ノベルズ・エクスプレス作品一覧
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3.8島に生まれ、自分は漁師になると、まっしぐらに心に決めている中2の竜太。都会から転校してきた灯子は、竜太とぶつかりながら島を愛するようになっていく。灯子に惹かれる竜太だが、高校に進学すれば彼女は島を出て行ってしまう。そう考える内、自分の進路に迷いを抱くようになる。そんなとき、2人が世話になっていたベテラン漁師が海に出たまま行方不明となった――少年の気持ちをみずみずしく描き、命の問題を考える感動作。
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4.0神社がさびれて神様としての力が落ちた「キツネの神様」が、4年生の男の子、晴人を「ともの者」にして、お助け舟に乗って悩める人たちの夢の中におじゃまします! ――ちょっと胡散臭い感じの神様と晴人の絶妙なやりとりと、どこにつれて行かれるかわからない予想のつかない展開にわくわく! そして、温かい余韻が心に残るファンタジーです。岡田貴久子独特のかわいた文体が、不思議な浮遊感を味わわせてくれます。
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3.0トルコの美しい猫――2色の瞳を持つワン猫に会いたい! という口実で、教室から逃げるようにして、父親の赴任先のイスタンブルにやってきた5年生の 愛。日本人学校の友達と現地の子どもたちといっしょに、ワン猫をさがすことになって・・・。バックグラウンドの違う子どもたちが出会い、悩みをぶつけ、友情を結びながら1匹の猫をさがす中で、それぞれが新しい世界に目が開かれていく様子が鮮やかに描かれた感動の1冊!
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-大好きな水泳を「あること」がきっかけでやめてしまったすみれ。すみれとは正反対の、クラスで一番目立つグループにいる西原さん。ある日、道でうずくまっている西原さんを助けたことがきっかけで親しくなる。 「わたし、自分のからだから、にげたい」 実はふたりとも自分の「からだ」に悩みをかかえていて――。からだの変化にとまどう二人の少女を通して、第二次性徴の悩みによりそう物語。
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4.0第2回ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作品。織田信長・命!の中学2年生・ノブナガが転校した先は、家康の御膝元の三河。しかも、ひょんなことから入部することになってしまったロボットサッカー部には、イエヤスという名前の家康そっくりの男子がいて……。ロボットサッカー部の地区優勝をかけて、ノブナガとイエヤスは一丸となれるのか!? 戦国時代並みに熱い!? 青春部活ストーリー!
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4.3大好きな家族と大阪で暮らす小学三年生の笑生子。兄やんの出征が決まり、幸せな生活にも徐々に戦争の影が忍び寄ってきて……。 親子で読んで語り合ってほしい。戦争のこと、家族のこと、このさきの平和について。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「今日から、この小学校へ通うのか」。転校してきたばかりの学校。桜の花びらの舞う校庭で見たのは、ロケット花火! そう。すらりと背が高く手足の長い女の子のジャンプシュート。それはまさにロケット花火のよう。その姿にあこがれて、あすかはミニバスのクラブに入ったけれど…。 ジャンプシュートの高崎さんはクラブの中では孤立。「仲間って?」「友だちって?」持ち前の前向き精神がさわやかな読後感をもたらす物語です。
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3.7世界中から本が消えたら、どうする!? 「女王さま」という怪人物が世界中の人気シリーズを収集、新刊が出なくなるという事件が大発生!! 本が大好きな6年生のゆいは、女王さまと対決するために、ある世界へのりこんでいきますが・・・。本嫌いの荒太、頭脳派の現という友人たちもまきこんで、ゆいは世界を救えるのか!? 「天山の巫女ソニン」で人気の菅野雪虫がおくる、ドキドキする冒険ファンタジーです。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全国でも指折りの温泉地にある、箱根小学校。総合学習で「スパイ」をテーマにすることを先生に反対された6年2組のキト、あかり、モヨヨの3人は、裏総合学習として、ひそかに「スパイ的な考え方、ものの見方」の研究を始める。そんな時、訓練に最適な「ターゲット」が目の前に現れて……。スパイにあこがれる女の子三人組が、あやしいヘルパーさんと、うそつきおばばの謎を追う、抱腹絶倒のご近所ミステリー!
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3.5転入した学校も、同居を始めた祖母も、全て気に食わない美波。けれど、落語のネタにしようと祖母の言動を観察するうち、何かが変わり始めて・・・。不器用な少女が周囲との絆を育み居場所を見つけるまでの物語。ズッコケ文学賞受賞作家、待望の2作目!
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第6回ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作。審査委員長の那須正幹先生は「子どもの自主性や行動力を描いた作品に授与される本賞に応募作中で最もふさわしい」と選評で述べてらっしゃいます。 作品は、地元の小さな子ども合唱団「かんたーた」で歌う小学6年生のかのんを主人公にした物語。かのんの憧れはイタリアでオペラ歌手として活躍しているおじさん。しかし日本に戻ってきたおじさんに、かのんの憧れ心はみごとに破壊!
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4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 5年生の転校生、モカとモモ、そして4年生のカンタは、ぐうぜん出会ったその日から、児童館の掲示板にはる壁新聞「モモモ館」を作ることになった。取材やインタビュー、記事やコラムの執筆など、壁新聞作りに夢中になった3人は、思いがけない事件にかかわることになって・・・。子どもたちが初めて出会い本物の仲間となっていく喜び、仲間が同じ一生懸命さで一つのことに取り組む楽しさが、生き生きと伝わってきます!
