ウルフの作品一覧

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ユーザーレビュー

  • ダロウェイ夫人
    のどかで平和なロンドンの一日。夫人は、パーティーの準備のための時間を気にしながらの買い物をする。そこにすがすがしさがある。ただ気がかりなのは、大物と結婚する前に交際していた人のこと。その頃のほうがどちらかといえば若い時期だし、のうてんきだった。それがよかったのだが、こういうことになり、今は兵士として...続きを読む
  • ダロウェイ夫人
    ヴァージニアウルフは『灯台へ』と本作しか読んでいないけれど、最も魅了される作家のひとり。

    意識の流れを繊細に描写した文体は、登場人物への深い共感を可能にし、内容は一見すると平凡だが作品は不思議な明るさに包まれている。
  • ダロウェイ夫人
    存在するっておかしなこと。

    昔読んだ時は、クラリッサ=セプティマスなのがよくわからなかった。読み返してみて、本当に、ものすごいシンクロっぷりに驚いた。どうして前読んだ時、気づかなかったんだろう。
  • ダロウェイ夫人
    とても好き。
    どうやったら、この内容で、こんな文が書けるのかわからない。
    事件といえるような事件はおこっていないと思う(ピーターが帰ってくることや、サリーがパーティにやってくることは事件にはいらないと思った)。それでも読ませる力があるし、心を動かされる。それがすごい。本当にすごい。

    これを読んだ後...続きを読む
  • ダロウェイ夫人
    6月のとある一日における、ダロウェイ夫人を初めとした登場人物たちの意識の流れを描いた小説。
    改段もなしに別の人物の意識に次々とすり変わっていくので、あまり真面目に読み込もうとすると大変だけど、さらさらと読み流していけば、様々な人々の様々な意識の流れの交差点が見えてきて面白い。
    生と死、若さと老い、美...続きを読む

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