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死ぬ前にひとつ願いが叶うとしたら……。病院でバイトをする大学生の「僕」。ある末期患者の願いを叶えた事から、彼の元には患者たちの最後の願いが寄せられるようになる。恋心、家族への愛、死に対する恐怖、そして癒えることのない深い悲しみ。願いに込められた命の真実に彼の心は揺れ動く。ひとは人生の終わりに誰を想い、何を願うのか。そこにある小さいけれど確かな希望――。静かに胸を打つ物語。
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Posted by ブクログ
ストーリーとはあまり関連のないように思えるが、 死ぬ間際に思うこと、物語の序盤に主人公が何気なく語った言葉に私は救われた。それを思うだけでなんだか生きやすく感じる。 何度も戻ってくる大好きな作品。
間違いなく1番好きな小説。 モヤモヤ残るが着地しっかり。この加減が絶妙で、お涙頂戴系かと思いきや全くそんなことなくて良い。死ぬ間際の人間全員が全てを悟ったように何もかもを諦めていて、誰しもを許しているだろうなんて、所詮その立場になったことのない人の思い込み。
有馬さんがとても切なかった。 借金取りに囲まれて、また、死のうと思っても死ねない。でも主人公が止めた後者の方は有馬さんにとっては憂鬱なことかもしれないけど、主人公が美子などの死に直面したからこそ止めたんじゃないかなと思う
唯一本棚に置いておきたいと思える小説。誰かにおすすめするときは必ずこの小説を伝える。その時の気持ちで読みたい本が変わるが、この本はいつ読んでも面白い。本多先生の書く人物は、どこか捻くれていて感情表現が分かりづらい、だがストーリーが進むにつれて人間らしさが増すことで、ストーリーと合わさり面白さが増える...続きを読む。MOMENTの神田は好きな人物像そのもの。【FECE】三枝氏の「しゃらくせえ」「おっしゃる通り」の会話や、他にも言葉のセンスで本多先生の凄さを感じることが出来る大好きな小説です。
主人公が同じ短編集です 死ぬ前に1つ願いを叶えて欲しい… そんな人達の思いに主人公が出来る限り応えて。な感じのお話しです どのお話しもハズレなく、とっても良かったです 出てくる人々全てが印象に残る良いお話しでした 幼馴染で葬儀屋の森野さんが男前で良いキャラだなーと思ってたら、続編のWILLはその...続きを読む森野さんが主人公ですね(^^)
古い商店街の幼馴染の男女が主人公のシリーズ。 神田くんが掃除のバイトをする病院の中で起こる四つの出来事。それぞれにちょっとしたサスペンス風ながら、葬儀屋の森野との関係が織り込まれる。 他の作品の前後の物語も合わせて、軽妙で小粋なミステリータッチの作品がとても好きだ。
何度目かの再読でさすがに展開は覚えていて驚きはないが、やっぱり好きだなと思う。 病院の掃除夫として働く主人公が、死にゆく人たちの最後の願いを叶えてあげる話…というとその通りなのだけど、なんかちょっと違うという気もする。少なくとも「絶対泣ける」なんてコピーがついたありがちな感動ストーリーではない。 死...続きを読むがテーマのわりに暗さはなく、かといって軽く描いているわけでもない。後味の悪い結末もあるが、それはそれで人間の業の深さを目の当たりにして達観したような気持ちにもなる、不思議な読後感だ。 主人公の神田からしていまいち掴めない。モラトリアム全開かと思えば少し違うような気もするし、とはいえ幼馴染の森野に比べるとまだ大人になりきれていないと自覚してはいる。 森野は出番は多くはないけど、かなりいいキャラ。横断歩道の例えもいい。 神田は全編を通して様々な人と会話をする。そのどれもがどこかしらユーモアを含んでいて、それがこの本の魅力になっていると思う。 特に深くもなんともないのだけど「女の子は、いったいいつごろその特殊技術を習得するんです?」って感心するシーンがなんか好き。
何度目かの再読。病院で掃除夫のバイトをする神田くんが、末期患者の「死ぬ前にひとつだけ願いが叶うとしたら」を叶えていく短編。仄かなミステリ要素や、ホラーにも似た人間の薄暗い感情を見事に描きつつ読み口はあっさり、でも静かな深みを感じられる文章。第三章のFIREFLYが一番好きで、電話に語りかける上田さん...続きを読むの横顔を考えてしまう。例のシーンも本当に綺麗だろうから、映像化してほしいなあ。
本多孝好の小説を勧められて読んでみたかったんです。でもあらすじを見て、病院で最後の願いを聞く話かぁーと、正直あまり惹かれなくて読むか迷ってました。 読んでみていい意味で裏切られたと思います。 ただ感動するお話じゃないんです。 運命の再会とか、言えなかった告白とか、、、世の中そんな感動的でキラキラ...続きを読むした願いだけじゃないんです。 もっと人って利己的で生に執着している。ということを感じた話でした。 主人公の心情描写が非常に上手でより入り込めるし、会話のテンポとかも非常に好きで、本多孝好にハマった一冊でした。
本多孝好のMOMENTを読みました。「この病院には死を前にした人の願いを聞いてくれる黒衣の仕事人がいる」というテーマの短編集でした。アルバイトでその病院の掃除夫をしている大学生の主人公は、死期を迎えた入院患者達の願いを聞いて、依頼の仕事を実行していくのでしたが、それぞれの入院患者には秘められた目的が...続きを読むあるのでした。その人が生きていたという証を残すために、それぞれの入院患者は主人公に仕事を託すのでした。切ないけれど、登場する人物たちのひとときのきらめきがまぶしい物語でした。
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