【感想・ネタバレ】モノクロの夏に帰るのレビュー

あらすじ

海の向こうでは、戦争で毎日人が死んでいる。
でも遠くない将来日本からは、戦争を経験した人がいなくなる。
まだ若い僕たちは、この事実とどう向き合えばいいのだろう。

「僕は祖父の戦争体験を捏造したことがある」
戦時中のモノクロ写真をカラーにして掲載した『時をかける色彩』という写真集が刊行された。祖父母ですら戦争を知らない二十代の書店員がそれを店頭に並べたことで、やがて世界が変わり始める。保健室登校の中学生、ワーカホリックのテレビマン、アメリカから来た少年と、福島で生まれ育った高校生。遠い昔の話のはずだった「戦争」を近くに感じたとき、彼らの心は少しずつ動き出す。
平和を祈る気持ちが、小さな奇跡を呼ぶ。
読み終えたとき、少しだけ世界が優しく見える感動の青春小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

額賀澪さんは作風の幅が広い作家さんだと今回思った。
表紙のカラーのイラストと、1ページめくった時の同じイラストのモノクロバージョンに想いを馳せた。
追っていきたい作家さん。

0
2024年12月07日

Posted by ブクログ

今まで読んだ額賀作品で一番心に刺さった。
これからの世代の戦争との向き合い方を 
しみじみと考えさせられる。
人間が持っている想像力。
これをいかに活用できるかが、
これからのカギなんだろうなあと
最後の話を読んで、強く思った。

0
2023年12月05日

Posted by ブクログ

ある一冊の本をきっかけに、書店員、女子中学生、ドキュメンタリー番組のディレクター、アメリカで教育を受けた男子高校生、といったさまざまな立場から戦争を考える連作小説。戦争モノを読んだり観たりして「戦争は絶対にしてはいけない」と片付けてしまいがちな私たちに、作者は登場人物たちを通して鋭い言葉を投げかけてくる。私たちは第二次世界大戦やウクライナ侵攻、3.11など、世界に起こるあらゆる出来事をどう受け取り、どんな行動してきただろうかと突きつけられる。彼らなりの結論を見届けて、自分でも考えてみる機会となった。それぞれが葛藤し行動したことが影響し合っているというのが嬉しい連作。

0
2023年07月07日

Posted by ブクログ

戦争を知らない、経験をしたことがない者が戦争反対を訴えたり、戦禍を語り告いでいくことに対してその資格があるのかと本当に考えさせられました。それでもなお戦争反対を訴えるべきとの意見もありますが、もう実体験者がいなくなる中でその実態をどう伝えていくか悩ましいと感じました。 物語の中の書店員のPOPの文章は素晴らしかったです。

0
2023年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『今なお、繰り返される戦争、忘れてはならない…』

戦時中のモノクロ写真をカラー化した写真集「時をかける色彩」をめぐる4編の連作短編集。本作のテーマは【戦争】だけど、【戦略的保健室登校同盟】にすべて持っていかれた!共通点は、様々な視点で考えることの大切さ、かな?

0
2022年11月27日

Posted by ブクログ

ロシアのウクライナ侵攻のいま、戦争は起こしてはいけないとの紋切り型のテーマではなく、揺れる視線の微妙と救済を扱った意欲作だ。

0
2022年10月01日

Posted by ブクログ

戦時中の写真をカラー化した写真集『時をかける色彩』を手にする人たちの四つのおはなし。

セクシャルマイノリティの書店員
保健室登校の女子中学生
家族にコンプレックスを持つテレビマン
アメリカから来た高校生と福島から来た高校生

どのはなしも、戦時中の体験談が生々しく語られる。
二度と戦争をしてはいけない、次の世代に伝えていかないといけない、そんなテンプレートな感想ではない感想が出てきそうな本。

学生に読書感想文用におすすめ

0
2022年08月24日

Posted by ブクログ

戦時中のモノクロ写真をAIでカラー化する東大のプロジェクトのことは知っていた。確かに色が付くと、声まで聞こえてきそうな錯覚に陥る。特攻隊員の写真には胸が詰まる。その写真集を軸に展開される短編集。戦争、日系人/同性愛/福島からの避難民への差別の話などなど。

