白の祝宴 逸文紫式部日記

白の祝宴 逸文紫式部日記

1,119円 (税込)

5pt

3.5

時は平安。都の人々の注目を集めているひとりの女性がいた――その名は紫式部。かの『源氏物語』の著者だ。式部には、あまり知られていない顔がある。彼女は都の謎を鮮やかに解き明かす名探偵でもあったのだ。折しも、帝が寵愛する女性が待望の親王を出産し、白一色で飾られ沸き立つ土御門邸。しかし、そのきらびやかな祝宴のさなか、都を騒がせている怪盗が逃げこんだとの報が入る。彰子にこわれて出仕していた式部は、『紫式部日記』編纂のかたわら、推理をめぐらせるのだが……。怪盗の行方は? そして書物にこめた式部の思いとは? 第13回鮎川哲也賞受賞作家が描く王朝推理絵巻、第2弾。/解説=細谷正充

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白の祝宴 逸文紫式部日記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    探偵・紫式部第二弾。こちらは紫式部日記のでき方をベースにした物語。

    物語の本筋の推理もおもしろいけど、
    紫式部の周辺を取り巻く部分もびっくり。
    綺麗に張られた伏線が見事に回収されててすっきりした。

    そしてやっぱり道長は憎らしい。

    0
    2016年03月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『紫式部日記』の作者は紫式部ではなかった、という大胆な仮説の基に描かれる王朝ミステリ。 書写が基本の古い時代の物語や日記は、当然だが書写されなければ次世代へ伝わらなかった。数ある草子の中からこの『日記』を伝えようと当時の人が判断した決め手はなんだったのか。『古書の来歴』という名の本があったけれど、歴

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     心に食い込んでくる源氏物語の力、というものを、思い知らされました。本を読むのは好きなほうですので共感できなくもないですが、残そうという強い気持ちを掻き立てられる作品なければ、こうして伝えられて来たかどうか。
     それが現代でも、スピンオフ作品と言える物語を生み出す、すごいと思います。なにせ千年ですか

    0
    2018年10月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近の「探偵もの」は予想も付かない人物を探偵に据える。
    この本を手に取るまで、まさか紫式部が探偵役になるとは思ってもいなかった。
    そもそも私は、(非常にどうでもいい話ではあるが)紫式部という人物を好ましく思っていなかった。清少納言のほうが好きだし、和泉式部も紫式部よりは好きだ。なんとなく「一の字も書

    0
    2016年05月27日

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