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明野神社の狛犬には、彫った石工の魂が宿っていた。狛犬の「あ」には親方、「うん」には弟子の佐助の魂が――。彼らはしょっちゅう話をしながら神社を見守っていたが、佐助は参拝客で大工見習いの耕平のことが気になってしょうがなかった。迷子になった飼い犬をさがしだしたいと願う耕平のために、佐助がやったこととは!? 150年まえの石工の魂を宿した狛犬たちと現代の人々が織りなす心躍るファンタジー。
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Posted by ブクログ
伊藤遊さんで作者買いでした。挿絵が岡本順さんでますます嬉しい♪
狛犬のバディものなんて、発想が奇抜すぎてさすがです。
ただ狛犬だけに、かなり動きが制限されてしまう(なにせ石なので…)のが、お話のつくりとして不利だった気がします。
作者の伊藤遊さんは『鬼の橋』や『えんの松原』でとても濃厚で面白い平安物を書いていらっしゃったので、その時のような濃いワクワクを期待していました。
本作は、それに比べるともう少し気軽に読める感じだと思います。
口が悪い親方だけど、本当はとても弟子思いで情の厚い人(狛犬?)だと伝わってくるところが好きです。生前の親方と佐助の物語も読んでみたいな。
Posted by ブクログ
昔の石工の魂がこもっている狛犬たちと近所の人々との、不思議で心温まるファンタジー。
狛犬の作者である「親方」と「佐助」は死んだ後、狛犬の阿と吽にそれぞれ魂を残し、現代まで残っています。
情けなくて親方に怒られてばかりの佐助の元に、愛犬がいなくなってしまった青年が訪れるようになり、彼に親しみを感じるようになった佐助は、色々な策を練って青年を愛犬の元へ導いていきます。
伊藤遊さん作ということで飛びついて読みましたが、この表紙では子ども受けはしないだろうなと思います。
『鬼の橋』『えんの松原』のような重いファンタジーではなく、さらっと読めて、心が温まる優しいファンタジーでした。
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