領土や資源やイデオロギーのために、命を掛けなくても良いのではと思うが、夫は異なる意見。経産省幹部の友人に、なぜ原発の割合を増やすのか聞いたが、理解不能な回答だったし。男と女の違いだろうか

0
2025年04月09日

Posted by ブクログ

今までの“戦争“についてのイメージとは異なる作品。戦後から時間を経て、こういった切り口は受け入れられやすいと思う。

0
2024年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

題名とは逆に、

モノクロ写真に急に色が付いてきて、写真の中の人やモノが動き出すイメージ。

中編が4つあって、それぞれが2層構造。

全編、『時をかける色彩』(戦時中のモノクロ写真に色を付けた写真集)で貫かれていて、

全編、現代を生きている人がメインだが、各編の最後にちょっとだけ、戦時中を生きた人と、その心の中を登場させている。

「ある晴れた夏の朝」(小手鞠るいさん)と同じような読後感だが、構造が分かりやすい分、小手鞠さんの作品の方が僕にはよく伝わってきた。戦争を体験していない若い世代の、戦争の是非についての洞察が深いように感じた。もちろん、額賀さんのこの作品もとてもいい。

0
2024年09月07日

Posted by ブクログ

265ページ
1600円
4月14日〜4月14日

戦争を軸にした4つの短編集。物語が少しずつ重なっていた。いろんな立場の人から見た戦争について考えさせられた。『戦略的保健室登校同盟』の話が一番気に入ったかも。戦争を語れる人がいなくなることで、戦争が過去のことから歴史のことになるというのは、なるほどと思った。戦争は昔の話ではなくて、今も世界のどこかで起こっているのだけれど、自分にはどこか関係のない遠くの国で起こってることだって、それでも思っている自分に気づく。

0
2024年04月14日

Posted by ブクログ

多くの具材がタップリと入った、多国籍料理みたいなストーリー。
和風出汁はしっかりと効いていて、味にブレはない。と言った感じで読み終えた。

第一話*同棲している二人の話。途中で「あれ?」同性か、と気付いた。
第二話*保健室登校の女子中学生。離婚した父親との関係が鬱陶しい。
第三話*広島出身、TV局制作スタッフの過去と現在。
第四話*アメリカ人父と日本人母との間に生まれた高校生の息子。日本の文化祭を巡るあれこれ。東日本大震災の時の牛の話まで入り涙。桜太とレオが担任とバトルする会話は小気味良い。

一貫して一冊の本と戦争で一つにまとまる四話。
心に響く台詞が多く、付箋で本が厚みを増した。
☆は4.5としたい。

0
2024年01月30日

Posted by ブクログ

戦時中のモノクロ写真を、AIを使ってカラー化した写真集『時をかける色彩』
この本を巡る4つの連作


戦争はいつだってモノクロだと、この本を読んで改めて気が付いた。
戦争体験者の話を聞く機会がほとんどなくなった私達は、当時の写真や映像を見ても、心のどこかで「昔のこと」と遠い存在に感じていたのかもしれない。
しかし色のついた写真となれば、不思議と身近なものに思えてくる。

登場人物のひとり、女子中学生・紫帆の言葉。
『モノクロ写真に色がつくことで、自分が生きる世界と太平洋戦争の時代が繋がる。
教科書で学んだ歴史ではなく、自分が当たり前に持つ「昨日」を積み重ねた先にある過去の出来事として、戦争を見る。』

うん、その通りだ
昨日、昨日、昨日………

自分なんか、戦争を語れる立場にいない。
実際の戦争を、何も知らないのだから……
今を生きる私達はそう思うかも知れない。
しかし「僕達は他人を想うことができる」
と、この本が教えてくれた。

