夜間飛行

夜間飛行

20世紀初頭の郵便飛行に携わる者は、「自分達が歴史を作る」という信念と誇りを持っていた! 南米大陸で、夜間郵便飛行という新事業に挑んだ男たち。ある夜、パタゴニア便を激しい嵐が襲う。生死の狭間で懸命に飛び続けるパイロットと、地上で司令に当たる冷徹にして不屈の社長の運命は――命を賭して任務を遂行しようとする者の孤高の姿と美しい風景を、自身も飛行士だった作家が詩情豊かに描く航空小説の傑作。

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夜間飛行 のユーザーレビュー

4.1
Rated 4.1 stars out of 5
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    匿名

    購入済み

    星の王子様だけでサン=テグジュペリを語っていた私を殴りたい。パリ旅行に行った祖母にお土産でゲランの夜間飛行もらい、「昔、読んだのよ」とこの本を教えてもらいました。王子様はとは全く違う生身の人間のドラマに圧倒されました。他の作品も読んでみようとおもいます。

    #切ない

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    南米で郵便飛行機を運行する会社のオフィスとパイロットの1つの事件を取り巻く一部始終が描かれている。半日にも満たない、夕方から未明にかけての短時間のみで1冊が書かれており、特に後半はゆっくり読むとリアルタイムと同じくらいのペースで時が流れる、臨場感溢れる力強い作品だった。

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    全編連なる散文詩のような美しさ+小型飛行機のパイロットなど経験したこともない人にも伝わる臨場感+スリリングで切り替わりが多いのに混乱しない構成…本物の才能って怖いほどすごいと思った作品。

    0
    2023年06月10日

    Posted by ブクログ

    郵便空輸の黎明期に夜間飛行を切り拓いたパイオニア達を、行間で語るような静謐で美しい自然描写とともに描く。

    個人の自由が重視されすぎている今、
    生きることと仕事との関係性を考えさせる。

    美しい小説だった。なんども読み返しそう。

    0
    2022年04月12日

    Posted by ブクログ

    圧倒的だった。読み終わるまで息をつく間がなかった。厳格で、容赦ない指示と処罰を科すリヴィエールが抱える苦悩と義務、人間的な苦しみ(老いや自分の行っていることが個人の幸福よりするべきことなのだろうかという問い)。若い操縦士ファビアンが死の前にみた美しい情景。
    この作品が、夜間飛行の黎明期だったことで、

    0
    2021年12月24日

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