ものごころ

ものごころ

2,200円 (税込)

11pt

4.5

子供の世界へダイブする、カラフルな短篇集

植物や花、虫やさまざまな生き物が乱舞する、色鮮やかで心躍る「子供の世界」へ!

二人の少年が川原で拾った、怪我をした犬の命運は。(「心臓」)
子供が飲み込んでしまったスモモの種はいつ出てくるのか。(「種」)

「穴」で芥川賞を受賞して以来、独自の小説世界を築いてきた小山田浩子さん。近年では海外に招かれる機会も多く、「日本発のマジックリアリズム」の旗手として注目を集める著者が、言葉の奔流のような文体と、顕微鏡をのぞきこむような高精細な描写で「子供の世界」に挑む9篇。

子供の世界へ身体ごとダイブし、子供が見るように世界を見る、唯一無二のカラフルな小説集。

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ものごころ のユーザーレビュー

4.5
Rated 4.5 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    お母さんの存在感、半端ないです。
    子供がスモモの種を飲んじゃった話で、心配してたまでは普通だったのに。

    そうする?!!

    0
    2025年03月11日

    Posted by ブクログ

    帯には子供の世界と書いてあるけど、違う。子供と大人の境目のような。前作の最近では、隠れていたものが、よく見えて来た。好きなのはおおしめり。現実と夢が行ったり来たりする。心臓は、入試に出して欲しい。メタ入試か。ラストホントに感動した。

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    息も継がせぬ文体に気圧される。句点一切なしの『おおしめり』は頁一面余白なし。カギ括弧や改行も省略。くどさを感じつつも、読み難くないのが不思議。『心臓』と後日譚の『ものごころごろ』が良かった。

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    「最近」に続くコロナ禍の生活を細かく描写している。小山田文学の真骨頂。改行がなく油断すると思考の主体が入れ替わっているので混乱することもあるが、視点、思考、時間、場所が自由に浮遊する感覚は、慣れると心地よい。

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    著者初読み。

    9編の短編集。
    といっても、どれも独特で濃厚な物語である。

    「心臓」と「ものごころ」は連作になっていて、幼少期の微妙な友達との機微が自分事として伝わってきた。

    子どもの頃の記憶をたどるとこんな世界だったのだと、代弁してくれているようでなんだかうれしいような、くすぐったいような気分

    0
    2025年03月02日

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