ユーザーレビュー モンゴル帝国史 2 コンスタンティン・ムラジャ・ドーソン / 佐口透 モンゴル帝国が最大版図を得た時代の巻。 チンギスカンの有名な「男子最大の悦びは何か」が載っている。 「男子最大の悦楽は敵を撃滅し、これをまっしぐらに駆逐し、その所有する財物を奪い、これと親密な人々の顔が悲哀の涙に泣きぬれているのを見、その馬に乗り、その女と妻たちを犯すにある」 非の打ちどころのない...続きを読む大魔王ぶりがステキ。 フビライとか穏健な人の方が名君が多いことは多いのだけれど。 補注だが、金軍に「お前らの女を全員犯してやる」と挑発され、撃破したあと「部下に命じて捕虜全員に男色の行為をさせた」エピソードの原典に当たることができて幸せ。 注を斜め読みしても、1冊読むのに3日かかるのだけが難点。 Posted by ブクログ モンゴル帝国史 3 コンスタンティン・ムラジャ・ドーソン / 佐口透 元が明に滅ぼされるまで。 フビライという不世出の君主がいた時にさえ、権力争いによる内部崩壊の予兆はあり、彼が死んでからは四分五裂して結局元の部族社会にもどってしまった。 チンギス・ハーンとはいったい何者だったのか。 Posted by ブクログ モンゴル帝国史 1 コンスタンティン・ムラジャ・ドーソン / 佐口透 チンギス・ハンの誕生からモンゴル帝国の終焉までを著述した古典。 征服された国の歴史もこまごまと書いているので、娯楽と言うよりは歴史書。 ホラズムとの戦いが圧巻。 Posted by ブクログ 佐口透のレビューをもっと見る