【感想・ネタバレ】モンゴル帝国史 2のレビュー

あらすじ

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全ユーラシア大陸を馬蹄の響きととも席巻した空前絶後の大帝国の征服の記録。かつて『蒙古史』の名で読書人を魅了した名著が,詳細な訳注を付した初の口語全訳として再登場。第2巻は,第1篇第9・10章,第2篇全7章。

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Posted by ブクログ

モンゴル帝国が最大版図を得た時代の巻。

チンギスカンの有名な「男子最大の悦びは何か」が載っている。
「男子最大の悦楽は敵を撃滅し、これをまっしぐらに駆逐し、その所有する財物を奪い、これと親密な人々の顔が悲哀の涙に泣きぬれているのを見、その馬に乗り、その女と妻たちを犯すにある」
非の打ちどころのない大魔王ぶりがステキ。

フビライとか穏健な人の方が名君が多いことは多いのだけれど。

補注だが、金軍に「お前らの女を全員犯してやる」と挑発され、撃破したあと「部下に命じて捕虜全員に男色の行為をさせた」エピソードの原典に当たることができて幸せ。

注を斜め読みしても、1冊読むのに3日かかるのだけが難点。

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2013年06月29日

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