望月のあと 覚書源氏物語『若菜』

望月のあと 覚書源氏物語『若菜』

968円 (税込)

4pt

3.8

平安の都は盗賊やつけ火が横行し、乱れはじめていた。だが、そんな世情をよそに、藤原道長は「この世をばわが世とぞ思う……」と歌に詠むほど、栄華を極めていた。紫式部はといえば『源氏物語』の人気に困惑気味の日々。そんななか、式部が訪れたあるお屋敷に、道長が瑠璃という謎の姫君を密かに住まわせていることを知る。式部はこの瑠璃姫と道長になぞらえて物語を書きはじめたものの、次第に現実と物語が重なってきて……。瑠璃姫とはいったい何者なのか? 式部が時の権力者に対して仕掛けた雅な意趣返しとは? 『源氏物語』をめぐる謎を解き明かす、平安王朝推理絵巻第3弾!/解説=荻原規子

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望月のあと 覚書源氏物語『若菜』 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ミステリー色、謎解き色は前2作よりは弱くなっていますが、しかし、このシリーズの新しい魅力を感じました。ずっと、紫式部のそばで活躍している二人が今回も活躍してくれるので、ワクワクしながら安心して読みました。
    藤原道長が、歴史で勉強したとおりの人のようでもあり、新しい人物像を出してくれたようでもあり、だ

    0
    2018年10月28日

    Posted by ブクログ

    序・破・急の間に玉鬘十帖と若菜 下が入って5章立て。
    『序』を読んだとき、今までのシリーズを通して、一番好きだと思った。

    というのも、どろどろした権力闘争や、それに否応なく巻き込まれて辛く淋しい思いをする女性や子どもが出てこないから。

    道長が庇護している瑠璃姫は、ほとんど人前に出ることもなく、道

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    「源氏物語」シリーズ第3弾。
    道長視点だったり、童視点だったり、メリハリあって面白かった。香子の謎解きは最後の最後までお預けだったけど。
    道長視点は平安時代の政治も忖度だわ…と思いました。怖々。

    0
    2018年09月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あとがきで作者自身が書いているが“筆者の書きたいのは「源氏物語メイキング」なのだ”。ということで玉鬘十帖のメイキング秘話が描かれている。これは先日読んだ荻原規子の『私の源氏物語ノート』とほぼ一致する(玉鬘系はスピンオフとして書かれたとする説)。森谷説は「源氏物語の熱心な読者から空白の期間を指摘され、

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ3作目
    来年の大河ドラマを前に「源氏物語」に因んだ本を読もうかと探していたら、出てた!知らなかった!あわてて読む。
    すでに前作の記憶が怪しくて残念だけど、この本だけでもかなり楽しめる。

    和泉からの依頼により、式部は道長が瑠璃という姫を密かに住まわせていることを知る。瑠璃姫とは何者なのか。

    0
    2023年12月16日

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