戦う操縦士

戦う操縦士

僕は多くのことを考える。万一生きていたら、今夜を待って、とくと考えてみよう。ただ、生きているかどうか……。第二次大戦中、敗走するフランス軍に、一飛行士として従軍した作家サン=テグジュペリ。明日、ドイツ軍が侵入するであろう、祖国の一寒村にたたずんで、死を目前にした極限状況にあって綴られた、生の根源と人間の勇気に果敢に迫り、深く追究する思考。

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戦う操縦士 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年10月23日

    サンテグジュペリ 「戦う操縦士」

    人気作家の不人気作品?(他と比較してあまり見ないけど)。ストーリーの展開は見られない。敗戦の中から 人間のあるべき姿を見出して、復興の力を感じさせる言葉の数々。終盤に出てくる「真人間」の定義がわかりにく以外は 良書だと思う

    前半は 戦争の無益さや愚劣さを語りなが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    最初は骨折りました。延々と敗戦を語り、この書の向かう先はどこだ…と思っていたのに、やはり彼…。構成が素晴らしい。夜間飛行にも匹敵する優れた書だと思う。人間の人間たる意義をここまで明確にして見せてくれる作家は彼をおいて他にいない 「お前は絶望に価するのか?」

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2010年06月23日

    面白くない訳では無いのだが、
    堀口大学氏の訳が格調高すぎて、
    自分には辛かった。
    新訳版に期待している。

    0

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