こちらも登場人物のひとり、日本人とアメリカ人のハーフの男子高校生・レオの言葉。
『アメリカは、9.11が起きてからずっとアフガニスタンと戦争してた…いや、僕の感覚だと、まだ戦争してる。ロシアのウクライナ侵攻だって他人事って感じがしないし。戦争は僕が生まれてからも普通に起こってて、いつどんな形で巻き込まれるかわからないって感覚がある。』

そして著者のインタビュー記事に、
『今まで「戦後」だと思って生きてきたこの時代は「戦前」だったのかもしれない』とある。
ちょうどロシアによるウクライナ侵攻が始まった頃のことだ。

そうか、今は戦前かもしれないんだ。
そう思うと、なんだかゾクッとした。




先日「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を読み、もう一冊読みやすい戦争の本をと思い、本書を手に取りました。
(さてさてさんのレビューが心に残っていました)

令和を生きる私達にぴったりの作品だと思います!

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

時をかける色彩。戦時中のモノクロ写真をAIでカラー化した写真集から、広島を舞台にしていくつかの物語が進行していく。
実際に戦争を経験した人がいなくなってしまう事態が目前となり、戦争は歴史の事実となろうとしている。世界のどこかで戦争で命を落としている人がいる現実。
綺麗事でなく、僕たちは戦争をどう捉えていけば良いのか。
考えさせられる一冊。

0
2023年10月30日

Posted by ブクログ

第二次世界大戦、太平洋戦争というものがどんどん遠ざかっていきます。
子供の頃も既に遠い出来事でしたが浅草に行くと傷痍軍人が居たり、おじいさんは大体戦争に行った事ある人だったし、おばあちゃんと言えば戦争体験者であることが当たりまえでした。
ナチスドイツの酷さを色々な映画や本で見ながらも、日本も同盟国であった事はどこか遠い出来事のようだし、被爆国でありながら日本人の多くはアメリカに悪感情は持っていないと思います。僕もその一人。
自分たちが知っている、学んできた事と同じ時間軸で、他方では違った歴史が積みあがっている事実。そんな当たり前の事が思い浮かばないのが人間の愚かしい所だと思います。

被害者の道理、加害者の道理。被害者が加害者に変わる事、加害者が被害者になる事。知っていながら目をつぶる事、被害者を置き去りに罪だけを追求する事。悲しんでいる事を続ける事を暗に求められ続ける事。よろこびを見つける事で悲しみを忘れていると非難される事。
青春小説の形を取っていますが、そういううしろめたさを感じながら、皆知らなければいけないし、知るという事で過去未来の人々とつながっているという事を感じて欲しいというメッセージに感じられました。

0
2023年05月25日

Posted by ブクログ

どの話も良かったけれど、第二話と第四話が特に好きかも。
きれいごとじゃなくて本音で話せる人がいるって素敵なことだと思う。
そして、登場人物がちゃんと別のストーリーでも生きてるのが何となくほっこりする。

0
2023年02月12日

Posted by ブクログ

戦争の実体験がない世代が戦争を語り継ぐには?という命題に挑戦した作者の一つの回答。

登場人物の日常、人生と絡めることで通り一遍とならなくしたのは、作者の力量であり、テーマに向かう姿勢の賜だろうし、答えも結局そこにあるのだと思う。

0
2022年12月20日

Posted by ブクログ

 一冊の本をもとに,それぞれの登場人物が,戦争について,どう考え,どう行動するかを考える連作小説。

 第一話「きみがホロコーストを知った日へ」
 第二話「戦略的保健室登校同盟」
 第三話「平和教育の落ちこぼれ」
 第四話「Remember」

 作中作の『時をかける色彩』という,戦前戦時中のモノクロ写真をAIでカラー化するプロジェクトが組まれ,それを写真集化したものが出版された。
 第一話では,主にカリスマ書店員の,第二話では保健室登校をする女子中学生二人の,第三話では広島出身のテレビディレクターの,第四話では日本の高校に転入してきた,アメリカ人と日本人のミックスの高校生の,それぞれの視点と立場で,戦争について模索していく小説。

