やすらい花

やすらい花

1,408円 (税込)

7pt

4.3

散る花とともに四方へ飛び散る悪疫を鎮めようとする鎮花祭。いまも歌い継がれるという夜須禮歌。豊穣を願う田植歌であり、男女の契りの歌でもあるおおらかな古来の節回しに、鮮やかに甦る艶やかな想い。その刻々の沈黙と喧騒――歳月を超えた日常の営みの、夢と現、生と死の境目に深く分け入る8篇。待望の最新連作短篇集。

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やすらい花 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この作家さんには評価をつけるのもおこがましい。
    読みたいのは物語でなくて文章なので、どれを読んでも安定した満足感を得られる。

    ふと、女性の描き方に村上春樹に通ずる非現実性を感じた。
    男から見た女ってのはこういう風なんだろうか。
    私は女であるから、女の俗物性やどうしようもなさ、浅はかさ、計算高さをよ

    0
    2014年05月30日

    Posted by ブクログ

    今、作家で、この人の新作が読みたい、というののトップにいるのは古井由吉なんじゃないかしら、と思ったり。この人の作品は、ゆっくりと一日数ページでいいから、たんたんと、読んでいきたい気分にさせる。そして、70歳を越えての、この創作意欲に、感服する。引き続き、この「やすらい花」の連作短篇後は、新潮から群像

    0
    2012年08月17日

    Posted by ブクログ

    美文の極み。場所も時間も生死も幻も越えたとろでループしながらもいつの間にか進んでいる。

    「朝の虹」の書き出しが美しすぎる。

    あと「牛の眼」と「生垣の女たち」がすごく良かった。

    0
    2012年06月08日

    Posted by ブクログ

    地の文でこれほど読ませられる作家さんが今いるでしょうか。
    って、知らんだけですかな。
    最近流行りの小説とはえらい違いです。
    表現を大切に書かれているのがひしひしと伝わって来ました。
    もっと読もう。

    0
    2010年04月29日

    Posted by ブクログ

    人生の最晩年に達した男の回想形式による短編小説6篇。
    語り手となる人物は、1937年生まれの古井由吉と同世代に設定されていると思われ、私小説的な一面もあるのかもしれません。

    老境に達した人間がどのような心境になるのか、もちろん自分には想像することも難しいのですが、この短編小説集に触れることで、それ

    0
    2019年01月06日

    Posted by ブクログ

    「夏のたそがれ時に縁側に坐って庭越しに正面の生垣を眺める老人の姿を、男は妻を亡くして一年ほどになり、そんな時刻に一人暮らしの五階の住まいから思い出して、見えるはずもないその昔の影を探すことがある。」
    という書き出しに、もう読むの止めようかと思いました。
    結局通読しましたが、「え、今何の話してるの?」

    0
    2010年10月05日

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