春や春

春や春

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

俳句の価値を主張して国語教師と対立した茜。友人の東子に顛末を話すうち、その悔しさを晴らすため、俳句甲子園出場を目指すことに。ふたりのもとには、鋭い音感の持ち主の理香や論理的な弁舌に長けた夏樹らの個性的な生徒が集う。そして、大会の日はやって来た! 少女たちのひたむきな情熱と、十七音で多彩な表現を創り出す俳句の魅力に満ちた青春エンタテインメント!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    春や春
  • タイトルID
    :
    447619
  • 電子版発売日
    :
    2017年06月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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春や春 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    五·七·五 十七音

    たった十七音から広がる情景と、その奥にある心情。短い言葉だからこそ、より想像が膨らんで伝わってくる。

    日常のほんの一瞬を切り取ったような一つの句が、言葉だけでこんなに色鮮やかに感じられるなんて俳句って凄いなと思った。

    茜やトーコたち俳句同好会のメンバーが、「言葉」に真剣に向き合い、それぞれが自分にできる役割を見つけて行動する姿がキラキラと眩しく映った。

    0
    2026年02月06日

    Posted by ブクログ

    少し前のNO Book & Coffee NO LIFEさんのレビューに惹かれて読んでみた。

    巻頭に【俳句甲子園について】が書いてあって、俳句甲子園なんて本当にあるのかと思ったが、本当にあるんだ。
    今年の地方大会の兼題は「日永」「草餅」「ヒヤシンス」とある。先週5/9が提出締切だったのね。

    ということが分かって、さらなる興味を持って本編に入る。いやいや、これは面白い。
    茜の思いやトーコとの会話に、早くも俳句の持つ面白さが溢れ出る。
    そこから、子規の句だったとしても作者のつもりと違う読み方があっても良いだとか、声に出してみると「藻の花も」より「藻の花や」のほうが明るく響くとか、知っている人には当たり前かも知れないが、門外漢の私には目から鱗の話が満載。
    『季語を信頼する』という森先生の指導内容にはとても感じ入った。
    こういう話はメンバー集めも見どころなのだけど、全員が俳句好きや文学少女というわけでもなく、それぞれが「俳句以外で心惹かれるもの」を持っているのが良い。

    メンバーも揃って、短い期間で実作から実戦に挑んでいく後半。
    練習試合の相手が結構ケンカ腰な感じで、もう少しスマートにディベートするものと思っていたのでちょっと引いてしまったが、話が進めばこれが望ましい鑑賞の姿でないことも分かってくる。
    大会が深まるに連れ、試合経過や作句の呻吟の丁寧な描写から、そこに詰まった思いを知って披講される句を鑑賞することが出来る。
    マネージャーに徹するトーコも含めて皆で言葉をとことん吟味して作った敗者復活戦の句(胸中は聞かず草笛一心に)やここに辿り着くまでに費やした時間や思いが詰まった準決勝での茜の句(夏めくや図書室に聴く雨の音)にはじんと来た。

    とても爽やかな読み心地。
    今年の地方大会は、6/10,11と17,18、全国大会は8/18~21とのこと。ちょっと気にしておこう。

    0
    2023年05月15日

    Posted by ブクログ

    俳句甲子園に魅せられた
    いいなぁ!
    こういう瑞々しい感性、あったよ。
    キラキラしていた時間だったんだな。
    エネルギーがもらえた感じがした。

    0
    2021年09月16日

    Posted by ブクログ

    俳句甲子園の女子高生の奮闘を記述したフィクション。ストーリーも良いんですが、中に出てくる俳句が私は好きです。具体的なものは、作品を読みつつ、自分のお好みを探すのも楽しいと思います。
    森谷明子さんという作家さんを、見つけることができたのは、個人的には嬉しい。他作品も、読んでみたい。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    俳句甲子園への出場に向けて、俳句同好会を立ち上げた茜とトーコ。音にこだわる子や書道に精通した子、言葉へのこだわりが強い文学少女など、俳句初心者が集まって十七音にとことん向き合う姿が素敵。
    各章の語り手が変わりながらも、地方大会、全国大会へと進む彼女たちが成長していく姿が見える。
    俳句とは何か、俳句で競うとは何か、そもそも俳句は競い合うものなのか、立場によって見え方が違ってくるのも新鮮だった。
    俳句を知らない人もきっと楽しめる一冊。