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4.0父親の突然の転勤で、都会から田舎へ引っ越すことになった五年生の世夏。新しい家の周辺は、お店も家も少ないし、信号もほとんどなく、あるのは山、山、山ばかり。引っ越し当日、世夏は、散歩にでかける。すると空き地にいたふたりの男の子と出会う。勇気をだして声をかけた世夏――この偶然の出会いによって世夏の日常が変わる……。 田舎で迎えることになった”はじめての夏”。そこにはキセキが待っていた!
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 4年1組の森田保に、暴れん坊で有名な2組の倉橋省吾が声をかけてきた。保の家の近くの工事の資材置き場で、捨てネコを見つけたという。ないしょでネコを飼いはじめた二人は、ネコとすごすためにコンクリートパイプの中でひと晩のキャンプを決行する。それが高じて、保の兄の助けのもと、今度はカブトムシがとれる裏山に本格的な秘密基地をつくることに…。自分たちだけの秘密の小屋をつくりあげる、特別な夏休みの物語。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小5の夏休みの終わり、あかりの家におばあちゃんがやってきた。明るく楽しい大阪人で、仕事もばりばりやってきたおばあちゃんとの生活を楽しみにしていたあかりだが、脳梗塞の後遺症で変わってしまったのを目の当たりにし……。 老い・変化という現実をつきつけられる怒涛の日々のなか、あかりに芽生える初めての感情――家族って、なに? ぶつかりあう家族が、ほろにがくもあたたかな一歩をふみだす、希望の物語。
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4.3サッカーが得意なクラスの人気者、イラン人のアリと、絵ばかり描いていて、「ヘンな女子」といわれる直。そんな二人がお互いの心の秘密に触れ合い、ぶつかり合い、そして・・・? イランのスイカ、ヘンダワネのタネが結びつけた少年と少女の物語。
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4.1広島に住む小学校5年生のリョウタ。同居する祖父から、原爆で亡くなった祖父の兄ミノルの話を聞く。平和学習で資料館に行き、戦争は怖い、二度と繰り返してはいけないと思っていた一方、どこか遠い昔の出来事のようにも感じていた。しかし、祖父の話から興味を持ったリョウタは、亡き大おじミノルの足跡をたどろうと思う。 リョウタが憧れる女子バレー部のキャプテン、レイは共働きの両親にかわり育ててくれた曾祖母のことが好きだった。原爆で子どもをなくしている祖母は、時おり記憶がまだらになり、我が子を捜し始める。近所の子どもたちからも変人扱いされている曾祖母の姿を見るのは辛く、なんとか彼女を救いたいと思うレイだが――。 平和のために、今、私たちは何ができるのだろう――すべての人が幸せに生きられる世界へ、祈りをこめた物語。
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4.2けんか別れした友だちと未来で出会った。時間をさかのぼれるブレスレットの罠。魔女の屋敷にいたのは本当はだれ? ふとむこうがわの世界に行き、なにか変わって帰ってきた子どもたちの物語。
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3.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平凡な自分にモヤモヤとした気持ちを抱えていた中学2年生のひとみは、交通事故に遭い、気づいた時にはクラス1の美少女で人気者のしずかになっていた。そしてしずかはクラス1の嫌われ者押川さんに、押川さんはひとみになっていて……。接点がなかったクラスメイト3名が入れ替わることで、他人の苦労や葛藤を知り、相手も自分も“ありのまま”を肯定できるようになる物語。第12回ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作!
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5.0「正しくあるのは難しい。だから仲間が必要なんだ」 まっしぐらなややの思いが、仲間をチームを変えていく。爽快青春小説! 國竹ややは中学一年生。「正しく強い剣道」を求め、剣道部を立ち上げることに。けれど小学生の頃の仲間はそれぞれに問題を抱えていて…。 次々ふりかかる難問に、ややは持ち前の行動力で立ちむかう! 目標にむかって突き進むパワーをくれる、第11回ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作。
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4.1ぼくたちがめがねを割ったせいで、けがをした江本。病院にあやまりにいったぼくに、江本はいった。 「きみたちは、うまく先生をだましたつもりでも、ぼくはそんなことで引きさがるつもりはないからね。必ずリベンジするよ」 その日から、ぼくと江本の奇妙な関係がはじまり、少しずつ、ぼくは江本のことがわかりはじめた──。新学期、みんなの前に立った江本が言った言葉とは? 気まずいできごとではじまった、二人の長い時間。仕返しよりも大事なことってなんだろう。 少し変わった友情の物語。
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3.73年生の時に転校してしまった親友のわかなが、6年になって戻ってきた。早紀はまた仲良くできると思ったのに、わかなに「あのころの自分とは違う。わたしと関わらないでほしい」と言われショックを受ける。しかしある日、わかなの母が倒れ、わかなは早紀に助けを求める。すっかり貧しく変わっていたわかなの家の様子を、つい見まわしてしまった早紀に、わかなは傷つく。友だちとは何か? 迷いながら助け合う女の子たちの物語。
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4.0女の子らしくしろと口うるさい祖父に反感を覚える瑠美奈は、ある日、クラスメイトの詩音が坊主頭で登校してきたことに衝撃を受ける。詩音は転校生で孤立していたのに、ますます浮いてしまう。実は詩音が坊主にしたのは、高校生の姉が時代錯誤な校則に抗議するために坊主にし、周囲から理解されないでいるのを助けたかったためだった。それを知った瑠美奈は、なんとかそんな詩音を助けたいと思うようになり…。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 泳げないミヒロは、6年生になっても苦手なことからは逃げてばかり。 転校生の本間リサは、ツンとすましていてだれとも仲良くなろうとしない。プールはいつも見学。でもある日、ミヒロは、リサの秘密を知ってしまった。 仲良くなりたいと思うのに、話しかけてもリサは冷たいまま。小学校最後の夏休み、ミヒロは、苦手なリサを克服することに決めた──。 二人の女の子の、友情と成長の物語。