工場(新潮文庫)

工場(新潮文庫)

小説・文芸
605円 (税込)

3pt

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大河が南北を隔てる巨大工場は、ひとつの街に匹敵する規模をもち、環境に順応した固有動物さえ生息する。ここで牛山佳子は書類廃棄に励み、佳子の兄は雑多な書類に赤字を施し、古笛青年は屋上緑化に相応しいコケを探す。しかし、精励するほどに謎はきざす。この仕事はなぜ必要なのか……。緻密に描き出される職場に、夢想のような日常が浮かぶ表題作ほか2作。新潮新人賞、織田作之助賞受賞。(解説・金井美恵子)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    工場(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    585568
  • 電子版発売日
    :
    2019年02月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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工場(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    街のすべてが工場で
    成り立っているような
    巨大な工場がある
    そこで働くことは誇らしい
    ことらしい
    いったいなんの工場なのか?
    自分の仕事は
    なんのためにあるのか
    はたして必要なのか?

    それぞれが疑問に思いながら
    毎日過ごす

    工場特有の鳥がいる
    工場特有の動物がいる
    工場特有のトカゲがいる
    謎は深まるばかり
    小学生の書いた研究論文が
    校正に回されてくる
    そしてそれは
    シュレッダーに回されるのだろうか
    きっとそうだろうな

    そして黒いウは‥
    いこぼれのむしを読んでから
    また工場を読むと
    なんだか
    はっ!とする言葉があったりする
    これは
    永遠に読むのを
    やめられないのかもしれない!

    何かを求めてはいけない
    そんな小説かもしれない

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ



    初めて読む作家さんの作品。
    収録されている3遍で、好みは
    いこぼれのむし>工場>>>ディスカス忌

    いこぼれのむしと工場は、この仕事意味あるの?という仕事をただ淡々と行うという点で少し似ている。いこぼれのむしのほうが人物の内面描写が多くて読みやすい(視点変化は多い)。
    工場は読みにくさとそれに伴う意識の分散も魅力のうちだと思った。
    同作者のほかの作品も読みたい。

    0
    2025年04月01日

    Posted by ブクログ

    ・工場:大きい組織に入ると全体がわかりづらくなるから、点でしかなく、どこにどう繋がるのかわからない。そして、必要な仕事かどうかもわからなくなる。が、人は順応してしまう。仕事とは?
    ・ディスカス忌:斉木は死んでええ
    ・いこぼれのむし:俺も奈良さんみたいだな。笑
    「私は何だかいろいろなことを考えすぎて動き始める前に諦めたり避けたりしていたのだろうな」俺じゃん。笑

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    とある工場に勤務しています。この小説は、いわゆる「工場あるある」のエピソードが数多く描かれており、大変興味深く読みました。ただ、「あるある」エピソードが続き、はっきりとした事件が起こらないため、途中から読むのが少しつらく感じられました。
    工場の固有生物をレポートする章も、2種類目までは面白く読めたのですが、3種類目に入ったあたりで少しお腹いっぱいになり、読むのを中断してしまいました。また、しばらく時間を置いてから再開したいと思います。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    「この工場何かがおかしい」という帯の煽り文に誘われて書店で購入。
    表題作「工場」はどこか異様な巨大すぎる「工場」と、そこで働くやはりどこか変な人々を描き、現代に対する皮肉・批判的な視点がある。
    とにかく文にあふれる皮肉や過剰さ、違和感が面白く、ストーリーの引きやキャラ萌えが無くとも、文字を読むこと自体が楽しい場合があると気づかせてくれた小説であった。
    この本を買って以来、同じような出会いを求めて書店を彷徨うようになったが、いまだに小説ではこれ以上のものには出会えていない。

    表題作以外では、「ディスカス忌」はユーモア控えめでさみしげ、「いこぼれのむし」は文章ににじむ悪意に胃もたれ気味だった。

    全体通して読んだあとに振り返ると、「工場」も、主人公の兄の恋人が嫌な感じだとかは余計のような気もしてくるが、そういうリアルな嫌さと、非現実的なスケールのどこかファンタジーらしい工場の描写がミスマッチに地続きであるところにポイントがあるのかもしれない?

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    まさに「ライトなカフカ」。
    今という時代で生きることの
    耐えられない違和感。
    久しぶりに「読みたくなる」新しい作家さんに
    出会えて嬉しい。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    読んでいる間ずっと不穏だった。
    私の生活の中に暗い雰囲気が入り"混む"。
    工場で勤務する普通の日常のはずなのに...。
    どこかおかしい。何が起きてるのか。
    何も起きていないのか。

    読み進める手が止まらない一冊。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    これは何のための仕事なのか、どこから来て何に繋がっている仕事なのか、そしてこの巨大工場は何を作っているのか。それらが分からない労働。目的や繋がりが分からない労働は働き手を無気力にし、探究心を奪う。

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    一歩外から見ると仕事とかその中での人間関係ってこんなに気色悪いものなんだけど、自分が働いている時にはあんまり気付けない。
    常々仕事なんかクソだと思いながら働いている私からするとかなり共感できる部分が多いけど、分からない人には全く刺さらないだろう。

    『工場』は労働と人間の関係が抽象的というか、引いた目線で表現されているのに対して、『いこぼれのむし』は労働によって無作為に集められた人間のどうしようもない相容れなさを近い視点で描く。正直かなりキツイ、同僚は家族だなんて言うやつは個人的にはぶん殴りたいと思う。どちらかと言うと私も職場から排斥される方だろう。

    三編ともに人間以外の生き物に存在感がある。物語に生々しさが出ていて、大体それは気色悪さにつながる。『ディスカス忌』は特にそれが強い。

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    個性的な文章 短編がいくつか入っているうちの、タイトルにもある「工場」は特に文章が個性的。改行しない長文なので、人によっては読みづらいかもしれないけれど、そこが独特な空気感を作っている。メッセージをきちんと受け止めきれているか自信がもてないところはあるけれど、個人的には読んで良かったと思う一冊だった。

    0
    2026年01月12日

工場(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    工場(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    585568
  • 電子版発売日
    :
    2019年02月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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