モノクロの夏に帰る

モノクロの夏に帰る

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

海の向こうでは、戦争で毎日人が死んでいる。
でも遠くない将来日本からは、戦争を経験した人がいなくなる。
まだ若い僕たちは、この事実とどう向き合えばいいのだろう。

「僕は祖父の戦争体験を捏造したことがある」
戦時中のモノクロ写真をカラーにして掲載した『時をかける色彩』という写真集が刊行された。祖父母ですら戦争を知らない二十代の書店員がそれを店頭に並べたことで、やがて世界が変わり始める。保健室登校の中学生、ワーカホリックのテレビマン、アメリカから来た少年と、福島で生まれ育った高校生。遠い昔の話のはずだった「戦争」を近くに感じたとき、彼らの心は少しずつ動き出す。
平和を祈る気持ちが、小さな奇跡を呼ぶ。
読み終えたとき、少しだけ世界が優しく見える感動の青春小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    モノクロの夏に帰る
  • タイトルID
    :
    1181609
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年07月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

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モノクロの夏に帰る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    桜太の言葉
    「誰に謝ってほしいとか、誰を裁いてほしいとかじゃなくて、もう二度と…」
    この言葉に全てが集約されている気がする。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    額賀澪さんは作風の幅が広い作家さんだと今回思った。
    表紙のカラーのイラストと、1ページめくった時の同じイラストのモノクロバージョンに想いを馳せた。
    追っていきたい作家さん。

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ額賀作品で一番心に刺さった。
    これからの世代の戦争との向き合い方を 
    しみじみと考えさせられる。
    人間が持っている想像力。
    これをいかに活用できるかが、
    これからのカギなんだろうなあと
    最後の話を読んで、強く思った。

    0
    2023年12月05日

    Posted by ブクログ

    ある一冊の本をきっかけに、書店員、女子中学生、ドキュメンタリー番組のディレクター、アメリカで教育を受けた男子高校生、といったさまざまな立場から戦争を考える連作小説。戦争モノを読んだり観たりして「戦争は絶対にしてはいけない」と片付けてしまいがちな私たちに、作者は登場人物たちを通して鋭い言葉を投げかけてくる。私たちは第二次世界大戦やウクライナ侵攻、3.11など、世界に起こるあらゆる出来事をどう受け取り、どんな行動してきただろうかと突きつけられる。彼らなりの結論を見届けて、自分でも考えてみる機会となった。それぞれが葛藤し行動したことが影響し合っているというのが嬉しい連作。

    0
    2023年07月07日

    Posted by ブクログ

    戦争を知らない、経験をしたことがない者が戦争反対を訴えたり、戦禍を語り告いでいくことに対してその資格があるのかと本当に考えさせられました。それでもなお戦争反対を訴えるべきとの意見もありますが、もう実体験者がいなくなる中でその実態をどう伝えていくか悩ましいと感じました。 物語の中の書店員のPOPの文章は素晴らしかったです。

    0
    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    ロシアのウクライナ侵攻のいま、戦争は起こしてはいけないとの紋切り型のテーマではなく、揺れる視線の微妙と救済を扱った意欲作だ。

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    戦争は経験していない世代。そして戦争を題材にした本で読書感想文を書いた。その書く何年か前に読んだことある本で再読して感想文を書いた。読んだことあるのなら書けるやろというのと、戦争の本だとウケいいやろとほんとそう思った。
    そして東日本大震災。私の地元も被災したが、私自身は上京していたため実際の被害はなかった。こういったところからあまり震災については触れたくないし、触れていいものでもないと今でも思っている。そういったモヤモヤがそのまま本で描かれていて驚いた。

    0
    2026年07月04日

    Posted by ブクログ

    戦時中のモノクロ写真をAIでカラー化する東大のプロジェクトのことは知っていた。確かに色が付くと、声まで聞こえてきそうな錯覚に陥る。特攻隊員の写真には胸が詰まる。その写真集を軸に展開される短編集。戦争、日系人/同性愛/福島からの避難民への差別の話などなど。

    領土や資源やイデオロギーのために、命を掛けなくても良いのではと思うが、夫は異なる意見。経産省幹部の友人に、なぜ原発の割合を増やすのか聞いたが、理解不能な回答だったし。男と女の違いだろうか

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    今までの“戦争“についてのイメージとは異なる作品。戦後から時間を経て、こういった切り口は受け入れられやすいと思う。

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    265ページ
    1600円
    4月14日〜4月14日

    戦争を軸にした4つの短編集。物語が少しずつ重なっていた。いろんな立場の人から見た戦争について考えさせられた。『戦略的保健室登校同盟』の話が一番気に入ったかも。戦争を語れる人がいなくなることで、戦争が過去のことから歴史のことになるというのは、なるほどと思った。戦争は昔の話ではなくて、今も世界のどこかで起こっているのだけれど、自分にはどこか関係のない遠くの国で起こってることだって、それでも思っている自分に気づく。

    0
    2024年04月14日

モノクロの夏に帰る の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    モノクロの夏に帰る
  • タイトルID
    :
    1181609
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年07月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    12MB

閲覧環境

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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