 ◇

 様々な立場の人物を,それぞれの物語の主人公に据えて展開していく話は,額賀さんの作品には多いが,よくもまあこれだけ多視点で……と驚かされる。
 おためごかしのように「戦争はするべきではない」「戦争の悲惨さを次世代に伝えねばならない」というだけではなく,それぞれの人物が戦争についてどう悩み,真摯に向き合って考えたのかを,心情にそって読み進められる作品だった。

0
2022年12月03日

Posted by ブクログ

第二次世界大戦中の写真をAIを使ってカラー写真にした写真集、この写真集から様々な若者が繋がっていく。
日本が戦争していたことなど遠い昔のこととして捉えているであろう若者たち。
そんな若者たちに読んでほしい1冊だ。
モノクロでみている戦前の写真だからか、昭和の前半は暗い時代として捉えてしまっている。しかし、この時代だってちゃんと色があって笑顔ももちろんあったのだ。だからって平和ではなかったけど、人々は懸命に生きていたんだと改めて認識した。
歴史、特に国と国との争いの歴史はそれぞれの国によって見方は変わる。そのことをきちんと認識することが一番大切なのではないかと思う。
そして一方に偏ることのない理解ができる人間にならなければならないと思う。中々難しいけれど。

東日本大震災、LGBT、人種差別等々、様々な現在の問題も盛り込まれていて内容は盛り沢山だ。
だからこそ若者にも、そして色んな世代に読んでほしい。

0
2022年11月27日

Posted by ブクログ

戦時中のモノクロの写真をカラー化した「時をかける色彩」この写真集から繋がっていく物語。

戦争を若い世代たちは、どのように捉えてどんな気持ちで語るのか…とても興味があった。

セクシャルマイノリティの書店員
保健室登校の女子中学生
家族にコンプレックスを持つテレビマン
アメリカから来た高校生と福島から来た高校生

それぞれが語ることに戦争を知らなくても今すべきことを考えることはできる。
だからありのままに80年前の戦時下を生きた人々を、地球の裏側で苦しむ人々を想えばいい。

0
2022年11月26日

Posted by ブクログ

モノクロをAIでカラーにした写真集に関わる連作短編集。
歴史上の過去の出来事が、自分事として捉えられた時、何かが変わり始めるのだと思う。
戦争のこと、まだまだ知らないことも多いと気付かされた。

0
2022年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 若いから、知らないから綺麗事で済ませて良いのか?

 第二次世界大戦中のモノクロ写真をカラーにした本を中心に、それぞれの人達の視点からの戦争への想いを綴ったオムニバス短編集。

 色々刺さりましたが、一番はラストの「remember」。
 
 アメリカと日本のミックスの少年・レオ。親の仕事の都合で日本の高校へ編入したが、日本人は自己主張しすぎるのを嫌うから、おバカなフリをするってのは何となく解る気がしました。そして、原爆についてのアメリカと日本の解釈の違い。歴史はそれぞれの国の視点で大きく変わるってのも痛感させられました。

 クラスメイトから浮いていた桜太は福島の原発によって移住した一人。その話もとても刺さるものがありました。

 読み終えた後、ふと考えてしまう、そんな一冊でした。

0
2022年09月15日

Posted by ブクログ

 日本で「戦争」と言えば、「太平洋戦争」をイメージする方が多いかもしれません。太平洋戦争は今からちょうど80年前まで続いていました。もうその当時を生きた人たちは随分少なくなりました。戦後を生きてきた私たちは戦争のことをわかっているふりして生きてきましたが、どれだけわかっているのだろうか?
 この作品は、「戦争は二度とやってはいけない」とか「次の世代に伝えていかないといけない」ということだけでなく、もっと自分達で調べて考えようよということなんだと感じました。ただ、4つの章が私の中ではうまく繋がらずちょっと残念でした。
 太平洋戦争が終わって80年経過した現在も、ロシアがウクライナを、イスラエルがガザ地区を攻撃しています。ロシアやイスラエルの国民は本当に戦争を支持しているのかどうか本音を聞きたいです。原爆被爆国の日本はもっと強い態度で一刻も早く戦争を終わらせるように努力すべきと思います。そんな政権なら喜んで支持します!

