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Posted by ブクログ
「真夜中の5分前〜five minutes to tomorrow 〜」を読んで本多孝好さんの作品を読んでみようと思いました。
まず洗練された、くどいような情景描写があまりないスタイリッシュな文体が素晴らしく読んでいて疲れずサクサクと読めました。また会話のテンポ等も速度が私にピッタリで読みやすかったです。
内容としても「死」という陰鬱な重たいテーマではありましたが、一歩引いた少し冷淡、しかし心の奥の優しさが溢れる主人公とそれを取り巻く多くの登場人物との物語の中で静かに、されど存在感をはっきりと際立たせながら話が一本の線のように流れていったのがとてもよかったです。人が誰しももつ悪意、善意、害意、誠意といった感情が死という普遍的だけれど避けることのできない「際」で溢れ、鎮まり、それを見つける行程が本多先生の抜群の言葉で表されている所が私は好きでした。もう一回読みたいです。
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小説・文芸
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