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    俳句に興味のある私。この本は一年くらい前から読みたかったけど、なかなか読めなかった。
    良かった。青春を感じられる作品だった。
    俳句初心者だったメンバーが、個性を武器にして成長している姿が眩しい。
    富士先生が言っていた俳句の「ずるさ」に、「なるほどな」と思った。十七音の世界。やっぱりいい。

    0
    2023年06月04日

    Posted by ブクログ

     草木が芽吹く弥生です。センバツ甲子園も近付きましたが、本書は野球の話ではありません。目指すは甲子園! それも「俳句」の! その内容と展開が面白く、ぐーっと引き込まれる物語でした。言葉の豊かさ、俳句の奥深さ、言葉でつながる素晴らしさなどが、見事に描かれています。

     主役はチームを組む女子高生です。俳句は青春の情熱を燃やすに値するのか? と疑問視するそこのあなた! 地味でシンプル、年寄りくさい等の「俳句」のイメージが、きっと変わることと思います。
     何よりも、創作俳句十七音の言葉の選び方と表現の工夫は、単純な様で実に多彩・多様であり、ほんの一字で情景がガラリと変わります。

     俳句甲子園(全国高校俳句選手権大会)は、実際毎年8月に愛媛県松山市で開催され、もう25回を数えるのですね。投句とチーム同士の質問(批評)と説明(反論)内容で勝敗決定する競技システムなど、初めて知ることも多く、とても新鮮でした。
     登場人物や物語の構成も魅力的でした。本書は全10章で構成されており、9人の主要な登場人物視点で各章が展開されるので、物語にメリハリがある気がします。

     私たちが毎日何気なく使っている言葉が、素晴らしく愛おしいものに思えてきます。もっと日本語を大切にし、恥ずかしくない言葉の使い手にならなければな、と思わせてくれる一冊でした。
     中高生や俳句に興味のない方にも、是非手に取って欲しい本です。

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    俳句甲子園なんてあったんだな、知らなかった。
    俳句に興味が出てきたから読んだ。
    青春だな。
    高校生の時知ってたら挑戦してみたかった。
    団体戦っていうのがいいな。仲間意識が芽生えて。
    俳句の評価の基準は良くわからないけど、自分がいいと思ったらそれがイイ!
    俳句でも詩でも絵画でも自己表現の芸術全般に言えることかもしれないけど、表現するには、対象をよく観察して、自己との対話も必然だから、人生を深く味わえる。
    俳句は短い言葉で厳選し、凝縮しないといけないのが難しいけど、読み手の想像力を掻き立てるのがいいなと思う。

    0
    2022年04月13日

    Posted by ブクログ

    俳句好きの生徒が中心になって、女子高に俳句同好会を作り、俳句甲子園に挑むという話。

    昔テレビでちょっと観たことがある程度。俳句は、「プレバト」で夏井いつき先生が出演者の俳句をぶった切ってるのを面白く観たぐらいの基本未知の世界。

    これがなかなか楽しかった。テーマに沿った俳句で相手方と勝負するのだけれど、ディベートで、相手の句より、自分たちの方が上であると審査員に納得させる。この過程がなかなかエキサイティング。

    文化系サークルで勤しむ学生たちの青春も良かったけれど、俳句にも興味を抱いた。

    0
    2021年02月21日

    Posted by ブクログ

    俳句甲子園に挑む女子高生たち。
    憧れの彼に会うため。
    勝つための戦法。
    俳句で勝負をするというのはどういうことなのか。
    しかし、作者は俳句は批評するためのものではないという。
    同感。
    でも、やっぱり僕は俳句より短歌の方がいい。
    俳句は短すぎて、後一押しが足りないように感じてしまう。

    0
    2020年08月14日

春や春 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    春や春
  • タイトルID
    :
    447619
  • 電子版発売日
    :
    2017年06月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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