0
2025年09月20日

Posted by ブクログ

戦争をテーマにした短編集。なるほど。
広島の人は小さい頃から平和教育を受けている、というのはなんとなくそうかなと思ってた。
けど毎年8月6日は登校日(夏休み中なのに!)とは知らなかった。

0
2025年09月03日

Posted by ブクログ

戦争が題材の短編小説

作中の黒瀬さんのPOPが響く…!

綺麗事だけじゃない
戦争というものへの向き合い方/捉え方が
心の残った

0
2025年04月10日

Posted by ブクログ

白黒でしか見たことのない戦争の記録。
それをカラーにした本が発売になる。
その本の帯を書く若い書店員、広島出身の編集者、その本を題材に課題を書く中学生、文化祭の展示にそれを使う事になったクラスに転校してきたアメリカミックスの高校生。
彼らが、カラーになってより鮮明になった戦争の記録とどのように向き合うのか、何を思い未来に向かうのか、戦争のエピソードの入った若者たちの話。

ほんわかとしたストーリーの中に、戦争という重い題材が入り、一人一人の背景や考え方をじっくり読み解くような感じだった。
戦争の内容はあまり多く無く、正直ちょっと肩透かしというか、もう少し突っ込んだ内容だと良かったかなぁと思う。
差別や偏見の話も、もう少しグサッと刺さる何かが欲しかったかな。

とはいえ、読んで良かった本。
子供達と戦争について話す良いきっかけになりそうな本だった。

0
2024年04月22日

Posted by ブクログ

戦争や震災をテーマにした4話収録の連作短編集。

AIの技術で戦時中のモノクロ写真をカラー化した写真集『時をかける色彩』が全話に共通して描かれる。

以前、白黒写真をカラーにする内容のテレビ番組を視聴した。
家族の方々が、当時の出来事をより鮮明に思い出し涙されていたのが印象に残っている。

1945年の終戦から77年の月日が流れ、戦争を体験した世代が減少して来た現在、こういった技術で戦争のリアルを若い世代へ繋げていく事に意味を感じる。

本作を通し自分が未だ知らなかった数々の真実に触れ何よりも「知る事」の大切さを痛感した。

0
2023年02月18日

Posted by ブクログ

私もペラペラな言葉しか言えない。戦争は二度としてはいけないのだと。それでも今ならばまだ戦争経験者から話を聞くチャンスはあるのだ。ならばそのバトンを受け取って次に渡すぐらいしか出来なくてもするべきじゃないかな。これを読みながら祖父から戦争の話をもっと聞けばよかったと後悔した。

0
2022年12月05日

Posted by ブクログ

戦争はしてはいけないと口を揃えて言われているが、実際は今ウクライナで起こっている。
その状況を見て日本がまた戦争をするのではないかと不安になるが、この本はあらためて戦争をしてはいけないということを伝えてくれていると思う。
全ての人が戦争の悲惨さを再認識すべき。

最後のお話はアメリカ人の高校生が出てくる。
日本人からすると、原爆を落とした悪者となっているが、実際は日本人からアメリカに攻撃をしていることを知らない人が多い。この本はそんな事実も教えてくれる。

0
2022年11月16日

Posted by ブクログ

戦争に関する連作短編集4つ。
①ホロコーストではユダヤ人だけではなく、
同性愛者も迫害の対象だったことを知り、
昔から自分と同じ人がたくさんいたことを知り安心するという会話のところが印象的。
2人は同棲しているけれど、看護師をしているから、いつもすれ違い。
でも気配を感じることができるから、いいという。
②保健室登校するのは、弱くてダメな子という感じで嫌だったけど、
紫帆ちゃんの戦略的保健室登校は、強くていい。
他の2編もいつもの額賀さんとはちょっと違うテイストで良かった。
戦争について考えることができる本。

0
2022年09月12日

「小説」ランキング