • 幕はおりたのだろうか
    3.0
    華やかなライトを浴びるテレビ局――。難関を突破し、ニュースキャスターをめざす荻野夏美と他局から引き抜かれた倉田恵子。対照的な二人を軸に、同期入社のディレクター・杉田哲文らを交え、理想と挫折、愛と別離の青春群像を等身大に描く意欲的長編。彼らの舞台はまだ幕があがったばかりなのかもしれない!!
  • 枕女優
    3.3
    高校三年生の夏、一人の少女が手にした夢の芸能界への切符。しかし、そこには想像を絶する現実が待ち受けていた。芸能プロ社長でもある著者が描く、芸能界騒然のベストセラー!
  • 枕草子 上
    4.0
    1~2巻880円 (税込)
    平安中期、一条天皇の中宮定子に仕えた清少納言が、宮中での生活を才気煥発な筆で綴った傑作随筆集。類聚、随筆、日記などの章段に分類された同書が、エスプリの効いた現代語訳で甦る。全2巻。
  • 枕草子
    4.3
    「この草子、目に見え心に思ふ事を」。栄華を誇った中宮定子を支えた女房・清少納言は、なぜ膨大な言葉を書き残さなければいけなかったのか……。痛快な批評が笑いや哀感と同居する、平安朝文学を代表する随筆。ユニークな視点と鋭く繊細なまなざしですくい取った世界観を、歯切れ良く瑞々しい新訳で。「ここにもあった、いとをかし」。解説、年譜のほかに、位階、装束、牛車、建物などの図版資料を含む、宮廷生活ガイド付き。
  • 枕草子 上
    4.7
    大人のための、新訳。北村季吟の『枕草子春曙抄』本文に、文学として味わえる流麗な現代語訳を付す。上巻は、第一段「春は、曙」から第一二八段「恥づかしき物」までを収録。全二巻。
  • 枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    藤原道長が恐れ、紫式部を苛立たせた書。それが随筆の傑作「枕草子」だ。権勢を極めてなお道長はなぜこの書を潰さなかったのか。冒頭「春はあけぼの」に秘められた清少納言の思いとは? あらゆる謎を解き明かす、全く新しい「枕草子」論。
  • マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年
    4.4
    ノースポール合衆国自治州『キヴィタス』は1億6千万の人口を収容する人工都市だ。アンドロイド管理局に勤める若きエリート、エルガー・オルトンは、帰り道で登録情報のない「野良アンドロイド」の少年を拾う。ワンと名乗った少年型アンドロイドとエルは不思議な共同生活を始めるが、ワンは記憶を失っていた。彼の過去を探るうち、エルは都市の闇に触れてしまい?
  • マグネット
    3.9
    借金の返済を迫られて殺人を犯した男を匿う黒木。中学校の資料室で教師から猥褻行為を受けていた事件を回想する由美子。そして義弟の死の周辺を克明に描き、まさに掉尾を飾る「最後の資料」。罪の意識はこれほどまでに人間を洗練させるのか? そして用意された罰は時として人を輝かせる。法の裁きではない。殺人、放火、売春、のぞき、強制猥褻……極めて個人的で強烈な9つの罪と罰を収めた傑作短編集。
  • 負け逃げ(新潮文庫)
    3.6
    国道沿いのラブホテルのネオンだけが夜を照らす村を、自転車で爆走する高校生の田上。ある晩ラブホ帰りの同級生、野口と遭遇した。足が不自由な彼女は“復讐”のため、村中の男と寝るという。田上は協力を申し出るが……。出会い系、不倫、家庭崩壊、諦めながら見る将来の夢。地方に生まれた全ての人が、そこを出る理由も、出ない理由も持っている。光を探して必死にもがく、青春疾走群像劇。(解説・重松清)
  • 負けるための甲子園
    4.0
    きっと見つかる、大切なもの。 実業之日本社文庫GROW誕生!第1弾 愛と涙の青春の果てに―― 誰も知らない衝撃の奇跡。 第1回令和小説大賞選考委員特別賞受賞!! 目的は甲子園で負けること!? その裏に潜む驚愕の真実とは…… 甲子園の決勝戦。野球部のエースでピッチャーの筧啓人(かけいひろと)は失投からホームランを打たれ負けてしまう。だが、その見返りに彼は1000万円を手に入れていた! 不可解な失投を問いただしたキャッチャーの矢久原純平(やくはらじゅんぺい)は、啓人に怪しげな店へ連れて行かれる。啓人の目的は、とある「人間」を買いに来ることだった……!? 第1回令和小説大賞で選考委員特別賞受賞の超感動作! 【実業之日本社文庫GROWとは?】 GROW=成長。 自分らしく生きることを探し続けるあなたへのエール。 それが「実業之日本社文庫GROW」です。 この1冊が、あなたの心を育て、希望を与えてくれますように。
  • あしたの華姫
    3.4
    1巻814円 (税込)
    両国の見世物小屋で評判の、姫様人形・お華と、人形遣いの月草。両国一帯の面倒を見る親分・山越も、娘のお夏と仲良くしてくれる二人には一目置いている様子。しかし山越が病に臥せり、両国の跡取り問題が持ち上がって……。縁を切ったはずの山越の息子たちや、お夏の婿取り問題に両国の人々が注目し始める。仲良しのお夏を守るため、二人で一人、月草とお華の謎解きが始まる!
  • まことの華姫
    3.7
    1巻704円 (税込)
    江戸は両国。暮れても提灯の明かりが灯る川沿いの茶屋は、夜も大賑わい。通りの向こうの見世物小屋では、人形遣いの芸人、月草の名が最近売れてきている。 なんでも、木偶の姫様人形、お華を相方に、一人二役の話芸を繰り広げるのだという。それも、話芸が目当てというより、お華に会いに来るお客が多いというのだ。 何故なら。“まことの華姫”は真実を語る―― 姉を殺したのは、実の父かもしれないと疑う、小屋一帯の地回り山越の娘・お夏。 六年前の大火事で幼な子を失い、諦めきれずに子ども捜しを続ける夫婦。 二年前に出奔したまま行方知れずの親友かつ義兄を探しにはるばる西国からやってきた若旦那。 そして明らかになる語り部・月草の意外な過去…… 心のなかに、やむにやまれぬ思いを抱えた人々は、今日も真実を求めてお華の語りに耳を澄ます。 しかし、それは必ずしも耳に心地よいものばかりとは限らなくて…… 快刀乱麻のたくみな謎解きで、江戸市井の人々の喜怒哀楽を描き出す、新たな畠中ワールド!

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